ベイドスのブログ

モーセ路程４

神がホレブの山にモーセを呼んだ時
神はモーセに言った

貴方は靴を脱いで私の前に立たなければならない
ここは聖なる場所だからである　　と神は言った

この言葉は、堕落したアダムエバの業を背負う立場に居るモーセは
新しい立場で、神の前に立たなければならないのでこのように言われたのである

堕落の因縁に区切りをつけて、新しい立場で出発しなければならないのだ

日本の風習で、外から家に帰ってきた時靴を脱ぐのは、このモーセの
聖なる場所に帰ってきたことを継いでいると想う
靴を脱ぐから、部屋が畳みになったのだ

畳の部屋だから靴を脱ぐのではない
靴を脱いで聖なる所に立つから畳表の神聖なる場所を造ったのだ
家は聖なる所であることを継いでいる

神がモーセに「我がイスラエル民族を解放せよ」と命じた時
モーセは「私は言葉が十分ではありません」と
神は「貴方に代わりアロンが語るだろう、貴方は民の前に神の立場に立つ」と

このようにしてモーセの兄であったアロンと姉のミリアムがモーセを支えた
モーセは神の立場、その神の前に神の言葉を語るアロン、女性として支えるミリアム

これはやがて来るイエスが神の前に聖霊と共に立ち民を導くことを暗示している
イエス自身も「私は神のすることを見てする以外何も出来ない」と
神のすることとは、神の歴史の中に示されている暗示を示しているのである

神はアブラハムの家庭路程と、モーセの民族路程の中に
神の実子の立場で、堕落したアダムの代わりに第二のアダムとして、
堕落前の立場で現れるイエスに
どのように神の摂理を進めたらいいのか示しているのである

我々も当然、堕落前の立場に帰るためには、
神の示した暗示に従うことで堕落前の立場に立てるのである
神の智惠は歴史の中に現れているのである
故に、歴史を神の人類を救うための足跡と見ることは重要である

この観点で歴史を学ばなければない

さて神は、民の前にパロ王の前に神の立場で立つモーセに様々な奇跡の権能を与えた
理由は、神の権能を表し神が実際に働くことを示す為であり
パロ王に神がイスラエルを愛し導いていることを示す為であり
パロ王は神に勝てないことを身にしみて悟らせる為であり
イスラエル民族に神が働くモーセを信頼し民族が一致団結して新しく出発させる為である

またモーセ路程の一次路程が失敗し今は必ず出発しなければならないからであり
またイスラエル民族が４００年を超えて苦役を強いられたので（３０年多い）
神は恩寵を与えたのである

「苦有れば楽あり」の言葉は、歴史を見つめる神が居て初めて成り立つ真理である
神が見ているならば、苦労は有りがたいことなのだ
買ってでもしたい苦労である

次は、モーセに与えられた奇跡の権能
３大奇跡と１０災禍についてだー