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カテゴリ:JAZZ
さて、秋田の夜・後編です。
今度は女ふたりで夜の街へと繰り出しました。 秋田の夜の街を歩くのは初めてなので、 なんとなくワクワクするような、戸惑うような・・・ それでいて心地よい酔いも手伝って、心が躍ります。 川反の街の賑わいは、昔はタクシーが連なっていたとかで 今よりもっとすごかったのだとSさんが教えてくれました。 Sさんの案内によって着いたのは、とあるピアノバーでした。 店内にはボサ・ノバの軽やかなリズムが流れていました。 ビールを飲みながら、 もっぱらSさんとママさん、お店の方のお話に耳を傾けておりました。 何げない会話の中に、日本の大物ジャズミュージシャンの方が まるでその辺にいるお友達のように、自然に、 当たり前に語られていることにカルチャーショックを受けました。 Catwalkでも感じたのですが、お客さんとお店の方がとても親密で 気さくにお話をしているこの感じ・・・いいなぁ。 ジャズライブが行われた時にいただいたサインなども見せて頂きました。 ビールを2~3本空けて、結局看板までココで過ごしました。 そのあとさらに、Catwalkに用があると仰ったSさんについて、 再びお邪魔してしまいました。 ビールのグラスを空けたあと、アキタ・ビューをもう1杯お願いして (どれだけ飲むんだ? ^^;)色と味を楽しみました。 ここで、マスターさんの粋なはからいが。 なんと、Akita View をかけてくださったのです。^^ 静けさの中にあわい軽やかさを感じる(まさに舞う雪のようでした)素敵な曲でした。 このあとさらに、素敵なアクシデント。 もうひとつの(Out Of Bounds バージョン)Akita View を聴かせて頂いたのです。 ※ Out Of Bounds とは秋田大学Jazz研のOB有志によるバンドとのことで、 マスターさんはこのアルバムでドラムスを担当されています。(HPより引用させて頂きました) こちらはとても生き生きとしたイメージで「元気な秋田」を感じました。 「同じ曲なのにこれほど印象が違うのか・・・!」と 改めてジャズの楽しさを思い出させていただき、素敵なプレゼントをいただいた気分でした。 ところで、この2枚のアルバム、今ではどちらのヴァージョンも 入手不可であるとマスターさんが教えてくださいました。・・・残念! (いつの日かまた必ず聴きに伺いますので・・・その時はリクエストさせてくださいね。^^) Akita View の余韻に浸っていると・・・ 聴き覚えのあるメロディーが流れてまいりました。 コルトレーンの Ballads の1曲目の Say It(Over And Over Again) でした。 この曲がクロージング。 Catwalk の文字のあるあの壁をぼんやり見つめました。 もう、帰らなきゃ。 名残はつきないけれど・・・。^^ お礼と、おやすみなさいを告げて店を後にして、 今日の出来事を思い出しながら、眠りについた秋田の夜でした。 素敵な曲をかけてくださったマスターさん、 おいしいカクテルを作ってくださったJさん、 そして、遅くまでおつきあいくださったSさん、 楽しい時間をありがとうございました。^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.12 23:21:21
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