コンテナー 日本では障害が結構とある 東日本大震災695日後に
コンテナー世界の規格でいろいろとあるが 日本では 問題が結構と多いISO規格コンテナ 海上コンテナの長さは主に20フィート 、40フィート の2種類がある。幅は8フィート 、高さは8フィート6インチ 、9フィート6インチ なお、長さが45フィートのコンテナも規格化され、欧米で普及しているが日本国内の公道を、現在の道交法下では走れないため、日本で見かけるのはまれである。海上コンテナの陸上輸送 海上コンテナ輸送用コンテナ貨車 車高規制 背高コンテナを・コンテナシャーシに積載した場合、荷台の高さ約1,200mmを含めれば約4,100mmとなり、日本の道路交通法で定められた全高3,800mmを超えてしまう。道路交通法第57条3項の規定の対象としない特例措置として取り扱うこととなり、定められたルートに限り通行が可能になった。 大型コンテナ積載車の通行が必要とされる「幹線道路網」は日本で約29,000kmとされており、そのうちの560km 47区間でいまだ通行が制限されている。重量規制 これまで海上コンテナの陸上輸送は、道路交通法上20フィートで20,320kg、40フィートで24,000kgまでのものに限られていた。1995年3月に閣議決定された規制緩和推進計画によって、認定を受けた3軸トレーラとトレーラヘッドによる輸送がようやく認められるようになり、20フィートで24,000kg、40フィートで30,480kgまでの輸送が合法となった。鉄道輸送 海上コンテナのサイズは鉄道コンテナより大きい日本貨物鉄道(JR貨物)では現存する鉄道貨車(コンテナ車)の改良や積載可能な新車の増備を進めてる。日本では 国際規格のものが 走れないまだ 国土は江戸時代から あまり 変わってはいないまあ 変わらない方が 良いのもあるし どっちとも 言えないかも ??東日本大震災 3月11日発生 2月4日は 既に695日後となった 阪神大震災は、1月17日で発生から18年 武田さんのブログ ----------------------------------------------自然に学ぶ人工材料 009― 人工材料の自己修復 いよいよ固体へ ― 生物の自己的な修復は細胞内で行われる。それと同じような条件での人工的な修復の実証実験としては、溶液内での実験だから、既に「生物の自己的な修復に相当する例が、人工的材料でもできる」という事が言えるとも考えられる。しかし、それは不十分だろう。 化学的には逆反応というものが普通に起こるし、現実的な条件で平衡が達成されるような反応系では正反応、逆反応ということが言えない場合も多い。だからポリフェニレンエーテルは確かに材料ではあるが、それが溶液内で逆反応しても「研究が成功した」とは言いにくい。 そこでいよいよ現実的に材料として使用される形、つまり固体での修復に進むことにした。といってもその頃はまだ「修復」という概念ははっきりしていなかったので、「代謝材料」などと呼んでいた。日本では明治以来、おおよそ新しい概念はヨーロッパやアメリカから来る傾向にあり、日本では既にできあがった学問を更に進める事が多かった。 現在でもヨーロッパなどの本は最初に長々と概念が書かれている場合が多く、それに対して日本の科学の本は直接、具体的なことが出てくる。私も若い頃には、何故こんなにヨーロッパの本は前置きが長いのかと思っていたが、この研究のように概念が無く、手探りの時には、その概念が構築された後では「当たり前のこと」も暗中模索で後から考えると奇妙なことを考えていたと反省することが多い。 溶液の時とほとんど同じ条件で触媒などを入れ、固体のポリフェニレンエーテルの分子量の変化を40℃で観測したところ、1日目、2日目、そして5日目にも変化は見られなかった。溶液の実験が重合で4時間程度、保管しておく実験が1日程度だったので、5日はかなり長い実験だったが失敗した。 修復反応が拡散律速なら、高分子固体内の拡散速度は10の-9乗(cm2/sec)であるのに対して、溶液なら10の-6乗(cm2/sec)付近だから1000倍違う。その通りなら4時間の実験は166日に相当するので、長大な実験をしなければならない。 研究の最初の苦労話をあまりしても仕方がないが、こんなことも研究室内では議論になる。166日間も実験することは難しい。途中に休みもあるし、電気も止まるかもしれない。第一、大学では学生の卒論に間に合わない・・・でも、そんなことは人間社会の事情だから断固やるべきだ、いや違う・・・と色々な意見が出る。 そのうち、「166日間も実験して失敗したらどうなるの?」という意見も出て、みんな黙りこくってしまった。もう一度、5日間でやってみたがやはりダメだった。そこで、固体といっても少し高分子鎖を動きやすくしたらどうかということで「可塑剤」を使うことにした。 「可塑剤」というのは固い高分子を柔らかくするもので、「軟質・・・」などと呼ばれる材料には含まれることが多い。可塑剤にジメチルフタレートを選択し、ポリフェニレンエーテルの分子量も8000程度と少し低めにした。ともかく妥協して分子量の伸びだけを見ることにしたのである。 細かいことは割愛するけれど、上の図のように見事に5日間で分子量が伸びたのである。最初の分子量分布に対して1日目ではそれほど差はないので、もしかすると誤差の範囲とも言えるが、3日、5日の結果は明らかに分子量が大きくなっている。鎖は固体内でもつながったのである! 「やっぱり、固体でも高分子鎖は伸びた。研究は成功した!」と研究室みんなで喜んでこの研究も一段落した。 でもいつの世でも「批判派」「慎重派」はいるもので、これほどハッキリしてもまだ異論が述べられた。その異論は「神様の後知恵」のような言いがかりのようなものもあれば、誠意に満ちあふれたものもあった。 まず「もともと固相重合があるのだから当たり前じゃないか」という反論があったが、それはやや言いがかりに近い。 確かに固相重合というものはあるが、それは単量体から出発し、そのまま重合を続けていく場合である。それに対して上の図は一度、重合を止め、生成し、パウダーにして保管し、さらにそれを溶媒に溶かしてキャストしてフィルムにしたものである。そのような処理をしても再び重合するかということまで「実験しないでもわかる」というのは少し乱暴ではないかと思う。 「高分子反応というのがあるのだから当たり前だ」という反論もやや疑わしい。というのは高分子反応は固相で行うのが多いが、それでも鎖の末端同士が反応するようなものはほとんど知られていない。だからやはりその場合も実験が必要だろう。 でも有益な疑問もあった。実験は酸素20%の存在下で行われたが、酸素はいらないのではないか?この分子量の差は酸素によって代謝的に行われたのではなく、単に無酸素的に高分子末端が反応した可能性があるのではないか?というものだった。 成功に浮かれていた研究室は、この意見に「確かにそうだ。それは確認したい」「酸素でも無酸素でも、分子量が伸びたのだから良いじゃないか」という2つの意見があり、とりあえず無酸素でやってみることになった。 その結果が下の図である。同じ条件で5日経ってもほとんど分子量には差が生じなかった。僅かに5日目は分子量が増大していたので、少し無酸素的な反応が起こっている可能性はあったが、主たる反応が酸素を必要とすることは疑いの余地がなかった。 ポリフェニレンエーテルの高分子同士の反応が有酸素反応であるということはやや意外であった。既にポリフェニレンエーテルが、重合の途中からキノン-ケタール反応などの無酸素反応で高分子化するとされていたし、単量体が存在しない中で有酸素反応が進むのかについては未知だったからである。 2,6-ジメチルフェノールのよく知られた酸化カップリングの反応は、次のようなものである。 この反応は単量体では活発に行われるが、重合の全過程で進むのかまではそれほど明らかになってはいない。しかし、このシリーズの実験ではピーク分子量が数1000というレベルでも酸素存在下の方が反応が進むことを考えると酸化が関与した末端の反応と考えるのが妥当と考えられるふむふむはた坊