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栃木の花旅

栃木の花旅

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2018.09.03
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カテゴリ:日光
今年の8月は暑さも半端ではなく、かと思えばしょっちゅう台風の心配をしたりで、なかなか花旅に出かける機会が作れず、とうとう最終日の31日を迎えてしまいました。

この日もまだまだ不安定なお天気らしいので、近くて楽しい奥日光へ出かけました。

いろは坂を登って車が向かうのは、当然のごとく「半月山」方面。

中禅寺湖展望台で車を降りれば、待っているのは奥日光の澄んだおいしい空気・・・。



     

宇都宮のねっとりした暑さがうそのようで何とも気持ちがいい!スマイル

そのまま車を進めて足尾の見える遊覧道路の最終地点まで。

     

雲が多くて見晴らしはイマイチでしたが、ナナカマドの紅葉が始まっているのを確認。
シロヤシオもうっすら色づいていて紅葉シーズンが楽しみです。

柵に沿って歩いている時に一番前を歩いていたSさんが発見したのは・・・

      

今まさに「スズメバチ」が「トンボ」を捕まえようとしているところでした。
自分の体と同じかそれ以上の大きさのものを餌にしようとするなんて、「スズメバチ」さすがですね~!
邪魔さえしなければ人を刺すこともないかとゆっくりカメラを構えていた私。
蜂アレルギーを持っている夫は、とみれば、さっさと踵を返して回れ右、車へ一目散でした。
「君子危うきに近寄らず」「逃げるが勝ち」は賢い選択ですよね。


再び遊覧道路を下って次に立ち寄ったのは「ボートハウス」。

ねらいは「ツリバナ」と「サワフタギ(瑠璃実の牛殺し)」の実。

     

「ツリバナ」は色づきが浅いけれどもたくさん実がついていたのに反して、「サワフタギ」の木には全く実がついていませんでした。

お天気がまだ持ちそうなので、「丸沼」まで行ってお昼を食べることにしました。
金精道路の途中、湯の湖が見下ろせる駐車スペースで車を降りて反対側の山の斜面を見上げると、土留めされた草地のような場所に・・・やはり今日もいました! 
「鹿」です!
遠いので小さくしか見えないけれど私たちの仲間には目のいい人がいるのでありがたい・・・。

     

この鹿が、この日私たちの目に留まった2種類目の生き物でした。

金精道路で楽しみにしていたのはもちろん「アサギマダラ」。
いつもの場所で探していると、あっちでヒラヒラ、こっちでヒラヒラ・・・!
でも、どうにも落ち着きのない動きでカメラのモデルにはなってくれませんでした。
そろそろ旅立ちの時期に来ているのかしら?

その代わり、目のいいS子ちゃんが、こんなきれいな真っ赤な実を見つけてくれました。

     

「ゴゼンタチバナ」です。

栃木県ではほとんど見かけることがないのに金精トンネルを越えて群馬県に入ると途端に植物の分布が変わるのが面白いです。

「丸沼」に入る直前にヨツバヒヨドリの群落があるのですが、前回夫と訪れたときは「アサギマダラ」を一頭も見かけなかったので今日も無理かも、と半分あきらめながら車のスピードを落としてみると・・・

     

なんだかプロっぽい大きな捕虫網(虫取り網)を手にした男性が一人。

私たち花旅仲間が6人でぞろぞろと車から降りていくと、この男性が「アサギマダラ」情報を色々教えて下さいました。
ちょうどこの日あたりが旅立ちの日になりそうだということ。
ここを飛び立った個体が向かうルートは二つあって、一つは「石川~福岡ルート」。
もう一つは「愛知~鬼界が島ルート」。(記憶違いだったらごめんなさい!)

イヤー! 知らなかった~!

花旅仲間は全員「アサギマダラ」が大好きなのですが、研究不十分なのでまだまだ知識は浅いですね~!

男性がマーキングした個体で一番遠くで捕獲されたのは鬼界が島だそうです。
そして、男性のお孫さんが福岡に住んでいて、遠く離れたところで二人で「アサギマダラ」を追っているのだとか・・・。 夢がありますね~!

網を振るって捕まえたアサギマダラにマーキングするのを見せていただきました

     


「マルヌマ」という地名、個体番号、そして日付を油性ペンで書きこんで空に向かって放していました。
さあ、この個体はどこまで飛んでいくのかしら?

親切な男性に会えて、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

この後、おとなしく吸蜜する一頭をカメラに収めて「丸沼」に向かいました。

     

丸沼湖畔はとってもきれいで静かです。

     

ベンチがあるのに素通りしてどこへ向かうのかと思えば、丸沼の「湧水」が見られる場所へ。
何と、Nちゃんがまだ見たことがない、というのが意外でした。

      

この看板の近くではボコボコと水が湧き出している場所が何か所か見られるのです。
周りの山々に降った雨や雪が地下を通って、ここで湧き出しているのですね。
丸沼の水が奥鬼怒や温泉が岳、四郎岳(これしか思い出せない)に降った雨や雪だったなんて不思議です。

ここまで来たのだから、と看板わきの小島の木の下でお昼ご飯にしました。

・・・と、しばらくすると一台の小型トラックが水の際まで入ってきました。
ドアに書かれていた文字は「白根魚苑」。


     

毎週金曜日に放流に来ているとのことで、この日放流するのは「ニジマス」とのこと。

見ていると、白い箱から青いビニールの太いホースのようなものが下ろされて、下から次々に出てくるのはまぎれもなく「ニジマス」。

     

いや~、出てくる、出てくる・・・。
近づいてきた釣り人、ここで釣ればいいのにねえ。

     

小さいものから大きいものまで・・・元気よく飛び出してきます。

     
 
そのあと群れを成して沼の中を泳いで去っていきました。




放流の最後まで見てなんだか大満足!

スズメバチに始まり、シカ、アサギマダラ、ニジマスに感動をもらった一日でした。

この日は「花旅」ならぬ「奥日光生き物紀行」だったかもしれません。

     


私たちが荷物をまとめて車に乗ったとたんに土砂降りの雨が降り出しました。
そのまま宇都宮までず~っとたたきつけるような雨の中・・・ショック

仲間を自宅の玄関前で降ろすのも気の毒になるほど。

でも、我が家についたときにはあの激しかった降りがうそのように傘もささずに歩けたのです。

信じられないような運の良さに感謝しながら久しぶりの面白かった花旅が終わりました。





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Last updated  2018.09.05 23:23:43
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