|
カテゴリ:整体
現在、私の整体院に訪れる患者さんは、疲労、ストレスの解消から、病院でも手に負えない難治の方まで実に様々です。
現実問題として、国がライセンスを発行してそれに基づいて運営されている医療機関が設置されているにもかかわらず、民間の整体院、治療院が大変多く存在します。 これは、正規医療機関、つまり病院では症状が改善されず、民間療法にドロップアウトして症状の改善に取り組まれようとされる方が非常に多いということでもあります。 現代医学は手術、投薬を中心とした体系で科学技術をはじめとしたテクノロジーの発達に伴い、ここ数年でも目覚しい発展を遂げています。 これまで、何日も入院しなければならなかった手術が日帰りでできる様になり、検査技術も大変な進歩で、特に画像診断においては身体の深部、細部に存在する異常を発見するに至っています。 現代医学の発達はまさに日進月歩で、多くの人命の救済に福音を投げかけています。 しかし、その一方で腰痛や肩こりをはじめとした様々な症状が中々改善されずにいるのも事実です。 民間療法とされる様々な手技療法は、この様な症状に対して高い実績があります。 外部から何かを与えたり、付け加えることで変化させるのではなく、身体に本来備わっている機能改善能力を最大限に引き出すことが目的です。 私が学んだオステオパシー療法の色々なテクニックも、その多くは血液、リンパ液、脳脊髄液などの体液の循環不良の改善が主たる目的です。 現代医学は局所対症療法ですが、多くの民間療法は人間の身体をひとつの生体としてとらえて全体の機能改善を目標とします。 これは良い悪い、高い低いの問題ではなく、適応の問題であると考えます。 症状によって、現代医療が適応となる場合もあれば、各種民間療法が適応となる場合もあります。 身体の問題、トラブルにどの様に対応していくか、という問題に対して、現代医学しか信じないととか、特定の民間療法に依存する、というようなかたよった見解は排除して、よりバランスのとれた見識を身に付けるべきです。 これは、利用する側の自己責任とも言えます。 医師にせよ、治療家にせよ、訪れた患者さんのために最善を尽くすのは言うまでもありません。 しかし、実際は薬物投与によって心身ともにボロボロになったとか、民間療法に傾倒するあまり、重篤な問題を見過ごして取り返しのつかない状態に陥ってしまった、という話もよく聞きます。 医師が民間の療院を紹介するということはあまりありませんが、民間の治療家は患者さんの状態によっては正規医療機関の受診を勧める必要があります。 民間療法は命に関わる、あるいは日常生活に大変な変化を余儀なくされると思われる重大な問題に対してはその選択を誤らず、医師の指示を妨げてもいけないと考えます。 情報が煩雑すぎる現代ですが、その様な時代だからこそ、患者さんひとりひとりがユーザーとしての知識を備えて、各人のお身体の問題に向かい合うべきではないでしょうか? 医師任せ、治療家任せではなく、自分の健康は自分で守る、あるいは取り戻すといった姿勢が必要ではないでしょうか? その上で治療家はもてる知識と技術を存分に発揮して、患者さんの健康状態の回復に対するお手伝いができるものと考えます。 ハンズオンセラピーはその様な見識を持って、訪れる患者さんひとりひとりに最善の施術、アドバイスを心がけ、貢献して行きたいと考えております。 ハンズオンセラピー・ジョウ http://www.handson-joe.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.27 18:11:29
コメント(0) | コメントを書く
[整体] カテゴリの最新記事
|