ビビ、またね。
ボストン時間 3月22日(金)4:30pm ビビ、静かに息を引き取りました。 2歳6ヶ月と2日、あの体で、あの皮膚で、よく生き抜いてくれました。 最後をみとることができて、よかったと思います。 シトロン&ビビを連れてボストンに行く!と決意した2年前。 しーちゃんびーくんの存在が無ければ、もっと早くアメリカから日本へ帰っていたと思います。 それくらい、彼らはわたしの心の支えでした。 かけがえのない存在でした。 ビビは、もう随分前から皮膚の毛が抜け落ち、1日2回、3種類のお薬を飲み続ける生活が続いていました。 最近は老衰もあり、食事や排泄を手伝わないといけないようになっていました。 おとといから、少し尿に血が混じりはじめ、ああ、体の外側(皮膚)だけじゃなくて、内臓も良くないのだなと悟り、覚悟はしていました。 ナスにマッチ棒をさしたような体になっても、食欲は衰えず、大好きなスイカ、プレーンヨーグルトにハム用粉ミルクを混ぜたもの、ゆで卵の白身、鶏のささみ、茹でたグリーピースやきゅうり、チーズ味のクッキーを食べていました。 今朝まで、わたしが手伝えばゆっくりモグモグと食べてくれていたのですが。。。お昼過ぎから、あちこちに移動しては、顔を突っ伏して寝るようになりました。 数日前から、右腕、右足の付け根の皮膚がずるむけになって(体がむくんでいるので、しわになっていました)歩くのも痛そうでしたし、イソジンを塗布するのも、しみるからでしょうが、とても嫌がりました。 そんなボロボロの体でしたが、目だけはキラキラとしていて、いつもちょっと不思議そうな顔をして、口を「おー?」という感じで開けて、じーっとわたしを見ていました。 亡くなる直前、まぶたについた目やにを綿棒で取り、ガサガサになった皮膚を撫でて、血がにじんだ手足と握手をして。 ありがとう、と。 よくがんばったね、えらかったねと言いました。 これで、いっしょにアメリカに渡った2ハム、シトロン、そしてビビ、どちらも旅立ちました。 ひと区切り、つきました。 今から、深呼吸をして涙をとめて、ビビのための花を買ってこようと思います。 相棒さんはまだ日本から戻っていないので、ひとりで夜道を泣いて歩いていると、怪しまれてしまいます。 ビビがちゃんとシトロンのところへ行けるように、見送りまでしっかりしないと。 それがわたしの役目です。 ビビ、ほんとうにお疲れさま。 ビビはきっと、侘助の分まで強い心臓をもらって、この世に生まれて、一生懸命に生きてきたんだね。 ビビのことはね、なんでかなぁ、いつも何を考えているのか分かったんですよ。 ああしたい、こうしたい。。。特にビビが病気になって、おじいちゃんになってからは、あうんの呼吸で分かったよ。 だから、あなたがここまで生き抜いた理由も、分かります。 もう心配はいりませんよ。 もう大丈夫。 ビビ、またハムスターでもいい、次に何かに生まれ変わったら、もう一度うちにおいで。 たくさん話そう、遊ぼう、食べよう。 いつまでも待ってます。 ビビ、またね。 PS. しーちゃん、びーのこと、よろしく。