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カテゴリ:無題
今年の初ブログはコネタから。
ワインに限らずですが、ホームページなどを眺めていたりするとに、よく「なんでだろ?」と思うことがあります。どーしても知りたいと思ってがんがんググッたりしてはみるものの、やっぱりよくわかんないなあ・・・やーめたって事,よくありませんか? 掲示板に書いたりしてみるほどでもなく、かといって生産者に聞くのもフランス語が出来なきゃダメだし。なんて言ってほっといていた変な疑問の一つが先日ぷちぷちと私の中で再燃。 ・・・・と長い前置き・・・・ 先日、秋葉原の大型家電量販店のワインセラー売り場の前に飾ってあったのはワイン樽。 それも真ん中部分だけわざとらしくピンクに染まっていました。 「熟成庫に積まれている樽は真ん中の部分だけがピンク色に染まっている・・・」が気になって仕方なかった私は,この染まっている樽を見て「凄いホンモノのワイン樽だ」とぺたぺたと触ってみたりして(そんなわけないんですが) 、でもなんで、ピンクなんだ。真ん中だけ赤ワインが染みているのは何故なんだ。こぼれたワインが染みたのか?それにしても染み過ぎてはないか? 極めつけはコレ、まるで腹巻きでもしているかのような、塗ったとしか思えない鮮やかなピンク帯の樽。 ![]() という訳でボーヌで仕事をしている私の師匠に聞きました。 以下メールでの質疑応答。 私) ところで師匠、つかぬ事をおうかがいいたします。 樽の真ん中ってなんでピンクなんですか? 師匠) さて、ご質問の件・・そうですねぇ。個人的な見解ですが、 「汚れが目立たない様に、わざと先に色を塗っている」のでは ないかと思います。 添付の画像の様に、どうしても赤ワインの熟成に使用する樽は 口のある中央部が赤く染まってしまいます。 ![]() 見た目に美しくない・・だったら、最初から中央部だけ塗っちゃえ! という感じなのではないでしょうか。 セラーもぴしっと美しい、見た目重視のボルドー辺りはやっていそう ですね。農家のおっちゃんがやっているブルでは殆ど見かけません。 でも、一応回りの友人にも聞いてみますので、情報が入りましたら またメールします。 そして続いてのメール。 先ほどの件ですが、他の人にも聞いてみたところ、 ブルゴーニュでも結構やってるみたいです。 また、理由は先ほど書いたとおり「汚れが目立つ =なら最初から染めてしまえ!」ということでした。 樽熟期間中、定期的に「ウイヤージュ」しますが、 その時に一杯一杯に入れたワインが一部こぼれて しまうので、真ん中の表面にワインを塗った後、 ヤスリで磨いているそうです。 なので、樽会社ではこういう樽は作っていません。 てな感じで・・お答えになったでしょうか。(笑) ちなみに、↓では樽の製造過程をビデオで見ることが 出来ます。ご興味があればどうぞ。 http://www.tonnellerie-rousseau.com/france/video-tonnellerie-rousseau2.htm では! とのことでした。 ちなみに*ウィヤージュとは樽に詰めたワインの目減り分を補填する事です。 さてこれで解決。 みなさんもフランスでドメーヌ訪問の際是非、樽の真ん中を見てください。 もし綺麗にピンクだったら樽のオシャレ?!に気を使っているんですね 。 樽製造のビデオも面白いですよ。 ありがとうー 師匠!! グランヴァン マツザワヤ 橋爪 理麗 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.13 16:29:38
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