百人一首の作者、女性は何人?
『百人一首を詠う会』では 月に1回、2首ずつの解説をしていただき、詠って楽しんでいますがチラシを作っていて 男性ばかりが続くのでいったい 女性の作者は何人なのかしら~と番号順に絵札をめくって数えてみましたらな~んと 21人だけでした~仮名文字の古典文学は女性が主体と思っていましたので、驚き、がっかりしました。小倉百人一首では 古い順に番号が付いていて600年代半ば頃から、1200年代前半頃まで、およそ600年ほどの年代の歌で、古い順に番号が付けられています。女性作者の歌の番号と名前を載せてみます。2、持統天皇 9、小野小町19、伊 勢38、右 近53、右大将道綱母54、儀同三司母56、和泉式部57、紫 式部58、大弐三位59、赤染衛門60、小式部内侍61、伊勢大輔62、清少納言65、相 模67、周防内侍72、祐子内親王家紀伊80、待賢門院堀河88、皇嘉門院別当89、式子内親王90、殷富門院大輔92、二条院讃岐10首ごとの女性の数は 1~10首まで、女性2人11~20首まで、女性1人21~30首まで、女性0人31~40首まで、女性1人41~50首まで、女性0人51~60首まで、女性7人61~70首まで、女性4人71~80首まで、女性2人81~90首まで、女性3人91~100首まで、女性1人赤字の女性作者53~62番までは女性が9人で、男性が一人でした。和泉式部や紫 式部、清少納言などの有名な女性たちが 続いていましたがこの時期を除くと、女性の作者はぐっと少なくなってしまいます。現在、第29首までが終わって、8月は第30首からですが、来年の7月までに女性の作者はただ一人だけとなります。今年の3月からも 男性の歌ばかりですので来年7月までの1年4か月間、女性の歌はたったの一首しか 出てこないんですね~【百人一首を詠う会】百人一首を詠う会、16回目のご案内♪