硬いアキレス

最近、パナソニック、ソニー、東芝、シャープと３ＤＴＶが出てきていますね～。

で、ＣＭなんかで良く見かけるのが３Ｄ映像での醍醐味である

　『飛び出す映像感』

な訳ですが・・・

これ、自分的には幻想でしか無いかと。

確かに、３Ｄで作成された映画なんかはドーンって感じで出てくる感満載です。

でも、それはカメラに対してそのものが迫ってきてそのままカメラの後ろへ流れているように作っているから。

先月の末からスカパーにてサッカーの中継を３Ｄで！ってのをやってますが、リアルタイム中継の場合、カメラを飛び越えるボールっていうシチュエーションがありえない。

だからＴＶが箱庭のように奥行きがあって、その奥から手前までボールが来るって感じにしかならないはずです。

だって試合中にカメラ中に入れないでしょ。

まあ、カメラ本体を事前に調整して、視点をかなり前方になるようにしてるのであれば可能性はあるけど、今の技術だとリアルタイムには出来ないんじゃないかな～。

つまり、飛び出してくるって言うより、奥行きがあるって感じになるだけ？

サッカーの場合、全体的な放送と現在のようないろいろ視点を変える放送とが見えるような工夫が欲しい。３Ｄなんかでごまかさず、より全体を意識できる中継（つまりはスタジアム観戦視点）を考えてほしいです。
（だって局面だけしか移ってないと、パスの出し先が有効なのか判んないし・・・）