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2015年02月24日
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カテゴリ:
日比谷バーというバー・チェーンがあります。「BAR」あるいは
「バー」という固いイメージを打ち砕き、もっとカジュアルに
お酒を楽しんでもらいたい、というオーナーの気概が伝わってくる
楽しいお店で、銀座にはウィスキーが専門の店舗の2ヶ所あります。

その日比谷バーが、モルト専門バーで提携しているサントリーと
開発したオリジナルボトルが「夢」と名づけられたウィスキー。
中身は、ボウモアとレダイグだそうです。

hibiyabar-dream.jpg

裏面のラベルには、「夢の味

潮の香る暗い部屋で
原酒達の見る夢は
天使と共に天に昇る夢
それともマリッジを想う甘い夢
静かに静かに時を刻み
眠りにつく・・・」と書かれています。

ウィスキー作りをテーマにしたドラマが、毎朝放送されている今は
きっと竹鶴政孝やスコットランドやスモーキーフレーバーといった
ものが、ウィスキーを通して想像する一般的な夢であろうと思い
ますが、私自身が感じたものは、もう少しリアルなものでした。

というのは、このオリジナルブレンドウィスキーは、今はなきアイラ
島のポートエレンのウィスキーを思わせるものだったからです。

このウィスキーを構成する原酒のうち、ボウモアを思わせるのは
スモーキーなバーボン樽熟成の、どちらかといえば「甘め」の原酒。

一方レダイグを思わせるのは、ピーティーでウッディなホッグズ
ヘッド(?)熟成の、どちらかといえば「辛め」の原酒。

この二つが合わさって、ピーティーでスモーキーで溶剤臭い、あの
永遠に失われてしまった、いかにもアイラ島を表現しているポート
エレンとうり二つだったからです。

当の本家は1983年に閉鎖され、何棟か残るウェアハウスもそろ
そろ底をつくだろうといわれている昨今に、このようにカジュアル
に幻のウィスキーを感じさせてくれるのは、偶然かブレンドによる
マジックかのどちらかですが、もし後者を意図して作られたのだと
したら奇跡としか言いようがありません。

残念ながらラベルには熟成年数の表記はなく、アルコール度も40
度に加水されていますので、原酒の熟成度合いは不明ですが、飲ん
だ感じでは8年~の原酒をいくつか混ぜているものと思われます。

バーテンダーさんに、もしこれも市販したらきっと売れると思う
から、もっと作って売り出してください。僕が一本買いますよ、
とお伝えしたら、「上の者に伝えておく」との言質をいただきま
した。

こうなったら、上の者とはサントリー社長の新浪剛史氏であることを
祈るばかりです(笑)

感謝!









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Last updated  2015年03月01日 16時49分14秒
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