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カテゴリ:ヒグマ
一昨日は我が町猟友会の総会と、鳥獣慰霊祭を執り行いました。
毎年恒例の行事で、一年間に獲った鳥獣の供養をする事で、大地の恵みと鳥獣の命に 感謝をし、おごる事無く先の一年を過ごす事が出来るようにお参りをしています。 いつから、この慰霊祭が始まったのかは分かりませんが、たぶん、この町に猟友会が組 織された時からの事だと思います。 なぜなら、我が町には昔、羆嵐(くまあらし)と言われる猛吹雪が吹き荒れた事がありま す。 1915年12月(大正4年)奥地へ開拓に入った人たちが、冬眠の穴入りが遅れたヒグマ に襲われ、7名が殺され食われ、3名が重傷を負わされるという大惨事が起こった所で あります。 大正4年12月14日その巨羆は撃ち止められ(その場所には「打止橋」と言う名の橋が今 もある)その日の午後から2日間、北海道北西部海岸一帯に、風速50mとも言われる 大暴風雪が吹き荒れた事もあり・・・・・・ 昔から羆を獲ったら羆祭りをして供養する習慣があり、その影響が今の慰霊祭になって 来たのだと思います。 考えて見れば、ハンターだけでなく牛、ブタ、鶏、イワシ等の魚、人間は皆この命を喰らい 生きている訳で、自分は金を払っているのだから関係ないと思わずに、食する時には 手を合わせ、感謝の気持ちを忘れずに いただきまーす
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