|
カテゴリ:カテゴリ未分類
イネつくりといえば みすみはんさく。
田植えから約60日が経過するころ、この時期は、身体づくりにおわ れていたイネの生長が、実をつくる生長に切り替えられていく時期 なんですよ。田植してひと月後の話しは こちら。 〔4月1日前後に田植したイネでは〕そんな季節のはじまりです。 そしてイネの生育の転換期を助けるのが、田んぼの水管理です。この 時期に、“ためっぱなし”であった田の水も、抜いてしっかり干すんです。 これを 「中干し」といいます。 このような管理をするのには、もちろん理由があります。 ■ 土中の有機物の分解に伴い発生する硫化水素やメタンガス を抜く ■ 遅れて発生しようとする、イネの生長〔分けつ〕をおさえる ■ イネミズゾウムシ・シャンボタニシなどの水棲害虫の駆除 ■ 田の表面を硬くしていくことで、来るべきイネ刈りをやりやすくなる といったところ。 そうそう、田んぼが見られる環境にお住まいで、田を見る機会がある ・・・といわれる方は、就農希望者でなくとも、ぜひぜひ田の水の有 無を観察されてください。面白いものですよ。 あ、そして タイトルの “みすみはんさく” さんです。 三角半作さん? 水見範作さん? じつはこの方、日本のイネつくりコンクールで、長年にわたって優勝 してこられた方なんです・・・なんていったら信用していただけるか もしれませんが〔無理か/笑〕、ほんとはイネつくりに関する格言です。 正確には 「水見半作」となります。これは 水の管理は、稲つくりの半分を占めるほど大切な作業である という意味なんですね。。頼りになるんですよね、みずみはんさく/笑。 土の栄養状態や病害虫のことばかり、あるいは大型機械での大規模 農業が注目されがちなイネつくりですが、じつは イネつくりには、田 んぼという生育環境をコントロールするための〔ある意味ローテクと もいえる〕水管理技術も必要不可欠です・・・ということですね。 中干しの時期の。田のライムグリーン色のなかにたたずむのは、 凄く気持ちがいいんです。そう、これすなわち アマガエル気分 ↓/笑。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」 のの お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.20 11:14:44
|