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Beauty Source キレイの魔法

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奥田瑛二さんの映画

January 22, 2008
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奥田瑛二監督は教育関係のプロジェクトにも携わっておられるとのこと。あるセミナーで
小学生から高校生までの参加者に「夢はありますか」と訊ねたところ、
「夢はない」と答えた子供が数人いて、非常な危機感を覚えられたそう。また
「夢はあるの?!」となじられたことがきっかけで、家族が不幸に陥った凄惨な事件も
今作の出来上がった動機のようです。

映画の大きなモチーフが「夢みること」。
そして、映画作りも、まさに夢。

長年の役者としての地位を築き上げた先に、
50歳で監督を志し、心に響く作品を作られるようになったのも
最も大切なより所、スピリチュアリティの根幹であるご家族が一丸となって
その夢を支えてこられたから。

「我が家は四人全員、夢見る家族です☆」と語っておられた奥田さん。
脚本を作る際には、ご家族に原稿を渡して「朱を入れて返すように」
言われるのだそう。
「今どきの女子高生はこんなことは言わない」などと
家族ならではの率直な意見が書かれていたり。

今回の作品も、監督が「青春映画」と言うたびに主演された安藤サクラさんは
「いいえ、これは青春映画ではありません。
人と人の心の通い合いを描いた映画です」などと言い直されるのだそうです☆

ご家族でひとつの作品を作るために喧々諤々、語り合われる様子が
目に浮かぶようでした。

奥田監督のもうひとつの夢が叶ったお話も。

映画の公開は昨年11月だったそうですが、
当然、ロケーションが行われた下関での公開を予定していたところ、
市内に一館しかない映画館がちょうどその前月の10月に閉館されることに。

そこで奥田さんは、その映画館の経営を引き継いで館長に。
「風の外側」および前作の「長い散歩」がすでに上映され、
他の監督の作品も公開が決まっているそう。

「映画監督としての夢、とにかく出来上がった作品を上映する場所が
ひとつは確保できているという夢が叶いました。」

当地での舞台挨拶の次は、福岡、鹿児島、沖縄へ移動しての
プロモーションが続くとのこと。
「風の外側」が一館でも多く上映され、一人でも多くの方に
ご覧いただけることを祈っています。

   
   
「風の外側 下関スカラ座HP」

「風の外側 観賞1」
「風の外側 観賞2」
「長い散歩 観賞」

おまけ

☆ 小学生のときからのファンである奥田瑛二さんのご出身地で
  奥田作品の上映会を開催するのが私の目下の夢のひとつです。
  会場の見当はつけて、市に企画書を提出したこともあるのですが、
  いまだ実現せず。諦めずに、アクションし続けますよ☆

...I have a dream that one day every valley shall be engulfed, every hill shall be exalted and every mountain shall be made low, the rough places will be made plains and the crooked places will be made straight and the glory of the Lord shall be revealed and all flesh shall see it together. ... Martin Luther King's Speech -- I Have A Dream! August 28, 1963






Last updated  January 22, 2008 10:12:23 PM


January 21, 2008
安藤サクラさんは、クランクインの四日前に主演に抜擢されたそう。
元々は、主人公・真理子の所属する合唱部の部長役として、
作品中でソロを歌う二人の出演者と共に、撮影前から
オペラ歌唱のレッスンに通っていたのだそうですが、
直前になって主役の女優さんが降板、サクラさんに白羽の矢が立つことに。

【映画の内容に触れますので、お読みになりたくない方はどうぞスキップなさって下さいね】

観賞後の舞台挨拶によると奥田監督は「親馬鹿チャンリンになるので」
娘さんを主役にすることはとてもできないと思っておられたよう。
企画そのものが中止になる可能性もあったそうですが
撮影スタッフさんが『いけますよ』と言ってくれたこと、
奥さまの『あなたが家族に対して頑固さを解くために授かった素敵な機会』
といったお言葉が後押しして下さったのだそうです。

実際には、サクラさんを娘ではなく女優としてみられるようになるまで
一週間ほどかかったそう。
「あるときから『あ、女優には美人ではなくても
大竹しのぶや寺島しのぶのようないい演技をする人がいる。
サクラも同じだ』と気づいてから、女優としてみられるようになりました。
確かに、演技は上手いですから☆」とのこと。

お母様そっくりの、若いながら老成された魂を持つことが伝わる顔立ちは
予告で拝見していたときは高校生にはあまり見えなかったのですが、
映画の中での所作や声のトーンはきちんと10代の瑞々しさが表現され
大切に育てられた芯の強い女子高生を好演しておられました。

今年は「風の外側」以外に、主演作品が3本ほど公開が決まっているそう。
世界に羽ばたく女優さんになってゆかれることでしょう。

真理子の相手役・聖文をつとめられた佐々木崇雄さんは、
東京、パリ、ミラノコレクションの舞台を歩いておられるモデルさん。
TVドラマの「バンビーノ!」、美輪明宏さんの2005年版「黒蜥蜴」の
用心棒役で初舞台を踏まれているのを拝見したことがあります。

聖文の役どころは、荒んだ中にも女子高生の心を捉える魅力が必要なのですが
立ち姿が非常に美しく、真理子が惹かれるのも納得できました。
いつも同じ一張羅のスーツを着ていても
常にケアされた綺麗な白いシャツを身につけているのは
貧しい中にもきちんと育てられた背景がうかがえる演出のように思います。

その聖文の兄貴分・田丸修役をされたのが、北村一樹さん。
ドラマ「大奥」では将軍から側用人、歌舞伎役者まで、
蜷川シェイクスピアのオールメイル公演「間違いの喜劇」では主役を、
佐々木さんとの共演ドラマ「バンビーノ!」や、「わるいやつら」での
スマートさ、繊細さ、男気、コミカルな部分を真率に演じ分けられているのを拝見、
毎回観るのが楽しみな、得がたい役者さんとお見受けしております。

「皆月」では、俳優・奥田瑛二を向こうにまわして、互角の闘い、
狂気を感じさせるほどの役柄を見事に活きていらしたので
予告でお名前を見たときから、再共演にも期待していました。

キーパーソンの一人とはいえ、あくまで脇役として出演されているはずなのに
存在感の大きさ、密度は、やはり奥田さんと張るものがあります。
彼がスクリーン映ると、なぜこうも場面が印象的になるのでしょうか。
田丸のラストショットは、監督をする方が撮ってみたいと熱望するような
名シーンになったと思います。

面白い趣向だなと思ったのが、江原啓之さんと綾戸智恵さんのご出演。
オペラ歌手を目指す主人公に合わせて、歌手として活躍されるお二人が
歌に関する役どころをつとめておられます。
江原さんは、とってもハンサムで女性にモテモテだった時代があったそうで
台詞がとってもはまっていました☆必見ですよ☆

続きます。

   
  
「風の外側 下関スカラ座HP」

「風の外側 観賞1」
「長い散歩 観賞」






Last updated  January 21, 2008 08:34:44 PM
January 20, 2008
奥田瑛二監督舞台挨拶付き初日に。
江原啓之さん、北村一樹さん、綾戸智恵さん、島田雅彦さん、そして
主演に監督の次女・安藤サクラさんと、充実した出演陣も愉しみに足を運びました。

【映画の内容に触れますので、お読みになりたくない方はどうぞスキップなさって下さいね】

【風の外側】
名門女子高に通う実業家の娘・岩田真理子(安藤サクラさん)は
フェリーで通学中に男にからまれ、鞄を海に落とされてしまう。
海に飛び込み鞄を拾ってくれた背の高い青年(佐々木崇雄さん)に惹かれ、
帰宅中のボディガードを頼む真理子だが、毎日顔を合わせるようになっても
彼の名前ひとつ知ることができない。
青年は趙聖文(チョ・ソンムン)という在日朝鮮人三世で、
夢みることを諦め、坂を転がり落ちるような毎日を送っていたが
オペラ歌手を志す真理子のひたむきさに彼もまた惹かれてゆく。
そんな二人の前に、それぞれの出自による大きな壁が立ちふさがり…

予告でもご覧になれるように、冒頭は息をのむようなシーン、
足元からストーンと恋におちる効果満点で、このあとも
「青春映画」と銘打たれるに相応しい展開が続きます。

一方、社会の病巣を描くことを常としている奥田監督ならではの、
時に目を覆いたくなるような、それでも目を背けてはならない場面も同時進行し、
物語に深い陰影を加えています。

下関が舞台のこの作品は、同じく下関オールロケで撮られたとのこと。
女子高や在日の方たちの町も、すべて下関に存在していたようで、
脚本通り、イメージ通りの出会いが数多くあったようです。

危機の絡む偶然の出会い、待ち伏せ、港や灯台、丘の上での語らい、
互いの境遇の違いという壁を乗り越えて…といった
青春恋愛物語の常道を踏んだ場面は、描き方によっては
面映いような陳腐さに陥る危険性もあるのですけれども
役者の方たちの輝きを引き出す演出と、下関の潮流にも似た激しさと静けさの混在する
彼らの身体的、精神的表現を活かし切る巧みなカメラワークで
最後まで完全にひきつけられてしまいました。

(舞台設定や取り上げられたモチーフからみて、三島由紀夫原作の
「潮騒」と比較してみるのも面白いかもしれません。)

清濁ともに深く味わえる上質の映画、ぜひご覧くださいね。

続きます。

   

「風の外側 下関スカラ座HP」

「長い散歩 観賞」






Last updated  January 29, 2008 11:51:28 PM
December 18, 2006
奥田瑛二監督舞台挨拶上映に。モントリオール世界映画祭グランプリ受賞の「長い散歩」。

このところ、続けて通うことの多い伏見ミリオン座さんで、
午前11時からの上映とのことで、30分前に到着したところ、
160あまりの座席のうち、すでに整理番号は140番台で、直ぐに満席に。

番号順に呼ばれて、場内に入るも、画面を観やすい上方の席は埋まっていたので
やむなく、谷底のような最前列へ・・・。やれやれと一瞬思ったのですが、
よく考えると、舞台挨拶ならばこの場所が絶好なのでは?
はい、案の定、役者さんを含め、皆様仲良く谷底のフロアへ降りていらっしゃって
目の前でお姿を拝見することができました。

【るにん】

小学生のときから奥田さんのファン。長じてご出身地近くに住むことになった
ご縁を嬉しく思っていました。今回の作品は、地元での撮影がふんだんにあり、
ご近所で、どこかで観たことのある風景が満載なのも嬉しく。

奥田さんをライブで拝見するのは、6年ぶりの2回目。
俳優として、映画監督として、ますます男ぶり、人間ぶりをあげていらっしゃる稀人です。

【長い散歩】
家族を省みることを忘れて職務に没頭し、校長にまで登り詰めた安田松太郎(緒形拳)は、
定年退職を迎えた直後、アルコール中毒になっていた妻を亡くしてしまう。
住み慣れた家を娘に残して、うらびれた安アパートで一人暮らしを始めた松太郎は、
すぐ隣に住んでいる荒んだ雰囲気の母(高岡早紀)とその情夫(高橋智知)、
5歳の娘・幸(杉浦花菜)の部屋から、日毎夜毎聞こえてくる物音によって
虐待や暴力が行われていることを察知する。
最初は手をこまねいていた松太郎だが、ある出来事をきっかけに
とうとう天使の羽を背負う幸を連れ出し、二人は共に「長い散歩」に出発する・・・

虐待、自殺、DVをテーマにした今作。
映画製作に先立って、奥田さんは児童虐待防止センターに何度も通われたそう。
関係者の方々はこれまで取材を受けたことはあっても、映画となる例はなかったよう。
驚きながらも、監督から渡された台本を読まれてその真摯な姿勢を受け止めた後は、
一気に子供達の悲痛な思いの数々をお伝えくださり、映画の重要な要素として結晶したようです。

奥田瑛二氏の出演作、監督作は、常にお腹にしっかり力を入れて対峙しないと
喰われてしまいそうな、時に目を背けたくなるようなハードな作品も多いのですけれど、
今回は、テーマの重さに比すれば、かなりソフトに作られているように思います。

天使の羽、ひらひらと舞う蝶や鳥やさざなみといった、
偶然も含めたファンタジックな演出で、息詰まるような場面も
どこかおとぎ話を聞いているがごとき、紗から透かしたような描き方に。

【少女~an adolescent~】

それでも、やはりいつもの作品と同じように、観るものを深く内省させずにはいられない。
これまで頭を上から押さえ込まれて「この人を見よ」と示されていたのに対し、
目をそらせることなく観ているうちに、いつの間にかじわじわと
皮膚から背骨にまで染み通ってゆく。
そんな、ひとつ上方の雲のステージにぽんと飛び乗ることができた佳品。
数々の受賞も、扱うことが困難な題材に取り組み、
万人にうったえる映像に昇華できたからでしょう。

主役の緒形拳さんの起用は、奥田さんがCMで共演されて以来、温めていたものだそう。
これほどの名優を生かす作品はないかと考え、自分で作ってしまえるところが
天職と定めた監督という職業の素晴らしいところ。
実際に、モントリオールの会場では、松太郎は絶賛されていたようです。

観ていていいなと思ったのが、全速力で走るシーンと、幸が心を開いたときにうなずく声。
静と動を背後にある想念とともに醸し出せる方。

母役の高岡早紀さんは、ちょうど先週、「寝ずの番」でも観たばかり。
双方、セクシャルな演技が必要な役ながら、それぞれ違った味わいかつ
ダークな澱を残さない。
今回のテーマのキーポイント、「暴力・虐待の連鎖」の犠牲者の一人としての哀しさも、
きちんと伝えられるクレバーな役者さんです。

【寝ずの番】

長い散歩の途中で知り合う行きずりの若者に松田翔太さん。
力のある、どこかで見たような瞳だなあと心に残っていましたら、
こちらは先日放映された「NANA」でつくづくと見入っていた松田龍平さんの弟君。
茨の道を好んで進んだ故人の、静かなる疾風怒濤のDNAをしかと確認、
これからが愉しみです。

もちろん、俳優・奥田瑛二氏の出演も。
高岡早紀さんとの甘味所でのシーンでは、このまま二人で出奔してしまったら
もうひとつの「長い散歩」のストーリーが出来てしまいそうな、よい雰囲気でした。

【UA「傘がない」収録】

「最近は、ずっと家にいるようになりました。」
「監督をやるようになってから『奥田君は、やっと大人になってきたわね』と
家族に言われます。」そんな風に舞台挨拶で語っておられた奥田さん。
愛を求め、信じられるものを外に探し続ける飢餓期を経て、
ようやく幸福の呼び水となる「一滴の水」を見つけ、ご家族と共にその提供者になった姿は
妻を泣かせ、娘に見放され、己を直視させる場所から逃れたと思った先に
家族の学びを今一度歩めと示された、釈迦の掌にいるような松太郎の道行きに重なるのです。

そして、愛を求め、家族のあるべき姿を探す、すべての人の道行きに。

お近くでご覧になる機会がありましたら、ぜひ足を運んでみてくださいね。

☆ 奥田監督、いま再び、家族について、愛について、
  深く静かに思いを馳せていらっしゃると思います。
  御母堂のご冥福をお祈りいたします。

 「長い散歩 公式HP」  

「魔物の倒し方・奥田瑛二さん」
「適職と天職・至上の愛・奥田瑛二さん」

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Last updated  January 23, 2007 11:09:31 AM
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