昔、山陽新聞に載せて頂いた「紅麹桜餅」
紅麹桜餅(材料)(25個分)道明寺粉 250g砂糖 100g水(有れば熱湯) 500cc 塩 少々 紅麹 小1/4(又は食紅 少々) 桜葉塩漬け 25枚 こしあん(味付け) 500g (作り方)1)桜の葉を水に漬け、塩出ししておく。2)鍋に分量の水(有れば、熱湯を用いれば時間が短縮出来る。)、砂糖、塩、水溶きしない紅麹(又は水で溶いた食紅、極少量)を入れ、沸騰させる。3)続いて手早く道明寺粉を入れ、すぐ弱火にして(ほたる火と言われるくらいの弱火)、木しゃもじで底からかき混ぜるようにして煮る。 (道明寺がどんどん水分を吸収し嵩を増して行く。この間5~6分くらい)4)まだ、表面に少し汁気が残っている感じの時に火を止め、鍋に蓋をして熱が逃げないようにして、40~50分蒸らす。 5)この間に、桜の葉を水洗いし、包む時に取り易いように工夫して、ざるに上げておく。 又、餡を25等分し、丸めておく。6)道明寺粉が、噛んでも芯が無く充分蒸れていれば、ざっと25等分にして、手に水を付けながら道明寺にあんを包み、桜の葉でくるむ。 (この時、道明寺に芯が有れば、充分蒸気の上がっている蒸器で蒸せば良い。) 注 ・分量の水分に熱湯を用いれば、時間が短縮出来る。(火傷に注意!) ・紅麹は、必ず水で溶かないで用いる事。 ・道明寺を入れたら、すぐに弱火にする事が大切。 ・まだ、生地の表面に水分が残っている内に火を止め、蓋をし、保温状態で蒸らす。 山陽新聞に「お菓子歳時記」と言う題名で、折々のお菓子と詩それに導入文を書いて1年間連載して頂く機会を貰った事が有ります。随分昔、2007年の事なのですね~。 ----- Original Message ----- From: okada sachiko To: 山陽新聞社文化家庭部 Sent: Tuesday, February 20, 2007 12:39 AMSubject: 岡田です。今日は! ○○様 現在、横浜に居ます。明後日は町田市に移動、24日に帰岡、25、26日は米子NHKです。 3月は、桜餅にしたいと思いますが、この写真で使えるでしょうか?適当な花が見つからなくて、仮に写してみた物です。レシピは、帰岡次第送ります。 導入文 温暖化で、雪の無かったのは良いけど、そんなに遠くない将来に不安を覚える程、暖かい冬でしたが、それでもやっぱり嬉しい春ですね。もうすぐ始まる桜の季節に因んで、桜餅をご紹介します。桜餅は誰にでも作れて、決して失敗しない和菓子ですから、是非、挑戦して、お得意お菓子メニューのひとつにして下さいね。お餅を、優しい春の色に染める為に「紅麹」と言う食品を使用しました。「紅麹」は漢方薬としても用いられる健康に良い、美しい紅色を呈する麹菌で、そのモナコリンKと言う成分は、コレステロールを調整し、グンゼと言う肌着のメーカーは、血圧を調節すると言う作用で特許を取得しています。私事ですが、この紅麹を用いて、発酵させる事は困難とされていた「ハトムギ」を発酵させ、多段階発酵の夢の食品「はとむぎ紅麹」を作る事に成功し、私も昨年、特許を許可して頂きました。 詩は日々老いて行く私の為の応援歌。今日、爛漫を誇る若さは、やがて花のように色褪せ散って行きます。そのはかなさを知るものだけが、この一日、一日をひたむきに生きる事が出来るのだと思います。私の「詩」のかけがえの無い恩師「永瀬清子」は、89歳でお亡くなりになるその年まで、苔むす古い大樹が、年毎に花を咲かせ、実を付け、若葉を輝かせるように、ひたむきに生きた素晴らしい方でした。男性、女性を問わず、老いても、学び伸びて行く気持ちが有れば、季節ごとに花を咲かせることが出来るのですね。私も益々頑張ります! 詩 散るさ 花だもの 1日(ひとひ) はかなさをひたむきに 咲け 咲け 爛漫の花のいのち 咲け 咲け 私の花のいのち