３兄弟とワタシ

義父がお世話になってる老健から電話。

義父、病院から老健へ戻って約２週間で
更に２kg痩せたらしい。

食べたくないと言って全く食べてないらしい。
その上、栄養補給のために点滴をしてるけど、
点滴を自分で抜いてしまうらしい。
義父、頭はしっかりしてるから、
ボケて抜いてしまうのではない。

生きることに対してストライキを
起こしてるんやと思う。
十年近く前…義父が脳梗塞で半身不随に
なった時もそんなことをしてた。
全く栄養や水分を摂らなければ死ねると
考えてるんやと思う。

とにかく、今後のことを至急話したいから
来て下さい。と言われた。
義弟に連絡をして、すぐに行ってもらった。

義弟からの話では、
このまま食べない上に点滴を抜いたりする
状態が続くなら退所してもらう。
と、老健の施設長から言われたらしい。

義弟が義父に
退所させられたら行く所が無いから…
と話し、義父は一応理解してくれたらしい。

「人生１００年時代」って最近よく聞くけど、
１００歳まで生きるって、
そんな軽々しいことじゃない。

家に帰りたいと言い続けながら帰れなかった母、
何回も手術して苦しみながら亡くなった義母、
一人暮らしで痛みに耐えながら生きてる父、
体が不自由で家で暮らせない義父、
「人生１００年時代」って言葉を聞くたびに
この４人のことが頭の中をぐるぐる回る。