テーマ:障害児と生きる日常(4430)
カテゴリ:障害者・高齢者
3日のブログで東海テレビ=(フジテレビ系東海3県のローカル局)の番組で「常時人工呼吸装置装着者が「普通学級就学を狙っている」と言うニュースを見た感想を書いた際2010年に施行された改正臓器移植法で「15歳未満の脳死臓器移植」が「親の承諾のみで出来る」様になった例を挙げ
コメントで「全く同意できません。正直、読むのさえ不愉快でした。」と返信してこられて向こうが友達登録を解除してきたが、確かに生命倫理観はアメリカ大統領選でも毎回の様に中絶問題で国論を二分する様に千差万別人によって考え方がバラバラなのは当然だし養護(現・特別支援)学校OBだからそんな事は一般の方より知っている。そして医療的ケアの必要なお子さんも我々の現役時代と比較しても格段に増えたがそういう問題ではない。 だから「医療的ケア」の問題では無くその「中身」だ。 例えば心臓のペースメーカーや、胃ろうは心臓に機械が入っていたり、口から食事が取れない為胃に直接管を通して「栄養補給」されているが呼吸そのものは「自発呼吸可能」で人工呼吸器常時装着ではないので「脳死ではなく生きている」状態である。 ところが「人工呼吸器常時装着状態児(人)」というのは「人工呼吸器と言う機械が呼吸をさせている」状態だから自らの意思で呼吸をしているのでは無く健康な人間が「人工呼吸器と言う機械」のスイッチを入れる事で生命維持をしていると言う、詳しくない人の為に分かり易い例えをすれば 「冷めたご飯を温める為に人間がレンジのセットをし、チンして温める」が人工呼吸器常時装着の方はまさにそれと同じ事を人間と言う「生命(いのち)を舞台にしていると言う事だ。 かつて安倍内閣の厚労相だった柳澤伯夫氏が「女は子供を産む機械」と言って問題になったが、女性は「子供を産む機械で無く一人一人の人間」だが人工呼吸器常時装着児は自らの意思で「生きているのでなく人工呼吸器と言う機械が生かさせているロボットの様な物に過ぎない」と言う事を我々障害者初め医療機関や教育関係者は気付くべきだと思う。 そしてそんな「脳死児」を生かさせるより一方で脳死移植を待つ内部障害のお子さんは世の中に沢山いるしその子達は「移植が成功すれば普通の生活が送れる」んだから「脳死児」より医療や社会倫理からみて高齢者の終末期医療の在り方を含め助ける優先順位は遥かに高くなければならないはずだ。
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最終更新日
2012年11月08日 01時10分49秒
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