アメリカ在住日本人妻

昨日、次の引越し先の家のレンタル契約をした。
（昨日といってもこちらはまだ土曜日）
今借りている家は大家が売りに出すようで、今月末迄に引越しをしなけらばならないのだ。

家賃は＄９５０/月。３ベッドルーム、２バスルーム、２ガレージ。
絨毯がとてもきれいだった。
子供も生まれる予定だし、やはり日本で靴を脱いで生活していた私は絨毯を気にしてしまう。
こちらに住む日本人の友達の家も、小さな子供がいるせいか、アメリカ人の旦那にも靴を脱いでもらって生活している。　うちもそうしようと思っている。

契約が済んだ昨日、早速ペンシルバニアからトレーラに積んで運んできた家具や荷物をその家に降ろしに行った。
このトレーラーはレンタル（＄５５０/５Ｄay)なので今週返却しなければならない。
今回このトレーラーを借りて荷物を持ってきたが、「もう一台の車を運ぶ」か「荷物を運ぶ」か主人は真剣に悩んでいた。

主人は２人乗りのオープンカーを持っている。
自分でビジネスを創めたときに、初めて買った新車だ。とても大切にしている。
ペンシルバニアは長い冬があるので春～秋までしか乗れないが、フロリダでは１年中乗れる。今回これをどうしてもフロリダへ持ってきたかったようだ。

車を牽引する荷台をレンタルすると＄６００。
プロフェッショナルに頼んで運んでもらうと＄８００。

私は主人が、「もう一台の車を運ぶ」か「荷物を運ぶ」かで悩んでいたと思っていたが、どうやら荷物のことは最初から彼の頭にはなく、自分の車を運ぶことしか考えていなかったようだ。
何を悩んでいるのか聞くと「＄６００Expensive（高い） ＄８００MoreExpensive！！」と言う。 たったこの２００ドルの差に悩んでいたのだ・・・。

「重たい車を神経を使ってフロリダまで２日間かけて運ぶなら、プロフェッショナルに頼んで運んでもらったほうが安全で確実でしょう！２００ドルはギャランティ（保証）だよ！自分でこすったり、ぶつけられたらどうするの？？」

真剣に悩む必要がどこにあるのか？彼は４日間も悩んでいた。
生活用品の方が優先だろう！
私は彼のチープ（ケチ）さに呆れてしまった・・・。

この主人が今日、自分の仕事の荷物を契約した家に運んでいた。
この家はまだ電気がない。２７日くらいには電気が使えるそうだ。
日本のように電力会社に頼んだら翌日に電気が使えるような便利さはこの国にはない・・・。　家の修理やら何やら頼んでも必ず１、２週間時間がかかる。
頼んだお客は待つしかないのだ。

主人がものすごい剣幕で帰ってきた。
「どうしたの？」と聞いても、怒りで聞こえていない。
いつか頭の血管が切れて半身不随になるんじゃないかと本気で心配になる。

「Samebody　Stole　Air　Conditioner」（だれかがエアコンを盗んだ！）

近所の人の通報で警察が来ていたそうです。
この国のエアコンは、企業の冷暖房のように全室、トイレまで利く。
日本のように１室に１台ではないので、ほとんどの家の庭とガレージなどの中に設置されている。
なんと、外とガレージの中に設置されている機器がそっくり盗まれた。

ちょうどタイミングよく探偵業の友達が来たので、主人の怒りを静めてもらった。
彼に「よくあることなの？」と聞くと
「めったにない。初めてだ。バカなティーンエイジャーの仕業だろう」と言った。

すぐ近くの家は２軒とも売りに出されているし、１年以上売れていない家はたくさんある。どうしてこんなにタイミングよく、うちが契約した家のを盗むのか・・・
どうしてうちはこんなにいろいろなことが起きるのか？と不思議でならない。

友達いわく、
「フロリダには３日間ルールというものがあるから、昨日契約が済んだとしてもこちらに問題はない。大家は保険に入っているし、新しいエアコンを買ってもらえばいいじゃないか！新しいのが使えるから良かったな！」と平然と言う。

主人は「自分で買わなくても大丈夫だ」と言われて、段々正気に戻った。

私は昨日降ろした自分達の荷物も何か盗まれているのではないかと気になったが、主人は違った・・・。
盗んだバカなやつのために自分でエアコンを買わなければならない、と思いそのことで怒っていたのだ・・・。

ところでうちの荷物は大丈夫なの？？？
その友達と主人とで確認しに行ってもらった。

荷物は大丈夫でしたご心配いただいた方ありがとうございます。
どうやら契約前には盗まれていたようです。
私の記憶では、昨日荷物を降ろしに行ったときガレージの中は少し散らかっていました。そのごみを私は拾い集めていました。
どうやらそれがエアコンの部品のようです。

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