★守護神 『人が友のために命を…』 ☆彡
久々にケビン・コスナー。ああいった役ははまり役かも。見終わった時に、海猿(実は見てないのですが。娘は海猿2で号泣)からヒント得たのかなとか、TOP GUNを思い出すとかありましたが、映画見ている間は結構釘付けでしたおもしろかったです。映画と言うより、沿岸警備隊で働くレスキューについていろいろ考えさせられました。人を助けると言うことは、自分が死ぬ可能性のある危険なところにとびこむということなんだなと。嵐の海に飛び込むようなことをしなくても人を救うことができないのだろうかと考えました。人命救助ロボットが必要ですね。聖書の中に、『人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない』と言う言葉がありますが、その精神が年々世の中から失われているような気がする。自分だけよければいい、楽をして金をもうけられればいいと言う考えが広がっているように思うのは気のせいなのか・・・何より自分がそういう方向に流されていないか・・・ニューヨークの911のとき、沢山の警官や消防士が救助に行って亡くなりました。自殺しようとした女性を救おうとした人望厚いおまわりさんが意識不明の重態。一方で、医学部を志望する生徒に志望動機を書かせると、満足に書けない生徒が出てきていると言う。『何で医師になりたいのか分からない』『ある程度お金が稼げれば医師じゃなくてもいいとも思う』。負担が重い産科や小児科、脳神経外科などを避け、生死にかかわることが少ない眼科などの志望者が増えている現実。『10年後には脳梗塞や脳出血で倒れた人を送る病院がなくなる』(日本経済新聞 2月8日1面)医者でさえそうなら、レスキューや、警官、消防士は。効率的学習の弊害が深刻。ゲームの攻略本にしろ、受験にしろ情報をいかに取得して効率化するかが勝負みたいなところがある。日本の単なる詰め込み教育の弊害のような気がする。欧米(少なくともフランス)のように小さいときからじっくり『考える』ということを追及した学習、自分の意見をはっきり言うという学習が必要なのでは?映画見ながらいろいろ考えていたら、かなり疲れて眠かったのにまったく寝ないですんだ---★★★★☆ いろいろ考えさせてくれました