【肺炎球菌ワクチンて……】
(近所のスーパーの駐車場から見た今日の大山山系方面)
今日は、病院に行って肺炎球菌のワクチンの相談をしてきた。
丁度、5年前やったワクチンの5年の保証期間も切れ、そろそろ
次のワクチンを……と、思っていたこともあり、また、しきりに
テレビでコマーシャルするので、風邪が流行る前に早くやって
おきたいと思ってのことでもあった。
私は喘息持ちなので、風邪をひくとこれが引き金になってすぐ
喘息の発作を起こし、最後は肺炎になって、これまで入退院を 何度繰り返して来たことだろう。
脛髄損傷の人は、殆ど腹筋が働いていないため咳が出来ない。
痰が溜まっても吐き出すことも出来ない。結果、水の中で溺れた
状態になる。
そして、救急車中の人になるのが常だった。
そんな折の5年前、脛髄損傷の友人から、肺炎球菌の話を聞き
私もやることにした。
ただ、このワクチンは肺炎全般に効くのではなく、あくまでも
肺炎球菌に対してのみで、後の誤嚥性肺炎や乾湿性肺炎など
には効果がないという。
しかし、私の場合、これまでの殆どが肺炎球菌が原因の肺炎
だったようで、何と、それから5年間、風邪らしい風邪を
ひいたことがない。信じられないことだったが……。
結局、
それで、今回も継続的にワクチンを射つことにしたのだが、
そこで大きな疑問が出た。実費9,800円……??
確か、テレビでは、65歳以上の人には国が実費を出すとの
ことだった。
先生や看護師の方に訊いてみたが、誰もわからない。
結果、センターに問い合わせてみることにした。
答えはこうだった。
「初めての方のみです。二回目の方には適用外です。ご自身で
お支払いください」とのことだった。
「どういう事ですか?」
と訊いても、
「国の決まりでそういうことになっておりますので何故なのかは……
私共では分かりかねます」
と言うばかり。
「では、ご不明な事はお問い合わせください……と、何故テレビで
コマーシャルしているのですか?
払いたくないというのではないんです。何故そういう決まりに
なって
いるのかという事をお訊きしたいのです」
「国の決まりで…………」
これ以上は、彼女たちの性ではないので追求するのはやめた。
ハイリスクを抱えている患者は、それまでも保健が利かず実費で
やってきているのに、今回は健康な方たちに対して保証をする……
という意味が全くわからない。
年齢的に、年々生活が困窮になっている方が、周りを見渡せば
沢山いる。
その方たちが、先がないのに、自分で身を守らなければならない
ということなのか……と思う。
国が肺炎の死亡者を増やさないためにやる事なのに、この金額は
みんながみんな払えるわけではない。
せめて、今回だけでも希望者全員に保証していいと思う。肺炎で
亡くなくなる人を減らすための事業ではないのか。
間もなく消費税も上がる。この構図は、全く不思議という他ない。
ああ、大変だなあ……。……ふう……