テーマ:『義経』(332)
カテゴリ:歴史関係
なんか……、歴史上の年表がおかしくないですか(^^;)?
N○Kさま。 とりあえず、舞台装置や小道具・大道具のちゃちさと、その他大勢の人間の厚みのなさには目をつぶるとして、始めから不思議に思っているのですが、時代の流れをあっちこっちにふり過ぎでは? 今回の放映で「承安二年」とテロップで出てましたけど、すでにこの年の二月には建礼門院徳子は中宮になってますけど。 「徳子は男嫌いか?」なんて、言っている場合じゃないですね。 入内してるんじゃないの??違う?? あれ?それとも、これは公卿補任の誤記?? …とか思うほど、とにかくなんだかミス連発ですわ。 ウチのリンク先の【Monsoon works】さまの所でもチェックされてましたけど、その頃配流されている時忠さんが都に呼び返されてたり(汗)してますしね。 まま、そういうツッコミは知らないふりしててもイイと言えば、イイのでしょう。 【その他のドラマツッコミ】 はい、一部で妙に気にかけられている「大膳大夫信成」さんですが、今回もご出演なさっておられるようでした。 しかし、それがどの御方なのか、さっぱり判別できませんでした。 もしかして、もしかして、もしかしたらあの「後白河御幸」にくっついて、お見舞いの品を差し出していたのが、かの人?? ありえない(^^;)。 いくら院の近臣であっても、ああいう席に同席する身分じゃなかろう。その上、病床の清盛の枕元に後白河、足のあたりに一門の方々が几帳も立てかけずに同席するなんて、ぶっとんだ事がありえたのでしょうか。しかもあの部屋、やたら狭い!! ありえないと思うんですけど、果てしなく(^^;)!! ドラマだからね。 それでいいんですね。 さて、気を取り直して今回はたくさんのサービスカットがありました(^^)♪ 半裸のやっとう修行のタッ★ー。 暗闇を駆け、土まみれになるタッ★ー。 蝶々を目で追うタッ★ー。 水干タッ★ー。 そして、上アングルからのまどろみ無防備タッ★ー。 そんな天使の姿を、八方から見通せる状態でさらしていて、誰かに襲われないかとドキドキしていたら、天狗(笑)に襲われてました(←示唆的)。しかも鼻を折っていた。 イイですなーーー!!! これでなくっちゃ。 ↑すでに、ドラマの内容なんてどうでもよくなってます!! 【ドラマ外ツッコミ】 前回から今回(仮に承安二年)までの月日の中で、公卿内にちょっくら面白い動きをしている御仁がおられます。 その名は藤原成親。 別当成親…六条顕季の末裔(孫にあたる)で、魔性の男としても有名です(←?)。 本来は『鹿ヶ谷の陰謀』でおなじみといった方がいいんですが、ウチらの仲間うちでは「美貌の男」で通ってます。 「大河ドラマとは全く関係ない義経論」ですから、掠るかどうか微妙なんですけど、ドラマで『鹿ヶ谷の陰謀』が取り上げられる場合は、キーマンですからね。押さえておきたい人物です。 さて、彼はこの頃朝堂を出たり入ったりしています。 つまり解官されたり、復帰したり。復帰したと思ったら、また解官。 結局は大納言まで昇り詰めるんですが、いかんせん「オレがオレが」状態だったらしく、最後は自慢の美貌のかけらもない、壮絶な亡くなり方をします(串刺し??)。 彼の出世の仕方は非常に謎なのですが、一応大納言という要職にあった身。 しかしどういうわけか、公卿のシンボルたる「公卿議定=陣定」に全く姿を現しておりません(現存史料より)。 なんだかね…、こういっちゃあ身も蓋もないけどね…、いかにもいかにも『後白河直結昇進』臭いですね。 公卿の要職にあり、かつ公卿議定(=陣定)にでていない人は他にも数名いるようなのですが、そのどなたもが『後白河直結昇進=お気に入り』っぽい雰囲気漂う方なんですよね。 それから、これも謎ですけど、平家の公卿達も公卿議定(=陣定)に例外を除いては出ていないラシイ。 このあたり、なんだか微妙なバランスをもって、朝堂方も一線をひいていたような気分がするのですが。 嗚呼、謎が謎呼ぶ院政期也。 100番目の日記でした。 すぐさま、読もう!! めちゃくちゃ面白い【Monsoon works】さまの『義経』感想日記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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