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カテゴリ:映画
この『Sweet Rain 死神の精度』を観て
小説も合わせて読んでたんだけど、 原作の小説をようやく読み終わりました。 原作もとても面白かったし、映画も原作のイメージを大切に 配役や背景、セリフが撮られていたと思います。 さらに原作にはない映画ならではの演出もあるので 原作を読まれた方もそうでない方も楽しめるエッセンスがあります。 この映画を観たときも原作もそうですが、 この作品は日常的には見聞きしていすぎて返って 特に身近なこととは意識していない『死』 というものを自分の身やまわりにも いつ起るかもしれないということ感じさせます。 そこには「なぜ私が?なぜあの人が?」の理由はわからない。 でも遅かれ早かれ浮浪者にも大富豪にも誰にでも訪れる。 そんな話を説教臭く読み解いたり、感動させようとしたり、 するわけではなく、淡々といるところが今の空気にあっているのです。 『死』の話だからと言って、悲劇的でもなく、 「生きていればいいこともある」、「そんな生き方・死に方もある」 ってことをさらりと見せるところがいいのです。 死っていう暗いテーマなのになぜか 穏やかな気持ちになるのはなんなんでしょうね。 金城武扮する死神・千葉ははまり役だと思うので 原作を読まれた方もより一層楽しめると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.04 09:27:12
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