♪ マントルに浮かぶ小舟は揺れながら西へ西へと流されてゆく
現在の日本列島は、北海道は太平洋プレートの沈み込みの影響で、西に動いています。東北地方は東北地方太平洋沖地震の時のプレートの反発で、今は東に動いていますが、徐々に元に戻り数100年後には西に動くと考えられています。東海地方から四国地方にかけてはフィリピン海プレートの沈み込みの影響で、北西に動いていることが分かっています。
ハワイは約5千万年後には、日本に最も近づきますがぶつかることはない。(NHK高校講座)
昨日の緊急地震速報には驚いた。家で炬燵に入って話をしていた。突然、緊急を知らせるラジをが大音量で「大地震です!大地震です!」との声。「大津波警報」が出ていますと叫んでいる。同時に、スマホにも不気味な緊急地震速報の表示。まだ揺れてもいないので信じがたい思いで、DKのテーブルの下へ移動。
食器棚が倒れるといけないのでテーブルを押し付けて、その下へ。数分経っても揺れが来ない。それならと外へ出て、安全な場所で様子を窺っていた。スマホを見るとどうやら日本海側で地震が発生したらしいことが分かった。
そうならこの辺りには被害は及ばず、揺れが来ることもない。やれやれ、と家の中へ。
テレビでは全放送が地震を伝える緊急放送一色となっている。そうだ!「YouTubeのライブ映像が見られるかもしれない。」点けてみると案の定、輪島港のライブカメラを使って中継がされ、生々しい情報が刻々と伝えられていた。
発生した地震を知らせる各局のテレビ画面=1日午後、大阪市
輪島の朝市の近くで火災が発生。道路が陥没したり建物の倒壊で消防車が近づけず、燃え広がる様子が映し出されていた。阪神淡路大地震の時のことが脳裏に浮かぶ。
輪島市河井町付近の火事は今朝になっても鎮火せず、広範囲に類焼してしまったようだ。被災者のことを思うと気の毒でならない。火事の原因は何だったのだろうか。
▽震度6強を石川県の七尾市と輪島市、珠洲市、穴水町で、
▽震度6弱を石川県の中能登町と、能登町、新潟県長岡市で観測しました。
また▽新潟県と富山県、福井県、長野県、岐阜県で震度5強から5弱を、
▽震度4から1の揺れを北海度から九州にかけての広い範囲で観測した。
「令和6年能登半島地震」と名付けられた。気象庁によると午後4時から午後10時までの6時間で、
▽震度7の揺れを1回、 ▽震度5強を3回、 ▽震度5弱を5回、 ▽震度4を15回、 ▽震度3を31回、▽震度2を17回のあわせて72回観測している。
気象庁は「揺れの強かった地域では1週間程度、特に2、3日の間は大震度7の揺れを伴う地震に注意してほしい。この地域では、3年以上地震活動が続いていて、当面、継続すると考えられるので引き続き注意してほしい。今回の地震による揺れは従来より広範囲に広がっている」と呼びかけています。
家屋倒壊、各地で道路が寸断、
石川県内 約4万4700戸が停電(2日午前8時)
珠洲市 市役所庁舎周辺の住宅で停電や断水
林官房長官は、2度目の緊急の記者会見で「建物倒壊などによる生き埋めが6件、発生をしているという報告を受けている」と述べている。
被害の全貌が分かるまではもう少し時間がかかるでしょう。
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能登半島では以前から群発地震が発生していて、平成30年(2018年)頃から地震回数が増加傾向にあり、令和2年(2020年)12月から地震活動が活発化していた。昨年5月5日には、最大震度6強、地震の規模はマグニチュード(M)6.5の地震が記録されている。
とに角、日本は地震大国で、毎日の様にどこかで地面が揺れている。断層だらけの上、プレートが寄り集まって押し合いしている、とても野蛮な地盤の上にある。
日本は、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレートの4つのプレート、その境界が日本海溝、南海トラフなどとなっている。太平洋プレートとフィリピン海プレートは、毎年数㎝の速さで西に動き、日本列島の下に潜もぐり込こんでいる。
糸魚川-静岡構造線
「トラフ(trough)」とは、細長い海底盆地で、深さが6000mより浅いもの。
舟状海盆(しゅうじょうかいぼん)とも。細長くないものは単に海盆と呼び、深さ6000mを超えるものは海溝(trench)という。
「海洋状況表示システム」
東海・東南海大地震が、今起こるかも知れない。そう分かっていても何の手立てをしていない。今回のような震度6強の揺れが来れば、我が家は間違いなくぺしゃんこになる。屋根が重いので1階だけ潰れるというのではなく、1・2階共に潰れてしまうだろう。
高潮防潮堤の内側になるので、津波は海と繋がった水路が近くに有るので、間接的にやって来る可能性はある。
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