本を買った。
先日、本屋でこの本を購入しました。犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉 (SB新書) [ 出口保行 ]まだ、読んでいませんが…。保育関係の方が書いたこの手の本は、何冊も目にしてきましたが、犯罪心理学者の方が書かれたという点に、とても興味がわきました。目次に目を通した感じでは、保育業界ではできるだけ使わないようにしている言葉と重なる部分が多いように感じました。以前、とある事件を起こした犯人の生い立ちをまとめた本を読んだ事があります。犯罪を起こした事は、もちろん悪い事です。ただ、それを起こすに至った経緯に関しては…もし、幼い頃に出会っていたなら、なんとかして変えていきたいと思うようなものでした。先日、「ネット・ゲーム依存症」についての」研修もうけました。その中で、印象的だったのがこどもからゲームをとりあげる方法は効果はないという事。例え、一時、遮断できたとしても、あっという間に戻ってしまうのだそうです。そうではなくて、その子にとって大切だと思えるものを増やしていくアプローチの方法をするそうで…こどものうちの依存症に関してはほとんどの場合が親子関係が大元になっているとの事でした。その子にとって大切なものがあれば、そこにゲームが入ったとしても、一番大切なものにはならないけれど、大切なものがない心の中では、簡単に刺激的なゲームが心の中心になってしまうとの事で。とっても、納得の行く内容でした。娘たちに話したら、「よく自分の事、ゲーム依存症だとか言っている人いるけど学校きて友だちと話す方が大切だと思っている人は依存症じゃないって事だね」といってました。家族揃って、テレビを消して食事を一緒にするという事も大事だそうですよ。当たり前の事のように感じるけど、これがない家庭って結構、あると思います。保育園時代でも、こどもだけ先に食べさせて、自分は後で食べてる…なんて話はよくきくので。お腹が空いたと大騒ぎになれば、それもまた致し方ないのかなとも思いますけど。最近のこどもたち、待つ事ができなくなったと言われています。研修の中でも、一つの事に集中できる時間が極端に短くなっているという話がありました。自分にとって、刺激的なものが待たずに簡単に手に入る時代だからこその現実なのだと思います。私が就職した頃は、できるだけ子どもの待つ時間が無いように…と思って、保育をしていました。でも、最近はあえて待つ時間を作る必要もあるのかもしれないと思っています。楽しい事がこれからあるという先を自分で考えて見通して、楽しみにして待つ。待っていたら楽しい事があった…という経験も必要なのかな…と考えています。