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カテゴリ:エゾシカ猟
画像がリアルなので気の弱い方は見ないでください。
この頃は日が短くなり、シカ猟に出発する時間が遅く、シカを獲っても営業時間前に 解体処理を終えることが出来ません。
そこで、取り敢えず皮剥をしてから放熱処理をし、後は空いた時間にその後の処理を するようにして居る。
その方法は色々あると思いますが、いつも私がやっていることを紹介します。
コレは1歳半のオスで、すでに放熱処理を施してあり解体施設内の温度は 5度くらいです。
赤丸の部分が蒸れ肉になりやすい部位で、上左が外モモ・上右が内モモで、分かり難い かも知れませんが、外モモと内モモの間にナイフを入れ筋膜に沿って手を差し込み空気 が入る様にしている。
又、内側の骨盤部分にも骨に沿ってナイフを入れるが、間接は外さない。
上から2段めはモモのランプ肉だが、ここにも緑色の線のようにナイフを入れるが、内側 から入れたナイフ跡に繋がる位まで入れた方が良い。
上から3番目はロースだが、2歳半くらいのオスになると内側のヒレ肉を外して置かないと 蒸れる事が有る。
そして脊髄骨の両側にナイフを入れる。
一番下は肩だが、ここが一番温度が上がりやすく蒸れ易いので、アバラの境までナイフを 入れ、肩ロースから離して置くことが良い。
以上記しましたが、特に大きい個体には不可欠だと思います。
皮剥をしないで2時間も放置して置くようなハンターもいるようですが、そんな状態だと ほとんど どこかの部位が蒸れ肉になって居ると思いますネ。
皮剥後、肉の熟成を考えて枝肉の状態で放置する方も居るようですが、蒸れ肉になって しまっては元も子もないですよネ。
エゾシカは蒸れ易い肉質だと認識をして、美味しい肉作りをしましょう。
まだ 説明がたりないと思いますが、それぞれの解体方があると思います。
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