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Bowmore, Isle of Islay, Argyll PA43 7JS
アイラ島蒸溜所巡りの8ヶ所目。すなわち現在稼動中の蒸溜所として は最後になるのがボウモア蒸溜所です。 ボウモア蒸溜所は、モリソン・ボウモア・ディスティルリーという独 立した会社ですが、この会社の筆頭株主は日本のサントリー。蒸溜所 の入口には、日本の日の丸がスコットランド国旗、ボウモア蒸溜所の 旗とともに掲げられていました。 ボウモア蒸溜所は、アイラ島にあるウィスキー蒸溜所の中で最古の歴 史をもつ蒸溜所であることから「THE ORIGINAL ISLAY SINGLE MALT」と 差別化していました。 最古であるとともに最大規模を誇っていますので、レセプションセン ター非常に充実しており、ボウモアの各製品やアパレル、日本の山崎 なども購入できます。 本当は、ここの蒸溜所名産のジャムをお土産に買いたいと出発前に考 えていたのですが、もうすでに荷物はパンパンで、さらに重くなるジャ ムは泣く泣く諦めざるを得ませんでした(泣)。次回訪れるときには絶 対に買おうとここに誓っておきます(笑)。 さて、蒸溜所ツアーはさすが大手だけあって、映像を見るところから スタートします。その後はすぐに蒸溜所のなかに入っていって、その 立派な設備を拝見しました。 私は、ボウモア蒸溜所がもっと誇ったらどうかと思っていることにフ ロアモルティングを行っていることが挙げられます。フロアモルティ ングを行うということは、同時にキルン塔で大麦を乾燥させオリジナ ルのモルトを製造しているということですから、現役のキルン塔に入 らせてもらえたときは少し特別な感情になりました。 ボウモア蒸溜所は、前述の通りアイラ島最大規模のウィスキー工場で すので、日本からも多くの方が見学をされていて少し調べればたくさ んの情報があるのと、サントリーが開設している日本語のサイトがと ても充実していますのでスペックだけ。 マッシュタンは巨大なものが1器、ウォッシュバックは5器。ポット スチルは4器です。 興味深かったのは、スピリットセイフを詳しく説明してくれたことで、 スチルマンが蒸留中にウィスキーをチェックするバルブを操作して、 わずかに香るウィスキーの甘い香りが漂ったときは、ああなんていい 仕事だろう!と思ってしまいました。 ウェアハウス(貯蔵庫)は2段積み。このあたりは歴史の古さを感じさ せ、伝統と蓄積した技術の重みを感じるところでもありました。 そのウェアハウスの脇には、これまでの歴代のウィスキー樽が展示さ れており、創業当初のものから現代のものまでさまざまなウィスキー 樽を眺めることができるのは、シングルモルトウィスキーがお好きな 方でしたら是非一度見てみたいところではないでしょうか。 ツアー終了後には、もちろんオフィシャルのテイスティングがあって、 ボウモア湾を眺めながらアイラ島蒸溜所巡り最後の余韻を味わいました。 アイラ島ボウモアにて。 感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年08月09日 01時13分13秒
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