酔って候(酔候日記）

■みんな集合だよ！

　宇都宮の夜がとっぷりと暮れ、づかごんも千鳥足でホテルへ戻った・・・（らしい）

　「みんな集合だよ！」って誰かが言ってる。

　「えっ？何だろう」と、づかごんは部屋のドアを開けて外へ・・・

　かすむ視線の先に廊下とずらっと並ぶえんじ色のドア・・・

　「あれっ」

　「みんなどこへ行ったのかな？」

　そこいらじゅうのドアを片っ端からがちゃ、がちゃ・・・でも開かない

　振り向いて自分の部屋を探す。ドアのノブに手をかけたが、開かない

　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　そこで我に返ったといいますか、目が覚めたといいますか(笑）

　午前３時半、廊下に裸足でパンツとシャツだけの寝ぼけた熊が立っていました

　寝ぼけてドアを開け、外に出てしまったようです

　ドアはオートロックですから、その後の状況は推して知るべしです。

　裸足のパンツとシャツのおじさんは、エレベータに乗り、１階のフロントへ

　間が悪いことにフロントは夜中なのに女の子。

　「あの～寝ぼけて部屋の鍵を持たずに外に出てしまいました・・・・」

　こういうことは往々にしてあるんでしょうかね。

　フロントの女の子はてきぱきとスペアキーを取り出し、

　「これしかありあせんので、お気を付けて」

　いやはや情けない宇都宮の夜の裏話でした