テーマ:困りごと。(19)
カテゴリ:病気・体調・メンタルヘルス
「こういう本が話題になっていて良いらしいので、読んでみては」
と善意で厚意で、病気がらみの書籍を薦められることが、このところ重なった。 ものすごく困るので、基本的には止めて欲しい。 良くあるのが、うつ病の本のお薦め。 私はうつ病じゃないのに(ーー;) 例えるなら、肝臓がんの患者に肝炎の本を薦めたり、気管支炎の患者に肺炎の本を薦めるようなもの。 私は、海馬や前頭前野や側頭野や、視覚野や聴覚野や、そういった脳の働きや特性の理解に基づいた治療を受けている。 うつ病の本でも、セロトニンの働きなどの説明なら役に立つ。心構えや気の持ちようがメインだと、私の役には立たない。 自分の病名とは違う本も、内容が脳の働きだと興味がある。 そういった内容に加えて、文体の読みやすさでも、本を買うかどうかを決める。 ひどい人だと、自己啓発本を薦めてくる。 その人が自己啓発本レベルの辛さに過ぎないのはさておき、私の辛さは違う。 ご自分の善意にうっとり自己陶酔する前に、海馬の働きに関する本がご自身の役に立たないことに気付いて欲しい。 こういう輩は本当にウザイ(-_-#) あと一応、本をお薦めするというのは、あなたの善意・厚意を活かすために私に金を使え、だと分かっていない人が、どうも少なくないような。。。 もし、私のために本を薦めてくれるのなら、例えば、そちらで買って送ってもらえれば。 気が向いた時に読めばいいし、読んで合わなかったら古本屋に出せばいいよ、ぐらいのスタンスなら、受け手として気楽。 もちろん、あなたが読んだ後の古本で構わない。だから、私に読ませる前に、まず自分で読んでみて欲しい。 読んだこともない本をお薦めするのは止めて欲しい。 善意で厚意だから、迷惑で負担に過ぎないケースで断る言葉を考えるのが、大変だし億劫。 気に掛けてくれるお気持ちだけの方が、余程ありがたい。 往々にして、他人事のあなたより、当事者の患者の方が、病気についてきちんと調べていて知識が上であることを、どうかお忘れなく。 病人や障碍者も、その他の様々な弱者も、全て、あなたの善人っぷりを証明するための引き立て役ではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/02/01 07:14:57 PM
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