キモチ悪いんだもん!
相変わらず夜はせっせと赤ペンもって、ハンコを押しまくっています。だけど、何度言われても気になることがある。昨日もとある会社のパンフレット裏にあるような、こまかーい注意書きの校正をしたときのこと。前の版で「もの」とあったのが「物」と漢字に訂正指示が入っていた。だけど、そこはクライアントの担当者もしょせんは素人。細かい見落としがままある。「もの」のまま、漢字に直す指示が入っていないところが3カ所も。えーえ。校正的には間違っていない。指示されたところだけが直っていればいいんだから。「越権行為」なんだろうけど。だけど、編集的に、その「表記の不統一」はめちゃめちゃ気になる。すぐ次の行に不統一の文字があるんだよ。かっこ悪くないか?(いくらほとんど読まれないような文書だとしても)。そのことを付箋にコメントしておいたら、それは必要ない、時間の無駄って強く言われて凹んだ。そもそも修正箇所の確認だけでいいのであって、文字は読む必要ないんだからと。しょーがないじゃん。ずっと編集者としての校正しかやってこなかったんだから。このまま担当者が気がつかなければ不統一のまま印刷されることになる。それを肯定しなければならないのが、気持ち悪い。せめて担当者に確認するぐらい、いいじゃん、と思うんだが、「無駄」だとよ。編集的な目を否定されるとつらいわ。・・・やっぱり長く続かないかも。