★連絡がルーズな会社
★連絡がルーズな会社ブログの更新が遅くなり、ご迷惑をお掛けしました。人事部は企業のなかでも中核的なポジションです。全社をみながら適材適所を判断して人を動かす。また、評価をして昇給・昇進を決めます。したがって人事部には、有能な社員を配属させます。その有能な人事担当者が採用面接をおこないます。会社のなかでも、エース級の人材が人事部にはそろっている(はず)。なので、人事担当者の動向をみていれば、おおよそその会社のレベルがわかるともいえます。私が注意している点は、連絡の遅い企業です。実際に応募して企業からの連絡待ちを経験した方ならわかると思いますが、「○○日に連絡します」と言われて待っていても連絡が来ない場合があります。そこから1週間待っても連絡が来ない。忘れたころになって連絡が届く。しかも、急な内容だったりします。先日相談に来られたHさんは、ある企業の筆記試験を受けたさいに「1週間後に結果を連絡します」と言われました。しかし、3週間経っても連絡がなかったので諦めていたところ、企業から電話が掛かってきて「あさって面接するので○○時に来てください」と言われたそうです。企業の中核的ポジションであり、エース級の社員が揃っている人事部の対応がこれでは、他の部門や部署はどれだけルーズなんだろうと想像してしまいます。もちろん、企業側の事情もありスケジュール通りに選考が進まないこともあるでしょうが、良心的な企業だと「コレコレの事情で選考が遅れてご迷惑をお掛けしております。もう少々お時間を頂戴します」という内容の連絡があります。また不採用になった場合の企業側の対応にも、企業の本質とか本音が見え隠れします。不採用通知をメールで配信する企業ってどうかな~と思います。おそらくその会社は、なんでもメールで簡単に済ませてしまうような企業体質があるような気がします。また、ある企業の不採用通知は、A4用紙にただ「不採用」とだけ大きな字で書かれています。これを受け取った方から直接聞いた話ですが、「落ちたショックよりも、あまりの無神経さに見た瞬間笑ってしまった。こんな会社に入社しなくて良かった」と、強がりではなく本心からホッとしたそうです。いま不採用通知が届くと「祈られた」とか「お祈りされた」といいますが、そのような言葉はまったくありません。この応募者が将来、この企業の商品やサービスを利用する顧客になるかも知れないし、取引先企業に就職するかも知れません。そのようなことは考えないのでしょうか?でも、まだ連絡があるだけマシかも知れませんね。「今後、当社からなにも連絡がなければ不採用だったと判断してください」という人事担当者もいるようですから・・・。これなど、応募者をバカにしているとしか思えません。企業は学生に、また求職者に対して、さかんにコミュニケーションスキルを強調していますが、その企業の人事担当者がきちんと応募者とコミュニケーションが取れていないのは、本末転倒です。繰り返しますが、総務や人事部の担当者がルーズなら、企業全体がルーズだと判断して良いでしょう。だとすれば、その企業が不採用になっても落ち込む必要はありません。むしろ、「ああ、ここはルーズな会社なんだ。それが事前にわかって良かった」と見切りをつけ、もっと良い企業を探しましょう。人気サイトランキングへにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村就職活動・キャリアコンサルタント・産業カウンセラー