グルメ探偵記・PIERRE GAGNAIRE a Tokyo編(その1):2007.7.27
この日の晩はいつものメンバー5名にての「定例会」で、表参道にあるPIERRE GAGNAIRE a Tokyoにお邪魔致しました♪少し遅くなりましたが、その晩のブログ・アップです。席に着くなり、チョコチョコっとしたアミューズのさらにアミューズみたいな小菓子の様なものがサーヴされるのはいつも通りです。チョットした気遣いといった感じでしょうか・・。・・さて、この晩の我々の献立は「シェフズ・ウイーク」ということもあって、当然のごとく「LE MENU DU SOIR…」といったコースのお料理を選びました。1品目は「ミントの香りが爽やかなグリーンピースのアイスクリームとそのポタージュ イベリコハムと数種の貝を添えて Soupe et glacee de petits-pois a la menthe, lichettes de jambon cru et petits coquillages.」です。まさに暑い日の1品目にピッタリの逸品でした。しかも、貝類はどこぞのお店の様な不自然な味付けではなく、特に洗練されしかも豆やそのアイスクリームなどにマッチした非常に上品で、イッキに食べ終えてしまう程の素晴らしさが感じられました♪2品目は「仔鳩のエギュイエット カルパッチョ仕立て リンゴとエシャロットのママレード ラディッチョのピューレ ノワセットオイル風味 Fines aiguillettes de pigeon traitees comme un carpaccio, marmelade de pommes et echalotes. Raddichio emulsionee a la l'huile de noisette.」。冷製の仔鳩なんて食べたのは初めてです!!かなり意表を突くかの様な、想像も出来ないほどの独自性は流石!!です。仔鳩もほど良いレアに火を通されているのはもちろんのこと、臭みを感じさせないどころか果実のソースとの組み合わせがとっても洗練されており、この日のお料理のなかでもかなりのインパクトを感じました!!!3品目は「スズキの皮付きポワレ ジャガイモのコンディマン フレッシュな蕪のスライス 人参とエストラゴンの軽いソース Tranche de bar grille a la peau; pate de pomme de terre comme un condiment, feuilles de navet. Suc de carotte a l'estragon.」です。お魚料理に野菜のソースというのも意外や少ないものかと思います。お料理の流れからいっても、少しサッパリとして美味でした。4品目は「果実を浮かべたブイヨン"ヴェニス"とフォワグラのソテー 夏の装い Bouillon "Venise" foie gras chaud, legumes et fruits d'ete.」。フォワグラは大抵ポワレされてくるものだと思います。しかしながら、このお料理はのみならず、水の都である「ヴェニス」と名付けられた温かいスープをかけられてサーズされました。まずは、フォワグラ自体の味付け。・・これはもう、本当にとろけるかの様な絶妙な火の入れ加減で、全く文句なし!!でした。そして・・。初めて味わう、スープに浸されたフォワグラはというと・・。恐らくは淡いもののしっかりと味付けられたブイヨン、さらにはかすかに香る熟した果実の甘味などとかなり複雑な融合を示しており、今までに味わったフォワグラのお料理のなかでもすごく印象に残るものでした・・。もう、本当に・・。脱帽です。最後のお料理は「"オマール・ブルー"のフリカッセ グラーヴワインの芳醇な香り 鴨の砂肝とフランス産ジロール茸 Fricasse de homard bleu au vi de Grave, gesier de canard et griolles francaise.」でした。まずは、メインであるところのお料理にかなり貴重なオマール産の海老、しかも「オマール・ブルー」が使われていたことに感動しました・・。この"オマール・ブルー"も生涯初めて味わいました。魚介類ではありますが、グラーヴあたりの赤ワインのソースを合わせてきたところにシェフのセンスを感じます。また、ジロール茸のみならず、鴨の、しかもこれまた初めて味わうことと思われる「砂肝」が出てくるという・・・・。意外性を通り越した、(「ショボい」表現で恐縮なのですが・・)十分な独創性とモダンを感じるものの、しかしながらしっかりと伝統を貫いているさすが★★★と評されるに値するPierre Gagnaire氏の雄大さをしっかりと実感致しました・・。もう言葉が出ません。デセール前の「フロマージュ Fromage」です。このコースでは・・かもしれませんが、あたかもアヴァン・デセールかの様な品のあるグラスに盛りつけられてきました。分量もこれで十分です。・・何と言っても、これからもデセールがまだまだ続くのですから!!シメは「グランデセール Le Grand Dessert」です。・・もう本当に数々の甘味を堪能させて頂きました♪それこそ数え切れないほどの多さでしたので、写真は幾つかに割愛させて頂きます(笑)。・・もう本当に「てんこ盛り」ですねぇ~(再度、笑、嬉)。PIERRE GAGNAIRE a Tokyo(ピエール・ガニェール・ア・トウキョウ)〒107-0062 港区南青山5-3-2南青山スクエア4FTEL:03-5466-6800http://www.pierre-gagnaire.jp