カテゴリ:「ええっ!?」と思うこと
昨日、ペンシルバニアからフロリダへ戻ってきた。
ペンシルバニアの家の家具や荷物をトレーラーに積んで2日間かけて移動した。 ![]() 日本車はアメリカ人にとても人気だ。 うちの主人は特にトヨタ自動車が大好きだ。4台とも日本車、うち3台はトヨタだ。 (日本のようにバカ高い維持費はこちらではかからない。車検も14ドルくらい、駐車場がなくても路上駐車でOKなのだ) 主人の周りの友達も「トヨタNO,1!」と絶賛し、トヨタに乗っている。 主人の親友(Mr.アメリカ)も今月、ホンダを購入したのにはとても驚いた。 彼はGMCとフォードにしか乗らなかった。 彼は日本車を「ライスクッカー」(炊飯器)と呼んでいた。(こちらのスラング(俗語)) GMCとフォードは毎回修理しても、どこかが故障するのでいい加減嫌になったそうだ。 「ホンダはすごい車だぞ!」と今は主人に自慢している。 この大きなトラック(トヨタ タンドラ)は、 「2005年12月末までに6000パウンド以上牽引できる大型車を購入すれば、購入金額分は税金申告から免除になる」というブッシュ政策にのせられて、年末に駆け込みで購入した車だ。 アメリカでは「トラックを持っている」というのは男の人にとって一種の ![]() わざわざ更に大きなタイヤに付け替え、ただでさえ大きなトラックを更に大きくして走っている人間も多い。 トラックのテレビCMは多く、新車のトラックやSUVに乗っている人を多く見かけた。 主人のように大型車を購入した人間は多かったのだと私は思った。 しかしその後、ガソリン代はさらに高騰し、価格は約2倍以上になり家計を圧迫しているというニュースは毎日流れた。 もちろん、大型トラックやSUVは売れないのでディスカウントのCMが流れ始めた。 「ブッシュにやられたー!」と悔やんだ人間も多くいたのではないのか?! 主人は悔やんでいた。 ![]() この移動はうちのネコ3匹も一緒。 ホテルへ「ネコ3匹」と電話予約で聞くと、「だめです」や「1匹につき15ドル」というところもあった。(どこのホテルもペットルームは何室か用意されているようだ。いちいち何匹か調べなかった) バージニアで泊まったホテルは2階部分が全室ペット専用ルームのようで、廊下で大きな犬を連れている人達が楽しそうにペット自慢をしていた。 バージニア州を通過しているとき、主人とVirginia Techで起きた悲惨な事件の話題になった。(クリックし直すと写真が変わるようです) うちの主人はテレビは見ない。情報入手はすべてインターネットだ。 (私はこの国のTVやインターネットの情報は偏りすぎているのであまり信用していない) 主人いわく、 1年前同じバージニア州の法律学校で、銃を持った人間が侵入し乱射したようだ。護身用に銃を所持していた学生がそいつを撃ったので今回のような大惨事にならなかったそうだ。 私は毎日テレビニュースを見ているがそんな事件は覚えていない。 「このような件をメディアが公に報道すれば、銃を持って学校へ登校するのが良いことのようになるから報道されていない」と言う。 「それもそうだ・・・」と思った。 ニュースでもやっていたが、この国で銃を所持して登校する学生は6%くらいいるらしい。 この大学でも校内への銃の持込を禁止した新しいルールを作ったばかりのようだ。 もし、自分の子供が大学に通い、このような惨事に巻き込まれたらどうすればいいのだろう・・。と毎年起きるこのような事件にいつも不安に思う。 月曜日の朝に事件が起こったのに、夜中になっても被害者の名前公表はなかった。 「このニュースを見た親はどのように情報を確認しているのか?」 そんなことを主人の母親と話しながらニュースを見ていた。 州立大学はものすごい広さだ。 ペンシルバニアの州立大学に遊びに行ったことがあるが、学校全体が町のようだった。 校内に学生寮、ホテル、ゴルフ場、ベースボールスタジアム、フットボールスタジアム、陸上、水泳競技場・・・発電所まである。 すべて見学することなど不可能だった。広すぎてすべて見渡すこともできない。 道路と同じように道路標識も学校内に設置され車が走ってる。歩道橋もあった。 大学に「通う」ではなく「暮らしている」という表現の方が当てはまる。 「朝7時に学生寮で2人殺害され、その後犯行9時までの2時間にどうして学校を閉鎖しなかったのか?警察はどうして獲れえられなかったのか?」との質問に、 学校長が「学校といっても町と同じで・・2万人以上の学生が・・」と答えていたのに思わずうなずけた。 「今回の件でも学校という無防備な場所で無抵抗な若い学生が簡単に殺されてしまった。ハンドガンの弾は10発だ。マシンガンだったら30人どころじゃない死者数だよ。学校内に警察がいても学生を守る事などできないのだから、銃を所持して学校に通えばいい。」 と主人は言う。 「うーん・・・でも、そうじゃないんだよな・・」 ![]() 私は自分の子供に銃を所持させて学校へ通わせなければならない、そんなことも考えなければならないこの国での生活に疲れをおぼえる・・。 ![]() フロリダに着いた。 ![]() 空の色は青く、気温も高い!ハイビスカスなど南洋植物がたくさん生えている。 北から南へ移動しただけでこんなにも違うなんて!なんてでデカイ国なんだと思った。 「タンドラを買って正解だった!こんなに大きなトレーラーを引っ張ってもドライブも静かで疲れないし、どこでも移動できるよ!ねっ!?そうだろう!」 「そうだねー!いい車よねー ![]() 主人は約10年前、ペンシルバニアからフロリダまで「ストップ!ドラッグ」キャンペーンのため警察の先導を受けて、1人で自転車で横断したことがある。 長時間ドライブして疲れているにもかかわらず、大好きな自転車に乗ったら、水を得た魚のように、元気になっていた。 さあ、来週の我が家の予定は引越しだ! ワンクリック、どうぞよろしくお願いします。 ↓ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 9, 2007 02:59:25 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|