テーマ:福島美味(8)
カテゴリ:友達の住む街
『カモン!いわき市ハダカのおもてなし』観光PRイベント
第1部(プレス向け)東京駅グランルーフのイタリアンレストラン ウオルプタス 第2部(一般客向け)東京駅お祭りストリート 参加させて頂いた感想を、悩んでいました。率直に書こうと思います。 まず、会場がとても分かりにくかったです。 第1部、メールに載っていた地図では、東京駅内か外かも分からず、辿り着けません。 第2部、「お祭りストリート」という所で開催されていると思いました。それで、何人もと「お祭りストリートはどこでしょうか」「聞いたことがありません」と会話しました。 事前に私が流したツイートの「お祭りストリート」で「グランスタ横、びゅうスクエア」に足を運べた人もいないでしょう。 今回は「福島だから」と、頑張って足を運びました。 しかし、あの会場案内では、行きたくても辿り着けずに断念する人が出ます。そういう人の「次」はないかもしれません。 第1部について。 「いわきのウリ」が、良く分かりませんでした。 「ハダカのおもてなし」というキャッチコピーに沿って、フラガール・メンや温泉を紹介しています、と感じました。 地元の方が、例えばフラメンに愛着をお持ちなんだろうか。 私は、福島市の友達の「こっちでは固い桃って食べないんだよね?」の一言で、福島市まで桃狩りに行きました。 (その旅行のツイートまとめ⇒Shall We LIFEKU?(2013 夏 福島)) 初めて見た「桃なりの桃」に感激し、地元の方が「やわいな」「これは固め」と仰りながら召し上がるのを傍で聞いていて、うわあ本当だ!ってびっくり。 そういうのをTwitterで書いたり、こちらで話したりして、ものすごく羨ましがられます。 地元の方には慣れ親しんだ当たり前の風景でも、こちらでは見たことも聞いたこともない世界。 そういった、他では味わえない「いわきのウリ」「地元の誇り」を、どうぞ前面に打ち出してご紹介下さい。 温泉旅館でのお食事。もし、汚染水云々による風評被害で海の幸を避けられているのでなければ、是非、いわきならではの、海の幸をふんだんに使ったお食事を堪能させて下さい。 それからトマト。とっても美味しかったです!!トマト狩りしてみたいと思いました。このイベント後の24日に、国際フォーラムの「ふくしま大交流フェア」に足を運んだ時には、いわきのトマトももちろん購入しました。 水族館も、イベント内では触れられていませんでしたが、ステキなところだと聞いています。 地元の方が、普段から慣れ親しんで大切にされていることに、観光客は惹かれます。 「復興途上」という言葉を使われていました。 「津波」「原発事故」「放射能」は使われていませんでした。 申し訳ないのですが、いわきに足を運びたいと特には感じませんでした。 ターゲットは20代~30代の女性で、対象外だから心が動かなかったのかもしれません。 ただ「観光客が半減」という言葉に、足を運ぼうかと思いました。 それは、いわきの魅力に惹かれてではなく、同情での支援になりますが。。。 復興途上をメインに押し出されると、気持ちが憐れみや同情になってしまって、私は辛くなります。 あれだけすごいことを成し遂げられている福島に、感動や敬意や驚愕はあっても、同情や憐れみは似合わない、と思っています。 おみやげで頂いたドーナツ、美味しかったです。 ウェットティッシュや手ぬぐいは、普段から使いません。特に手ぬぐい。 第2部について。 そんな訳で苦労しましたが、辿り着けて良かったです。 グリーンと白で統一された売り場や買物袋に、ものすごく気合を感じました。言葉は悪いのですが、それだけお金もかかっているのだと。 以前、宮城県の物産展も、同じ場所で開催されていて足を運んでいます。売り場はあんなに手が込んでいません。買物袋も、普通のポリ袋でした。 「福島美味」この言葉が好きです。 「福島美味」と印刷された買物袋は、雨に濡れても大丈夫そうな、とてもいいものですね。この買物袋を、福島のために私も上手に活用しようと思います。 売り場内のPOPをTwitterで流したら、RTされていました。 特に「福島美味宣言」POPのRT数は多かったです。 胸が熱くなる言葉ですね。 福島である誇りを感じることが、私には嬉しいです。 たくさんの食品を購入させて頂きました。美味しく戴いています。 余談 この年末年始、岐阜県岐阜市に帰省しました。 周囲の福島感を尋ねました。良くも悪くも「他人事」でした。 放射能なんて分からないけど、お店で売ってれば安全だろうし、山本太郎は変だし、被災地で仮設にお住いの方は大変でお気の毒…という感じ。 ここ神奈川県との違いを痛感しました。 ここでは、放射能なんて分からないから怖いし避けておく、という方が多数おいでです。根も葉もないお話を創作されたり拡散されたりする活動家さんにも、何人もお目に掛かっています。中には福島支援者さんもおいでです。 そして、放射能なんて分からないなりに福島を案じて、あるいは何らかのつながりがあって、傷付いておいでで、反論する手段や知識のない方々にも出会います。 胸が痛みます。 私自身は、震災・事故がきっかけではありませんでした。 2年目にご縁ができたことで、慌てて放射能を勉強しました。 痛感したのは、それまで鵜呑みにしていたマスメディアの情報さえ正確ではなかったことと、ありのままの放射能情報を知りたくても、どの情報を信頼していいのか知る手段がなかったことでした。 「寝た子を起こすな」という言葉も分かります。 ただ、もしできるなら、福島の放射能情報を勉強できて、安全性・リスクを納得した上で購入・観光できるよう誘導された方が、神奈川県の状況では効果があるのではないかと思います。 それが、自覚のない風評加害者たちのおぞましい活動を目の当たりにしてきた感想です。 「放射線量の少ない地域で過ごすことで」減らせるのは、内部被曝ではなく外部被曝。 「福島では放射性物質が降り注いでいることを知らされず」 福島市内の友人は、爆発当日にテレビ報道で知っていました。 停電で情報に触れることのできない方はおいでだったかもしれませんが、情報隠蔽されていた訳ではありません。 子ども達を利用する手口の巧みさに、ゾッとしました。 歌詞の内容も、発災直後ならいざ知らず、丸3年経つ今として伝えるものではありませんね。 けれど、普段からこういうものだけを目にされている方は、こういうものだと思っておいででしょう。 福島だけに頑張らせるつもりはありません。微々たることしかできませんが、私も一緒に頑張らせて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014/01/15 08:00:55 AM
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