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テーマ:海外生活(7789)
イングランド・ロンドンからスコットランド各都市へは、ファース
ト・スコットレイルのカレドニアン・スリーパーという寝台列車が 走っています。 このカレドニアン・スリーパーはグラスゴー/エディンバラ行きと インヴァネス/アバディーン/フォートウィリアム行きの2本があっ て、私が乗ったのは後者の方。インヴァネスまででした。 ![]() ロンドン・ユーストン駅では、各車両にスタッフが付いて乗客の確 認と翌朝の食事の好みを聞いてくれます。 ![]() 私が乗った車両は1等個室。ヨーロッパ大陸の汎用個室寝台と同じ ように、個室内のベッドと使うことで最大3名まで使用可能な設計 になっています。しかし、英国の寝台客車は日本やヨーロッパのそ れのように丸形の屋根になっていないので天井が低く、日本人の私 でさえ窮屈だと感じましたから、大柄な英国人はどうしているので しょうか?やっぱりあの顔でガマンしているのでしょうか?(笑) ![]() 一等個室の室内。ベッドが横方向(枕木方向)に配置されるのは日本 のシングルDXと同様。但し、ベッドの長さは短く窮屈な圧迫感が あり、部屋のドアを開けて写真をとってもこの通り。通路部分は若 干余裕がありますが、総合すると24系25形と個室の床面積は同 じくらいかも。 窓は必要最小限あればいいだろ、と言わんばかりの小ささ。もっと 大きな窓で車窓を楽しみたいと思わないのか?と不思議に思いまし た。 ![]() そんなカレドニアン・スリーパーの素晴らしいところは、ベッドの マットレスで、なんとコイルスプリングを内蔵した上等なものが奢 られています。列車の寝台で奢るなんて考えは働かないでしょうか ら、これが英国標準なのでしょう。歴史と伝統がある国の美徳です。 ![]() 美徳といえばアメニティも充実しており、石鹸、タオル、シェーバー、 歯ブラシ、綿棒と綿、シャンプー、コンディショナー、デオドラント、 アイマスク、ソックスと高級ホテル並み。思わずお土産にもらっ て帰りたくなります。いえ、もらって来ました(笑)。 ![]() ロンドンを15両編成で出発した列車はエディンバラで分割され て、翌朝目覚めるとスコットランドの地上の天国を疾走していま す。 ![]() 朝の支度をして少し落ち着いたころ、朝食といってコンチネンタ ル・ブレックファーストを持ってきてくれました。 ![]() 特筆すべきは、もちろん紅茶の美味しさ。ただのティー・バッグ ですが、英国人は毎日こんなに美味しい紅茶を飲んでいるのか! と驚くばかりのもので、シアトル系のカフェなる業態が世界中で 成長するくらいなら、ロンドン系のティーショップなる業態が文 明国で受け入れられるはずではないだろうか、と思案いたしまし た(笑)。 感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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