テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:囲碁
あいかわらずpは「倉橋さま対局写真」ばかり見ているので、今日はgがblogを書きたいと思います。
雨の土曜の昼下がり。上横手先生のセミナー「京都と源義経」へ。 普段、家庭の事情で土日は家にいることが多いg。出不精(デブ性)なので、ついついWebとか、昼寝ばっかりしている。 セミナーの後、この楽天blogでお知り合いになったpinceanaさんに教えていただいて、二人で某碁会所へ赴いた。 pinceanaさんとは初対面なのに、いつも楽天blogで交流しているので、まるで昔からのお友達のような気分。 とても親しみやすい、お話もしやすい気さくな方だったので、gもかなりリラックス。 初めての碁会所というのは緊張するもの。マンションの一室のようなその囲碁サロンで、とりあえず書類審査(?)と面接を。 席亭さん「何級ですか?」 g「以前は1年半くらい打っていました。段級位認定で一応初段という所までは行きましたが、13年ぶりなのでなにもかも、すっからかんに忘れています」 席亭さん「囲碁は自転車と同じで、離れていても完全に忘れるものではないので…5級ということにしましょうか」 席亭さんのご指導で、あっさり5級になってしまったけれど、正直言ってそこまでの力が戻っているようには思えなかった。以前のお教室でも実力は3~5級くらいだったので、 「6級……8級くらいで」 とか必死に食い下がったけれど、とりあえず5級とされて発進。 本当の事を言うと、pinceanaさんと互い先で打ってみて、自分がどれくらいの力なのか見てみたかった。 でも、席亭さんが対戦相手を見つけてくださったため、その方と対局。 お歳からしたら父と同じくらいの方で、gが三子置き黒番。 三子置きとなると、左上隅があいていて、そこをどんな打ち方をするかでだいたいのお相手の力量もわかる。 複雑な定石とか、ちょっとひねった形での紛れを求めた打ち方をされると、下手はどうしてもそれに乗ってしまいペースを崩す。 とりあえず白も星打ちだったので、小ゲイマにかかってみる。 いきなり一間に挟まれたので、だいぶ気持ちが楽になった。 こういうハサミの変化はあまり無いし、三三に入ってしまえば一本道だから、難しい局面に紛れさそうという意図がないのを確認。 思った通り、普通に四隅が打たれ、ある程度普通に受け、ヒラキのある場所では、以前あまり打たなかったコスミツケの攻めをやってみた。 そこでも変化はせず、お相手の方は普通に狭くヒラキ、中央へ飛ぶ形だった。 そこまで打って、一旦盤面を見直し、ちょっと考えつつ大場へ向かう。左下隅では生意気にも挟んで攻めにいってみた。 以前のお教室で、指導の先生から「置き碁の場合は攻めを勉強する場だから、ツブレてもいいから出来る限り戦ってみなさい」と言われたことを思い出したからだ。 三子局で、地合は当然黒が良い。 普通に受けて紛れのない布石だから、このまますらっと終われば黒圧勝という感じだ。だから無茶な攻め(こちらが大きく取られるような攻め方)はしない方がいいけれど、まあなんとか打てそうな気がしたので、それなりに打ってみた。 お相手の方の石も思い通り動き、すこし微妙な石の形になったところで、左上隅の三三のトビの間へ様子見を打たれた。 無難に受けても良かったが、それだと、左下隅の攻防が妖しくなる。紛れこそ下手の最大の弱点だし、攻めを実行しつづけるのではなく、攻めていた石を利用するような振りして、白地を減らすタイプに方向転換。小さく取らせても、左上隅の様子見を含めて、儲けの方が大きいと思ったからだ。 要所の大場を適当に先手で打て、紛れの少ない地の取り合いの碁になったので、どうやら目算もできるようになった。 一番嫌いな中盤の空中戦も、相手の方の見損じによって楽になり、堂々と中央へでて、オマケに地までつく状態。 後は大ヨセと、切れてしまうことのないようにという連絡を考えて打つ。 結局、30目ほど勝たせていただいた。 途中見ておられた席亭さんや、ギャラリーさんから「強いね」とか「筋が良い」と声をかけられたりして、ちょっと緊張。 ホントは黙って打っていたかったけど、とりあえず「筋が良い」と言われるのは気分が悪いわけでもないし、局面は決まっていたので、ちょっとだけお話をする。 それにしても、やっぱり忘れていることが多い。 四間ビラキ(三線と四線)のどこへ、打ち込みするのがよかったのか。それともケシの方が良いのかという事が、判断できなかったし。 アテの方向とか、まだまだ忘れていて、きっかけを失ってしまい上手の方に先回りされたり。 錯覚で、渡れると思って二線のハサミツケを打ったが、逆襲されて持ち込み(その後、打ち方の流れでちょっと得になったけれど)になったり、コウの使い方を間違えたり。 それでも、やっぱり打つのは楽しい。 でも考えていると、いろんな図が次から次に頭に浮かぶので、打つのに時間がかかる。 以前のお教室でも、 「もう少し早く打てるようになりなさい」と指導されたっけ。これは永遠の課題かな? その後、pinceanaさんと対局。 「まずは互い先」と握ってみたけど、ちょっと実力に差があるようだし、互い先だとハンデがキツイはずなので、席亭さんとギャラリーさんの判断で5子局になる。 5子局となると、かなりキツイ。無理な手も目をつぶって、手抜きや知らないふりもしなければならないし、紛れを求める手を打つと自滅の恐怖もある。 昔のように、何局もこなして実体験で身についている感覚があったなら、それなりに対処できようが、既視感がなくなっている今は、打ち方が単調になりやすい。黒番さんには隅をがっちり守られ、地合では勝てない状態だから、それこそ窮屈な捨て石まで引っ張り出すことになる。 案の定、引っ張り出した石を攻められるが、それにかかりっきりにもなれなくて、適当に石をばらけさせ、とにかく活き状態にしておいて、キリからのシチョウとシチョウアタリを利用しようと、辺へ進入。 正しく応手されたらツブレだったが、そこまでは読めていなかったようで、目二つで活き。ちょっとほっとする。 右辺は打ち込み待ちだったけれど、打ち込まれなくて程々のワカレを求められたので、ここでも少し楽だった。 高く四線の石が不安定で、見ているこっちはヒヤヒヤし通しだったけれど、結局そこにも手を回すことができた。 当然、黒がリードしていたけれど、難しい石の死活がなかったし、大きい所へ先着出来たおかげで、なんとかゴールへ。 結局作って勝てていた。 目算はちょっとできなかったけど、なんとなくリード?かなぐらい。 上手の時には「こういう所も、もっと勉強しなさい!」とお教室の先生に怒られていたことを思い出す。 結局、碁会所に残っているのは女性ふたりだけ。 対局のあと、席亭さんと少しお話をさせていただいて、囲碁を打つ楽しさを思い出しながら、pinceanaさんと共に碁会所を後にする。対局中も、それ以外でもとても気分のいい碁会所だった。 昔同じ碁会所で打っていた方とも偶然お会いしたし(gだけが覚えていたみたいだけど)、以前指導していただいた先生の近況も聞けてとても楽しい一日だった。 引っ越しのどさくさに紛れて、どこかへいった碁盤探さなくっちゃね。 もう少し勉強しなくては、3級以上の力は付かないだろうし。 できれば昔のように、段をねらえる位置までいきたい。 10分棋譜並べ、またやってみたくなったよ。 楽しいね、囲碁ってね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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