侘助の心疾患と胸水について。これで闘病記を終わります。
こももの心疾患と、侘助の心疾患。。。 同じ心臓病でも、その症状や、進行具合は、まったく違いました。 こもさんが最初に調子が悪くなった時の写真です。 歩けず、立ち上がれず、表情もよぼよぼになって。。。もうダメだと覚悟しました。 数日後、神経異常・右半身麻痺などの障害は残りましたが、なんとか持ち直して、約5ヶ月後に、心不全が再発。 彼女の場合、心臓のポンプが弱くなって、肺に血液を送っても、肺でタプタプに血液が溜まり、お水だけが臓器から染みだして、肺水腫を起こし、数日、酸素室に入院しましたが、やはり心臓はもちませんでした。 侘助は、心臓に入る手前の血管、もしくは入ってすぐの右心室に異常があり、心臓自体はきちんと動いているのに、その中に入れなかった血液がうっ血して、お水だけが血管から染みだして、胸水が溜まりました。 レントゲン写真、あらためて見ると。。。 もしかしたら、喉の炎症(肺と肺の間で、白く写っている部分、先生が「アヤシイ」と言っていた部分)は、胸水の影響もあったのかなと思ってしまいます。。。 2匹とも、最終的にはエキゾチック専門のリーダー先生に診ていただき、最後まで手を尽くして治療していただきました。 リーダー先生の説明はとても分かり易かったのですが、もっと詳しく彼らの心臓について知りたくて。 なにせ、わたし、こもさんの病名を知った時、リーダー先生に『心臓は弱っていくと破裂しますか』と、真顔で真剣に聞いたくらい「無知」なので。。。※心臓は筋肉の塊なので、外部圧力がなければ破裂しない強い臓器らしいです 侘助が旅立ってから、Webサイトをいくつかチェックし、ハムスターの心臓の仕組み、そして心疾患について調べてみました。 しかし、ハムスターの心疾患って、とても多い症例にも関わらず、実は、あまり参考になる記事は見つかりませんでした。 ただし。。。人間の心臓と似ているからか、ハムスター(マウス)を献体にした論文は幾つかヒットしました。。。うーん 色々と検索した結果、犬の心臓病についてでしたが、その仕組みがとっても分かりやすく書いてある記事を見つけました。 http://vetsheart.com/index.php?胸水・腹水はなぜ溜まるのか? 侘助を苦しめた『胸水』がどうやって溜まるのか、また『胸水』と『腹水』の違いも分かり易く説明されていて、素人のわたしにも理解できました。 リーダー先生の説明も、同じような内容でした。 『腹水』もこわい。。。まぁ良くない症状であることは間違いないのですが、『胸水』のほうがずっと緊急度が高いようですね。 最後の診察時、リーダー先生が胸の触診をして、目つきが変わっていた理由が分かりました。 同じ心疾患でも、血液がうまく送れない原因のある場所(例えば、こもさんなら左心系、わびなら右心系)によって、お水が溜まる場所が違うことも理解できました。 勉強したつもりになっているだけかもしれませんが、何も知らないより、少し進んだ気がします。 最後にわびの闘病について。。。 今回、あまりにも良くならないのに嫌気がさし、通院記録であったり、侘助の状態を書くことに意味があるのかなと迷ったこともありました。 でも、あの子が精一杯生きたことを、ブログを通じて遺すことが出来たので、今は「これでよかったんだ」と思っています。 侘助が亡くなってから、約1週間経ちました。 先週の土曜日。。。心臓が止まったという電話連絡を受けて、呆然としていたら、相棒さんがこう言いました。 「今から病院に行くけど、あいつの最後の様子とか、なんで息を引き取ったのか、先生に聞くことをちゃんと考えておかないとダメだよ。」 もう死んじゃったのに、死因は心不全だって分かっているのに『なんで聞くの(聞く余裕なんてない)』と思っていたら。「だって、ブログを読んでいる皆さんは、ずっとあいつを見ていてくれたんでしょじゃあ。。。最後まで、ちゃんと報告しなくちゃ。」 そうか。。。侘助の近くにいるわたしたちだけが、彼を支えてきたわけではない。。。このことを、皆さんにきちんと伝えるのは、彼が懸命に生きたことを伝えることにもなるんだと悟りました。 侘助へのたくさんのコメント、そして、わたしたちへの労りの言葉、本当にありがとうございました。 もう闘病はしたくない、健康なままで、生き抜いて欲しい。。。 そう願って、祈って、これからもハムたちに幸せな時間を送ってもらうために、お世話して、可愛がっていこうと思います。 ん ハム。。。た ち (笑) まぁ、おいおいと『ええええええーーーーーーッもったいぶるなビィ』