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テーマ:DVD映画鑑賞(14213)
カテゴリ:映画
黒澤明監督、志村喬、三船敏郎らが主演の
『七人の侍』を観ました。 やっぱり期待を裏切らない映画でした。 ストーリー、それぞれの役どころ、台詞の中にある真実、 躍動感とリアリティーのあるカメラワーク、 どれをとっても納得のいく名作だと思います。 七人の侍や農民たちの姿もそれぞれ個性的で, 表情豊かで生き生きしています。 自分自身をわきまえつつ、 孤高に生きている侍の姿は美しいです。 決してイケメン揃いではないのに、 それぞれが持ち前の人となりと、 人間同士のからみの中で作品を何層にも膨らませています。 作中「竹千代様」と呼ばせるところや、 端々に温かなユーモアがあり、 それでいて「百姓はちゃんと床下に大事なものを隠してるんだ。 弱そうにしてて、実はずるいんだぁ」とか 「また、負け戦だったな。勝ったのはわしらではない。 勝ったのは百姓たちだ」とか、 ドキっとするような真実や人間性まで言ってのけるのです。 じっくりと濃厚に楽しめる、 「世界の黒澤」と呼ばれる由縁がわかる作品でした。 映画”七人の侍”からネーミングされたコーカサス地方のウオッカ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.24 12:39:44
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