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2005年10月24日
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10月29日に出版されるというので「連邦準備制度という壮大な詐欺システム」という文字に釣られ私は16日に予約しておいたのだが、さきほど本書『マネーを生みだす怪物』が届いた。700ページ超の大書である。届いたばかりなので目新しい情報が載っているのかさえわからない。著者はエドワード・グリフィンという人物で、翻訳が吉田利子となっている。

著者は知らない人物だ。吉田利子が翻訳した本は、私はリチャード・ヴェルナーの『円の支配者』や『不景気が終わらない本当の理由』などを読んでいる。

以下には、本書から「もくじ」と、「まえがき」から抜粋と「訳者あとがき」を抜粋して紹介する。



● マネーとは壮大な幻想であり、実体は債務、借金である。
● 不換紙幣そのものが、バブルの崩壊や、「隠れた税」であるインフレを生みだす。
● 戦争が恒常化したのは、中央銀行と不換紙幣を通じて軍資金が簡単に調達できるようになってからだ。
● 金利はすべて人間の労働で支払われ、不換紙幣を創っている人々の懐に入る。


【もくじ】

まえがき
謝辞
はじめに

第1部 ジキル島で生まれたのは何者か?

  1章 ジキル島への旅
  2章 ゲームの名は銀行救済
  3章 国民を守るためという欺瞞
  4章 ホーム・スイート・ローン
  5章 隠された目的
  6章 新しい世界秩序の構築

第2部 マネーに関する速成講座
  7章 金に謎はない
  8章 金のように見えるもの
  9章 マネーの秘密の「サイエンス」
 10章 魔法のメカニズム

第3部 新しい錬金術
 11章 ロスチャイルド・フォーミュラ
 12章 ルシタニア号を沈めろ!
 13章 モスクワの仮面劇
 14章 金で買える最善の敵

第4部 3つの中央銀行の物語
 15章 憲法が定めた真のドル
 16章 怪物がアメリカにやってきた
 17章 大統領と銀行総裁の闘い
 18章 南北戦争の真の原因
 19章 グリーンバックとその他の犯罪

第5部 収獲
 20章 ロンドン・コネクション
 21章 競争は罪
 22章 怪物が議会を呑み込む
 23章 盛大なカモの晩餐

第6部 未来へのタイムトラベル
 24章 破滅へのメカニズム
 25章 悲観的なシナリオ
 26章 現実的なシナリオ

資料
訳者あとがき



※ 「まえがき」から少しだけ抜粋

これから始まるのは犯罪学ではなく、犯罪の物語である。最初は、1年程度でこの半分くらいのボリュームで仕上げるつもりだった。だが書きだした本はそれ自体の生命力をもちはじめ、わたしはついていくしかなかった。やっと書き終わったものを読み返したとき、わたしは1冊どころか4冊分の本を書いたことに気づいて驚いた。

これは無限のマネーと隠れたグローバル権力の物語である。良いニュースはこれがどんなフィクションよりもおもしろいということだ。本書はきっと楽しめるし、同時に学ぶことの興奮を感じられるとわたしは信じている。そして悪いニュースは、細かいところまで本書のすべてが真実だということである。


※ 「訳者あとがき」から少しだけ抜粋

本書冒頭で繰り広げられる連邦準備制度創設の元になったジキル島の秘密会議から始まり、ナポレオン戦争のころのロスチャイルドの暗躍、アメリカの第一次大戦参戦のきっかけとなったと言われるルシタニア号の沈没や、そのころの英米の金融事情、トロツキーとロシア革命などの「歴史の裏話」も、わくわくするほどおもしろい。

紹介されたときは本書の厚さにぎょっとしたものの、内容のおもしろさに惹かれて、ぜひ翻訳させてください、と頼み込んだ。

じつはゲラが出たとき、その分厚さに再び一瞬ひるんだのだが、しかし読み直してみて、やっぱりすごい!と思った。翻訳者としていままでいろいろな仕事をさせていただいたが、とにかくおもしろい、ということではこの15年で本書がぴかいち。おまけに「目から鱗が落ちる」ことうけあい、厚いけれど厚いだけのことはあり、読み始めれば厚さが気にならないくらいおもしろい、と断言する。


※ Yahoo!ブックスにあった書籍内容

無限のマネー創出が、バブル、不況、インフレ、そして戦争を引き起こす! 連邦準備制度という中央銀行システムを通じて、各国経済をあやつり、政府に金をかしつづけて、永遠に儲け続ける人々がいる! 金にリンクさせた兌換貨幣のみを法貨としていた時代には、バブルも不況もインフレも、そして大規模な戦争も起こらなかった。連邦準備制度は7人の銀行化が自分たちの利益をはかるためにつくったものであり、国民が知らぬ間にこのシステムに収奪されている事実を歴史的叙述により明らかにする衝撃の書!

【本書を読めば、謎が解ける!】
○なぜ政府の借金は雪ダルマ式に増えていくのか?
○なぜ財政赤字なのに、対外援助という名目で莫大なお金を貸すのか?
○なぜ主要な銀行を破綻させずに税金を投入するのか?
○なぜつねにどこかで戦争が起こっているのか?
○なぜ金融・銀行制度はわかりにくいのか?



※ 関連してFRBについて書かれた本を2冊ほど紹介しておきます。『グリーンスパン』『FRB──ドルの守護神』です。後書は古書店で100円で売ってたら購入して読めばいい程度の内容だと思っているのでアマゾンのレビューからの転載と目次の紹介で手抜きしますが、前書は私の記憶に残っている興味深かった内容の抜粋です。

ちなみにこの2冊は「陰謀論」「陰謀史観」の内容ではありません(笑)



『グリーンスパン』ボブ・ウッドワード(著)

この本は、FRB前議長であるポール・ヴォルカーからFRB議長職を引き継ぎ現在もFRB議長を務めるアラン・グリーンスパンという人物を描いた「ノンフィクション」である。著者のウッドワードはウォーターゲート事件で有名なのでここで紹介するまでもないでしょう。


本書には多くの“事実”が書き込まれている。ヴォルカー後にグリーンスパンをFRB議長に選んだのは旧知の仲であるベーカー財務長官であること、連邦公開市場委員会(FOMC)の様子、ブラックマンデー前後のグリーンスパン議長とコリガン・ニューヨーク連銀総裁との緊迫したやり取り、湾岸戦争ではグリーンスパンがチェイニー国防長官(当時)から最高機密の開戦情報を得ていたこと、シティバンクが崩壊寸前になったときジョン・リード会長とニューヨーク連銀のコリガン総裁が会談しその後コリガン総裁がサウジに飛びアルワリード・ビン・タラール王子と秘密会談にのぞみ支援を願い出たこと、ラザール・フレールのフェリックス・ロハティンのFRB副議長就任(指名)が潰された背景、韓国がデフォルト寸前に陥ったときにルービン財務長官が米国の各銀行にかけた“圧力”、クリントン大統領がモニカとの関係を大陪審で認めたその日はロシアが対外債務支払停止を発表したがそこからLTCM(ソロモン・ブラザーズのメリウェザーとデイヴィッド・マリンズ元FRB副議長が設立)の問題が表面化し“救済”に乗り出したニューヨーク連銀のマクドナー総裁の動向やそのLTCMを40億ドルで買収しようとしたウォーレン・バフェット、金利決定に至るグリーンスパンの持つ“権力”、などなど多数の興味深いことが書かれていたと記憶している。

アイン・ランドの話も登場するが、この点では興味深いことは書かれていない。

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内容(「BOOK」データベースより)
世界のマーケットを一瞬にして動かす、謎に満ちた男、グリーンスパンFRB議長。ホワイトハウスとのすさまじい軋轢と協調、FRB内部の葛藤劇など、知られざる実像と政策決定の裏側を、緻密な取材で描き出した全米ベストセラー・ノンフィクション。



『FRB──ドルの守護神』

【出版社/著者からの内容紹介】
アメリカ的金融システムとは? 公定歩合操作をはじめ、FRB(連邦準備理事会)はどこまで世界市場に影響を与えているかを考察する。
ニューエコノミーに沸いた90年代のアメリカ金融界。好景気の立役者としてグリーンスパンFRB(連邦準備制度理事会)議長をあげる声は多い。独自の権限を持つ、この巨大な規制監督庁・FRBの組織と戦略とは?
本書では二十世紀のアメリカ金融史をたどりながら、米国がいかにドルを基軸通貨としえたか、強いアメリカの秘密を解き明かす。
第一章、二章では、中央銀行設立が1913年と、日欧に比べ遅れた原因、さらに戦後の五人のFRB議長の役割などを分析。第三章では、公定歩合、公開市場操作の仕組み、さらに、フェドワイヤー決済、電子記帳決済など、米国的市場と通貨の関係を解説。第四章以降は、「一人勝ち」となりつつあるアメリカ経済の強さ、その背後にあるFRBの戦略などを分析している。
FRB、シカゴ連銀での研究歴を持つ著者が、したたかなアメリカ的金融の秘密に迫った意欲作である。


内容(「MARC」データベースより)
20世紀のアメリカ金融史をたどりながら、中央銀行創設に遅れた米国が、いかにドルを基軸通貨にしえたのかを分析。さらに公定歩合、公開市場操作の仕組みを詳しく解説。FRBの戦略をあばく。

【目次】
プロローグ いま、なぜアメリカの金融なのか
第1章 アメリカ的金融から眺める二十世紀
    1.20世紀前半の金融
    2.5人のFRB議長
    3.退潮色を強めたアメリカの80年代
    4.復活した90年代のアメリカ
第2章 FRB成立前後のアメリカ
    1.中央銀行を欠いた金融システム
    2.アメリカとロンドンとの関係
    3.世界パワー・アメリカの台頭と限界
第3章 アメリカ的金融制度の特徴
    1.金融監督と金融制度
    2.アメリカ的市場と通貨
第4章 ニューエコノミーとは何か
    1.好調なアメリカ経済をどう見るか
    2.アメリカの「1人勝ち社会」
    3.貯蓄・投資ギャップ
エピローグ アメリカは資本市場をいかに認識するか
あとがき







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最終更新日  2005年10月24日 14時05分37秒
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