カテゴリ:長野県
7月下旬から8月の初めにかけて毎年のように訪れたのは長野県東御市の「池の平湿原」。
県内から次第に新しい場所を求めて歩くようになって初めて池の平を訪れた時は、駐車場で車を降りた途端に標高 2,000m のさわやかな風の中に立てることだけで大感動でした。 そして、少し歩けば広々とした湿原のいたるところにめったに見られない高山植物が当たり前のように咲いていることにまたまた大きな感動をもらいました! 「イワカガミ」「コケモモ」「ハクサンチドリ」「テガタチドリ」「ノアザミ」・・・。 日光に咲く花も那須に咲く花も一挙に、楽に見ることが出来て、今まで高い山に苦労して登っていたのは何だったのかとため息が出るほどでした! そして「クロマメノキ」の上には初めて見る「ミヤマモンキチョウ」がヒラヒラとたくさん飛び回っていました。 カメラを構えて何度もみんなでシャッターを切ったのですが、動きの速い「ミヤマモンキチョウ」はファインダーに捉えることさえ難しかったです。 きれいに撮れた写真を見ると縁取りのピンク色がとてもきれいです。 オスは黄色、メスは白。 栃木県では見たことのない花もたくさん咲いていました。 ↑ マツムシソウ ↑ リンネソウ ↑ グンナイフウロ ↑ シャジクソウ 湿原を一回りして山の方に少し登った「コマクサ園」には大切に保護された「コマクサ」がたくさん見られました。 「コマクサ」はもう少し早い季節に行かないときれいな花が見られないのかな? 「ピグミーの森」に入ると林下には初々しい「ゴゼンタチバナ」や「イチヤクソウ」がたくさん咲いていました。 ↑ ゴゼンタチバナ ↑ イチヤクソウ そして、ここではこんな珍しい生き物にも出会いました。 ↑ ホシガラス ↑ ニホンカモシカ ニホンカモシカに出会ったのはE花旅の仲間と出かけた時。 私が足尾で見かけた時はこちらが少し動いただけで一目散に茂みの中に隠れてしまったのですが、池の平のニホンカモシカは人間を見慣れているのか私たちの前を行ったり来たり・・・結構長い時間カメラのモデルになってくれました。 とはいえ距離はかなりあったのできれいな写真は撮れなかったのですけどね・・・。 とにかく花の種類も数も多く、色々な蝶も見られて(もちろんアサギマダラも飛んでいましたよ)花旅仲間の大好きなものがいっぱいの池の平は大のお気に入りの場所でした。 夏場の池の平は、私たちのようなフラワートレッキングを楽しむ人たちで大混雑するらしいのですが、私たちが出かけるのはいつも平日。 おかげで人が多いとか混雑しているという感覚を持ったことは一度もありません。 週末や祝日の混雑時は地蔵峠からシャトルバスを利用しなければならないようでしたが、私たちは池の平湿原まで自家用車で乗り付けることができたので、栃木県からでもゆっくり遊んでこられる場所だったのです。 それでも、池の平がもう少し近くに会ったら四季折々もっと楽しめるのになあ、と未練がましい思いを残しながら帰路についたものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.07.31 00:14:31
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