カテゴリ:事件・事故・災害
隣町の大和の独楽寿司から、主人の誕生日で10%オフクーポンが来てた。食べに行ってきた。
駐車場に車を停めて、お店に入ろうとした時、ドン!と大きなすごい音。 振り返ったら、車道に、細身の女性が座り込むように倒れている。 その手前に、停まった車。 え、まさか、交通事故?それも人身?! と思う間に、主人はすかさず携帯で110番。 ああいう時は、ほんの少しの短い時間が、ねっとり長く感じる。 たぶん30秒もしないうちに、運転手さんも119番。それを数分後みたいに感じた。 被害女性に、意識はあるようだ。 「車道の真ん中で危ないから、歩道に移動しましょうね」と言っても、動こうとしない。 頭を強打しているのだろうか。 …えっと、自分の携帯で、娘さんに電話を始めた??? つか、すごく酒臭いわ。 運転手さんが、 「視界の右端(反対車線の歩道)に女性が見えてはいたけど、さて信号が青になってアクセル踏んだ時に、女性がふらふらっと出てきて、慌ててブレーキを踏んだんだけど…」 うわあ、横断歩道でもない所で、反対車線も横切って酔っ払いが突然ふらふらって、そんなん避けれんて…。 この時点までは、被害女性は何が起きたか、把握できてないようだった。 運転手さんが、酒臭いだの酔っ払いだの言ってたのを、この辺りで理解し始めた。 やおら、 「酔っ払いだとか酒臭いとか、言うな!」 「そりゃ少しは酒が入ってるかもしれないけど、自分の罪を軽くしようとしてるのか!」 「救急車なんか呼ばなくていい!ちゃんと娘を呼んだ!」 などなど喚き出した。うるさいうるさい。元気で何より。本当に酔っ払い以外の何者でもない。断言。 そんな所へ、さっき1度は立ち去られた若い女性が、戻って来られた。 「あのー、私、目撃したんですけど、いた方がいいでしょうか?」 「はい、お願いします!」私ってば即答。 いやでも、これは目撃者が必要でしょう。 つか、なんで私に聞かれたんだろ?いいけど。 程なくして、娘さんが来た。 お母さんを心配するより、ただもうイヤそうな顔だった。 べろんべろんでのトラブルは、おそらく何度も起こしているのだろう。 運転手さんや私達に話し掛けられているのに、こちらとは一切会話もなく、まず娘さんに電話していた。これまでも、トラブったら娘さんに電話するのが常習で、だから今回もそういう行動になったのでは、と邪推。 随分してからのような、すぐのような、救急車が来た。 被害女性は、 「救急車になんか乗らない!」 「娘が来たから帰る!」 と喚いている。 運転手さんが、万一のために診てもらって欲しいと救急隊員に言って、それに被害女性が言い返して、カオスになりかかっていた。 運転手さんに「こういうのはプロに任せた方がいいですよ」と引くように言った。 運転手さんは、随分しっかりなさっておいでだったけど、どうしても動転されていた。 ムリもない。 ちょっとコンビニに行ってこようと、すぐそこの自宅から出てきて、こんなことに…。 もう少しして、警察も来た。 被害女性が、今度は警察と話したいと喚くやら何やら、落ち着くまでが大変だった。 警察の皆さんも、最初は一同揃ってポカンとされていた。すぐ状況把握されたのがサスガだった。状況把握も一斉で同時なのが面白かった。 実況検分。 1人の警察官が、運転手さんの話を聞いていた。 別の警察官が、目撃者の話を聞いていた。 また別の警察官が、車にライトを当てて、細かく鑑識していた。その後、かすかに積もった埃の落ち具合や付着した指紋で、被害女性がどんなふうに当たったのかを、運転手さんに説明されていた。 主人も、警察通報者ということで、携帯の通話記録で事故発生時間を提供していた。 そんなふうに皆さんが各々の仕事をこなす中、私だけ何の役回りもなかった(笑) 最後に、それらを総括して、矛盾なく筋が通っています、とのことだった。 救急車は、普通なら被害者を乗せてすぐ走り去るのに、しばらく現場に残っていた。 中で、ずっとあれこれモメていたのだろう。 救急隊員の皆さま、お疲れさまでした。 「くれぐれも大したことがないといいのだけれど」と、運転手さんが言っていた。その口調は、賠償金額とかより、本当に相手の身体への心配だった。 「酔っ払っていたから、受け身を取れていないのでは」と主人。 「今痛みを訴えていないのは、お酒で分かんないだけでしょう」と私。 酷だけど率直に言った。覚悟はしといた方がいい。 運転手さんは、あちゃー…と空を仰いでいた。 目撃女性が、こそっと、 「さっき来た娘さん、実は小中学校の同級生なんです。気まず~いんです(>_<)」 不思議なご縁もあるものだなあ(^_^;) そんなこんな一通り済んで、まずは救急車が去っていき、続いて、目撃女性と主人と私も現場を離れることに。 運転手さんに「本当にありがとうございます!」と私も言われたんだけど、、、正直なところ、なんで私ここにいるんだろうと自分でも思ってて、お礼を言ってもらうようなことはしとらんのに。 災難に遭われたのは、被害女性より運転手さんだと感じる交通事故だった。 あの状況でも、人身事故だから車が悪い。納得が行かないけど。 流血がなかったのと、車にダメージなさげなのが、不幸中の幸いだった。 それはそうと。 被害女性もお嬢さんも、運転手さんも、目撃しちゃった女性も、今夜ちゃんとお休みになれますように☆ 被害女性さんは、ご本人のためにもお嬢さんのためにも運転手さんのためにも、軽微なお怪我で済んでますように。 酒は飲んでも呑まれるな!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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