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カテゴリ:ダンナのいない日
先日までのお風呂本はコレ ↓
表紙とタイトルに 引き寄せられました。
連載時のタイトルは、 『ローカリゼーションマップ 異文化市場で売るための モノづくりガイド』
このままだったら きっと素通りしていたでしょうね。
本書のメインは 旧タイトルの通りで 情報の深読みを重視した内容ですが、 今試験関連以外 考えることを放棄しているので、 正直そんなに頭に入りませんでした。
面白く読めたのは---
CHAPTER2 世界で売れる8つの日本製品 1)キッコーマンの醤油は「日本食」ではなく 「グローバルスタンダード商品」 2)「マルちゃんする」と メキシコで独自解釈されたカップ麺 3)「腑に落ちなくても従う」 パナソニックの欧州白物家電戦略 4)外国人だって洗ってほしい? TOTOが目指す世界制覇 5)世界の親を熱狂させる 公文式「超国家」学習法 6)スマートフォンに現地化は不要? ソニー・エリクソンの戦略 7)ヴェルサイユ宮殿の村上隆 8)フランス人になりきろうとした シェフ松嶋啓介
「マルちゃん」のところを ちょっとだけ紹介しますね。
1970年代に 日系企業のカップ麺が 北米に進出したらしいのですが、 出稼ぎにきていた移民が 家族や友人へのお土産に 大量に持ち帰ったことが 1980年代に メキシコで支持を受けた 1つの要因だそう。
メーカーのコンセプトなどは 届いておらず、 自分たちの習慣や好みに合わせて 受け入れられたみたいです。
マルちゃんに 大量のチリソースをかけたり、 チョイ辛のサルサやライムを絞って かけたりするのがメキシコ風だとか。
言葉にも浸透していて、 『議会がマルちゃんした』 →議会が早く終わった 『マルちゃん作戦』 →サッカーメキシコ代表の 素早いカウンター攻撃 など すでに文化。
外国特に アメリカやメキシコでは、 マルちゃんに限らず 日本のものに比べて 味が薄いらしいのですが、 理由を知って納得。
日本ではラーメンは麺。 塩分や脂分を気にして スープを残す傾向にありますが、 アメリカ、メキシコでは ラーメン=ヌードルではなく スープという認識があって 完食するから ほとんど薄めに 設定されているらしい。
逆に 韓国(この前のお土産も辛かった・・・)、 東南アジアは濃く辛いとか。
キッコーマンは意外でした。
日本食の調味料としてではなく 肉に合うことが 海外戦略のポイントで、 アメリカでは 醤油が半数の家庭に 常備されているらしいです。
CHAPTER2の事例を 『NHK特集』なんかで 映像化してくれたらいいのに。
この本については、 試験が終わったら 深読みできなかった部分を含めて また読み返すかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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