6805161 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

─ 灼熱 ─

─ 灼熱 ─

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

2004年09月23日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類


米大手保険グループのプルデンシャル生命保険は昨日9月22日、経営破綻した旧日産生命保険を引き継いだあおば生命保険を200億円で買収すると発表した。
以下に産経から転載する。

---------------------------------------
米プルデンシャル、あおば生命を買収

 米大手保険グループのプルデンシャル生命保険(東京)は二十二日、経営破綻(はたん)した旧日産生命保険を引き継いだあおば生命保険(同)を買収すると発表した。買収額は二百億円。プルデンシャルは今年度末までにあおばを吸収合併し、営業基盤の拡大を図る。

 旧日産は平成九年、生命保険会社として戦後初めて破綻。その後、生命保険会社の業界団体、生命保険協会が出資したあおばに契約を移転。あおばは旧日産の契約保全会社となった。同社は現在、フランスの投資会社アルテミス・グループ会社の全額出資子会社。既契約は現在でも件数で五十万件、保有契約高ベースで一兆七千六十四億円残っており、プルデンシャルにとっては顧客基盤を拡大できるメリットがある。この日会見した三森裕同社社長は「あおば生命の五十万人の契約者はプルデンシャル生命の質の高いサービスにより、安心が得られると思う」と述べた。

 一方、仏アルテミスは、顧客が契約を解約する際に発生する返戻金の控除期間が昨年度で切れ、投資妙味が薄れたため売却先を探していた。

http://www.sankei.co.jp/news/evening/23bus003.htm
---------------------------------------

ここ数年で日本の保険業界は、かなり外資系に買収されている。いくつか並べてみる。

・GE(アメリカ)が東邦生命(GEエジソン生命保険)
・GEエジソン生命がセゾン生命
・AIG(アメリカ)が千代田生命(AIGスター生命保険)
・マニュライフが第百生命(マニュライフ生命保険)
・ING(オランダ)が平和生命(マスミューチュアル生命保険)
・プルデンシャル(アメリカ)が協栄生命(ジブラルタ生命保険)
・プルデンシャルがオリエントコーポレーション系列のオリコ生命(ピーシーエー生命)
・アクサ(フランス)が日本団体生命(アクサ生命保険)
・マスミューチュアル(アメリカ)が平和生命(マスミューチュアル生命)
・ウィンタートゥル保険(クレディ・スイスグループ)が日本信販系列のニコス生命(クレディ・スイス生命)


以上、全部をフォローはできていないと思うが、これだけでもけっこう衝撃がある。
これらは1998年以降、つまり「金融ビックバン」以降の自由化によって外資系がどうどうと進出してきた結果である。

上に名前の出ていない外資系では、自動車保険分野のアメリカン・ホーム保険やチューリッヒ保険(スイス)などの活動も活発であり、それは、テレビコマーシャルを観ていれば誰にでも分かるだろう。
傷害保険、自動車保険、火災保険などの損保ではAIUが事業規模では最大手にあたり、外資系では約7割のシェアを誇る。このAIUの親会社は千代田生命を買収したAIGである。
AIGの日本での活動は、アリコジャパン、アメリカン・ホーム保険、ジェイアイ傷害火災保険などがある。
フランスを本拠とする世界最大級の保険グループ、アクサの日本の持ち株会社がアクサ保険ホールディングでアクサ生命保険とアクサ損害保険を展開している。アクサ生命は日本団体生命を傘下に置き、全国商工会議所、コーポレートソリューション、ライフプランアドバイザーなどのチャンネルを拡大して、営業基盤を強化しているという。
上に登場したING、クレディスイスなんてのは、世界的な金融コングロマリットである。

これからもまだまだ保険業界の買収・合併は続いていくと、わたしは予測している。

ご存知の通り、外資の日本への進出は銀行・金融業界でもとても活発である。
例えば、外資系銀行は70~80が日本へ進出してきていますが、これらは日本に法人を設立しているのではなく、東京支店、在日支店という形で進出しています。

世界最大クラスの金融グループで現在、金融庁からいくつかの支店を営業停止処分されている、シティバンク(8月6日の日記をご覧下さい)ですが、シティバンクの日本進出は1902年で、まず横浜に支店を開設し、現在、東京を中心に約25店舗を展開しています。米国系では、JPモルガン・チェース銀行(2001年11月にモルガン銀行とチェース・マンハッタン銀行が合併)、バンク・オブ・アメリカなどが巨大です。

欧州勢では、1998年にスイス・ユニオン銀行とスイス銀行の合併で誕生したUBS銀行が巨大で、東京支店も合併により総資産は約11兆円(01年3月末)と外銀トップとなりました。

フランス勢ではBNPパリバ銀行、ソシエテ・ジェネラル銀行、クレディ・リヨネ銀行、クレディ・アグリコル・インドスエズ銀行が、投資銀行業務などで活動しています。

日本で最も古い外銀は、ABNアムログループのオランダ銀行で1859年に長崎の出島に商館を開いたのが始まりということです。

それとアジア勢では、1886年に日本に進出している香港上海銀行(本店は香港、国籍は英国)を筆頭に、中国、韓国、シンガポール、タイ、インドなどから30近い銀行が進出してきています。香港上海銀行を中核とするHSBCグループはご存知のように最近では中国へ活発に投資・出資をして中国市場への進出が目立っています。もちろんHSBCグループはロスチャイルド系です。

これら外銀の日本での活動も、やはり1998年「金融ビックバン」をきっかけに海外取引に関する規制が取り払われ、日本市場で暴れまくってきたわけです。


証券業務では、米メリルリンチ、米ゴールドマン・サックス、米モルガン・スタンレー、米リーマン・ブラザーズ、仏BNPパリバ、英HSBC、UBSウォーバーグ(スイス)などの活動が活発であり、これら証券業務を扱う外資も、やはりバブル経済から1998年の「金融ビックバン」を経て、日本市場に深く根をおろしました。

ファンドでは、9月8日の日記に書いたローン・スターや米リップルウッド、米サーベラスなどが「ハゲタカ」として日本で買収に励んでいます。


外資系企業というのは、金融関係や保険だけではなく、さまざまな分野で日本へ進出しています。
まあ、時間や機会があれば、これら外資系企業をひとつひとつ個別に書きたいとは思っているんですが、私にはもう少しこれらの情報収集が必要ですので徐々に書いていきたいと思います。



以前、ここの右に設置してある掲示板で「電車男」のミラーサイトを紹介したんですが、なんと「電車男」の本が10月22日に出版されるようです。これにはビックリというか笑ってしまいましたw
ミラーサイトは以下になります。

電車男
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/trainman.html


興味のある人は、このサイトの「Mission.1」から順番に読んでみて下さい。
注意しておきますが、仕事中には読まないように! 面白すぎて時間を忘れる可能性がありますのでねw

以下に、新潮社から出版される「電車男」のレビューを転載しておきます。

---------------------------------------

電車内で酔っ払いに絡まれている女性を助けた、ひとりのヲタク青年。彼女いない歴22年の彼は、助けたお礼を送ってくれた彼女をデートに誘うべく、モテない仲間達が集うネットの掲示板に助けを求める。

「めし どこか たのむ」

仲間達から「電車男」と呼ばれるようになった彼は、みなの励ましや助言悩み、戸惑う電車男のピュアな気持ちは、仲間達を熱い共感の渦に巻きこんでいく…。
「電車男」は果たして意中の彼女に告白できるのか?
出版前から話題騒然、各紙誌絶賛。百万人を感動させた今世紀最強の純愛物語、遂に刊行!!

http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001711522/








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年09月23日 17時30分39秒
コメント(8) | コメントを書く


カレンダー

コメント新着

かめさん7699@ Re:天皇家の資産や収入について(08/23) 1つ意見と1つお願いです。天皇は自分が…
たつまき2998@ Re[1]:坂本龍馬はフリーメーソンに操られていた(11/07) ブラックホールから出たガス雲で 2014年中…
DAGA8307@ ブログ足跡つけます。 こんばんわ、HEAT1836さん、楽しい記事あ…
meilyohh@ 島田紳助 芸能界引退…暴力団との親密交際発覚 原因動画 島田紳助 芸能界引退…暴力団との親密交際…

お気に入りブログ

【日本史】三千名以… alex99さん

現代版攘夷論 アンレッドさん
ガードマンのつづる… 杉山巡さん
アメリカ奮闘記 System of a Downさん
銀河鉄道の夜へ hirotsubasaさん
退屈しのぎ kkkeyさん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

日記/記事の投稿


© Rakuten Group, Inc.