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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2023年09月28日
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カテゴリ:クラシック音楽


岩手県民会館コンサートサロンの2回め。
今年からネーミングライツで「トーサイクラシックホール岩手」という覚えられないような名称に変更された。
株式会社トーサイという埼玉、東京、岩手で展開している車の販売会なそうだ。
契約金は年額550万円で令和7年度の3月までの契約とのこと。
カーセブンという名前でCMをしているので、ご存じの方も多いと思う。
ただ、この名称だとわかりにくいので「カーセブンミュージックホール」とか覚えやすい名前のほうがいいような気がするというのは筆者の勝手な考え。

閑話休題

いきなり、無駄話になってしまった。
コンサートサロンの1回目の村治佳織は、8月は来客中で慌しかったため?すっかり忘れて観に行かなかった。
さすがに2回続けていかなかったら、病院で診てもらった方が良さそうだ。
諏訪内晶子の去年のコンサートはバッハの無伴奏だたので、今顔はバッハのソナタでもやるのかと思ったが、大外れで、なんとブラームスのソナタ全曲だった。
去年も小林美恵がやったばかりなので、がっかりした。
会館の方でも事情を話さなかったのだろうか。
ピアノはブルガリア出身のエフゲニ・ボジャノフ(1984-)という方。
リヒテルやエリザベート王妃、ショパンなどの国際コンクールで優勝もしくは入賞をしている実力の持ち主らしい。
CDも何枚かリリースしている。
ピアノはスケールが大きく、ダイナミックで明晰。
ペダルの踏みかえも頻繁に起こるし、なかなか素早い。
このピアニストの特徴は何と言っても顔芸?
最初は曲に合わせて歌っているのかと思ったら、どうもそれだけではない。
顔を上下、左右にふったりするし、口を大きく開けたり尖がらかすなど、口の表情が雄弁?だ。
極めつけは、ほっぺたをブブブル震わせるところ。
そのために第1番は彼の顔芸にすっかり気をとられて、耳のほうが疎かになってしまった。
全体には、彼のピアノがヴァイオリンをぐいぐいひぱっていくという演奏。
大物同士なのだが、ヴァイオリンとピアノがバチバチと火花を散らすということもなく、ヴァイオリンはあくまでもクールな表情が目立つ。
立ち姿と同じクールビューティという感じがぴったりだ。
ヴァイオリンもピアノもそれほど表情を濃く付けないし、アゴーギクも目立たない。
ブラームスのヴァイオリン・ソナタは湿り気のある演奏が多いと思うが、筆者は今回の演奏の方が好ましい。
楽し気な曲想の第2番もそういう雰囲気はあまり感じられないが、端正な表情はこの曲でも同じ。
次第に熱がこもってきて、それが第3番の最後まで持続していた。
第3番は終楽章のロンドが激しい表情で、ブラヴォーまで飛び出した熱演。
諏訪内はミスが殆どなく、音楽的にも素晴らしかった。
是非、録音してもらいたいものだ。
ところで、全く関係ない話だが、昨年のクラシックの国内販売で諏訪内のバッハの無伴奏が売り上げ第1位だったそうだ。
クラシックなので5000枚ほどだったが、非常に喜ばしい。
第2位はセルジュ・チェリビダッケのリスボンでのブルックナーの第8番のライブで、4800枚だった。
昨日何気なくpreto musicを見ていたら、諏訪内のバッハがリースされていることを知った。
CDが出たときにハイレゾを心待ちにしていたのだが、そのうち忘れていたので、とても嬉しい。
これからじっくりと聞きたいと思う。

諏訪内晶子&エフゲニ・ボジャノフ:デュオリサイタル


ヨハネス・ブラームス:
1.ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調 Op.78「雨の歌」
2.ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 Op.100
3.ヴァイオリン・ソナタ 第3番

アンコール ブラームスの小品2曲(曲名不詳)

9月25日 岩手県民会館中ホール7列25番にて鑑賞





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Last updated  2023年09月28日 16時14分18秒
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