テーマ:華麗・大川橋蔵の時代劇(440)
カテゴリ:大川橋蔵 映画 (主演)
次郎長の「おい、やめろ」という声が
いよいよ政吉達が芝居を打つ日になりました。芝居小屋は満員、次郎長もお蝶やお雪と共にやって来ています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 石松「斬られた傷がいてえのと、蚊にくわれて痒いのと、暑いのと三つ一緒になり やがって、こんな苦しいことはなかったい、おっ、七兄い、すまねえ。お民 さんありがとよ」 七五郎が石松に「これからどうするつもりだ」と聞き、「おらあ、これから清水にけえり、この傷を治し、この仇討ちをするつもりだ」といいます。俺も一緒に清水へ行こうという七五郎に、それは断る、のちの世まで名前が残って、石松は命が惜しいから、七五郎と一緒に行ったといわれては、「清水一家のなめえが汚れらあ」 客席から「そうだ、そうだ」の声がかかります。と、政吉の思うようになったようです。 ![]() ![]() ![]() 痛みをこらえやせ我慢して、一人よたよたと清水へ向かって歩きますが、傷の痛みで七五郎の前では強がりをいってはみたが、到底一人ではかえれない、と立ちすくんで゜いると、足音に驚き隠れます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 都鳥はが逃げた石松を卑怯とうと、客席からヤジが飛びます。卑怯といわれた石松が現れると、客席から拍手が起ります。逃げたんじゃない、ここで都鳥を待っていたんだ、という石松に客席は拍手。斬りあいますが、石松は傷の痛みによろけたところを滅多切りされますと、観衆が立ちあ゛り、舞台に座布団を投げてきました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() その時、政吉は熊造に浪花節を続けるように合図を送ります。 ![]() 「・・・捨てる命があるならば、人々のため国のため・・・命を捧げてこそ、これが男というものよ」」そこで、政吉はチラリと次郎長の様子をうかがうのです。次郎長の顔色が変わっていました。浪花節はまだ続きます。「いまや徳川幕府の悪政に、とって立った侍や・・・・・、たとえしがないやくざでも、あんな立派な大喧嘩に、もしも石さんが死んだのなら・・・」そこまで来たとき、次郎長の「おい、やめろ」という声が響きますと、石松に扮した政吉は、起き上がり、うまくいったという表情を見せます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年08月13日 21時20分40秒
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