テーマ:記憶スケッチ(3)
カテゴリ:記憶
NHK総合「鶴瓶の家族に乾杯」で教会が出てきたのを見て、思い出した話です。
半年ほど前に、短大の同窓会が開催されました。 今も付き合いある同窓生もいないし、先生も覚えておいでじゃないだろうし、体調もイマイチだし、そのためだけに名古屋まで行くのもなーと思ってましたが、後でI先生がサプライズで同席されたと知ってショック・・・ ![]() I先生にはお目にかかりたかったデス。 うちの短大はミッション系で、I先生は神父様で、キリスト教概論などを担当されていました。 30歳ちょい過ぎで、20歳前の女の子たちにはギリギリ射程圏内。 「クリスチャンの神父様=結婚されない」というので、ソソられてる女の子が多数いた模様(笑) 「先生は神父様だから、結婚されないんですよね ![]() 「いやー、別に、結婚したっていいんだけどね」 「きゃー ![]() ![]() ![]() ちなみに背は低めで筋肉質で、体格としてはじゃがいもみたいな感じでした。 ただ、ニコニコ穏やかなのが裏目に出て、キリスト教概論(必須)の講義中は、私語の嵐。 私にとっては、面白くて興味深い講義だったのですが、、、。 時々「うるせー、先生の声が聞こえへんやんかー ![]() ![]() ![]() 先生も、困った顔ながらも、怒りはしないし・・・。 ある日、あまりにも私語がひどかったので、先生はいきなり黙ってしまいました。 それでも私語は止みません(てか、みんな聞いてないから気付かない)。 そしたら、先生は自ら、講義中にも関わらず、黒板の文字を消し始めてしまいました。 そんな先生を、私は泣きそうな気持ちで見てました・・・。 先生がゆっくり黒板を消し終わった頃ようやく、異様さに気付いて徐々に静かになってました。 そこで先生が、くるんとこちらに振り向いて、笑顔で一言。 「教会に行こう ![]() そして、先生を先頭にみんなでゾロゾロと、隣の敷地に建てられている教会に移動しました。 入り慣れない教会の中でキョロキョロしていたら、先生は「まぁみんな、ゆっくりしてって。しゃべっててもいいし。僕はオルガン弾いてるから」と言い残して、どこかに消えました。 そして間もなく、天井から「トッカータとフーガ(だったと思うのですが)」のメロディが。 あれ ![]() レコード ![]() ・・・違う、教会のパイプオルガンだ ![]() え、もしかして、もしかしなくても、先生の生演奏だっ ![]() ![]() ![]() 教会では賛美歌なども歌われますし、音響が素晴らしくできています。 パイプオルガンの生演奏は、天井から降ってくるように聴こえてきたのでした。 教会に移動しても続いていた私語も、ピタリと止みました。 演奏後には、もちろん拍手の嵐。 先生は、その後2曲ほど弾かれて、「それじゃ、そろそろ(講義の終わる)時間だから、学校に戻りなさい」と、その日の講義は終わったのでした。。。 そして2年生になって、迷わずI先生のキリスト教概論2を取りました。 先生に「この講義を取った理由はなんですか ![]() ちょっと恥ずかしかったけど、みんなの前で堂々と「I先生がスキだからです」と言ってしまったのも、今ではいい思い出です(笑) ちなみに1年・2年ともに評価はAでした。仏教徒だけど。 補足:カトリック⇒神父様⇒結婚不可 プロテスタント⇒牧師様⇒結婚可 てな訳でした。 このところヘビーな内容の日記の連投が続き、自分でもちょっとイヤになってましたので・・・ ![]() ちょっと息抜きでした ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/12/14 08:54:02 PM
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