魅惑の西洋食器でテーブルコーディネートを

木枯らし１号が吹いた日

この日は木枯らし１号が吹き荒れた寒い１日。朝、時々行く習慣のあるお墓参りへと向かいました。まるで台風のように強い風の中、川沿いを北へ山を目指しました。３市・１町の境界近くに当たります。この日の山々は格別にきれいに見えました。ちょっと離れた山頂から見渡すと、山々はこんな感じなの。青い空に浮かぶ雲の表情も豊かで、空を見上げながら、風に飛ばされて転がり落ちないよう、かなり力を入れて土手沿いの道を自転車で走りました。お墓でお花を供え、手を合わせ、話しかけ、いつものことですが名残り惜しくお墓を後にしました。下の写真は、地元、市内にあるタイ料理のお店。雰囲気もお料理もGOODで、いつも長居してしまいます。会社帰り同僚と落ち着いておしゃべりするのにぴったりのお気に入りの場所。

大好きで大切な曲、色褪せない曲、よく聴く・聴いた曲【か行】

【ら・は・あ行】に続いて【か行】を。【か行】は神聖なイメージ。写真のフランス セーブルのビスクのように。か 翳りゆく部屋 松任谷由実ユーミンの曲の中で１番好き。荘厳なパイプオルガンの響きで始まり、その美しさも格別ですが、描写の美しさが何ともいえません。短い歌詞ですが奥深いドラマですよね～。風に立つライオン さだまさし医師　柴田紘一郎氏がモデルの歌。「風に立つライオン」のモデルより、ご自身が「風に立つライオン」になりたいと仰る柴田先生。お人柄が偲ばれます。「三年の間あちらこちらを廻り　その感動を君と分けたいと思ったことが沢山ありました　ビクトリア湖の朝焼け　百万羽のフラミンゴが　一斉に翔び発つ時　暗くなる空や　キリマンジャロの白い雪　草原の象のシルエット　何より僕の患者たちの　瞳の美しさ」「去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました　こんな処にもサンタクロースはやって来ます　去年は僕でした　闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム　南十字星　満天の星　そして天の川」「僕はやはり来てよかったと思っています　辛くないと言えば嘘になるけど　しあわせです　あなたや日本を捨てた訳ではなく　僕は「現在」を生きることに思い上がりたくないのです　空を切り裂いて落下する滝のように　僕はよどみない生命を生きたい　キリマンジャロの白い雪　それを支える紺碧の空　僕は風に向かって立つライオンでありたい」歌詞から一部抜き出してみました。間奏・エンディングに入るAmazing Graceのメロディーととてもきれいに調和して、またアレンジがすごく素敵だと思います。柴田紘一郎氏のことば… 「南十字星とは、ケニア・タンザニア国境にあるキリマンジャロ「スワヒリ語でキリヤマ・ヌジャロ（即ち輝く山）」よりも高い所から地上へ降りそそぐ“夢という光”の事だったのだと最近感じている。夢はパンドラの箱が開いて最後に人間に残ったのぞみだから。」今も世界中で頑張って挑戦し続けている風に立つライオンたち。毅然と、そして誠実にそれぞれの地域と人々に向かい合って人間の原点を見詰めている誇り高き人たち。私も光栄なことにそのような人を知っています。この地球はそのような人の存在だけで素晴らしいと思いますし、地球にとって何より貴重な存在だと思います。この歌はそういう方々への力強い応援歌だと思っています。風と雲と私　熊谷幸子台風の後に似合いそうな爽やかな歌。前向きな気持ちになれる曲。夏子の酒のＴＶドラマも見ていました。色々と考えさせられるものがありました。ありました、って過去形ではなく、問題は現場では現在も変わらず続いているのですが．．．。ガンダーラ　ゴダイゴビューティフルネームとともによく聴いた曲。子供のころ、遠い異国への思いが募った曲。悲しい色やね　上田正樹大阪弁が何ともいえない味わい深い曲。当時、遠く離れた大人のちょっと不気味な世界だと思っていました。何故か先生から叱られるかのような怖さもあったなぁ～。き 希望の轍 サザンオールスターズ　みんな、カッコよすぎます。Candle in the wind Elton John Can you celebrate　安室奈美惠泣いてしまう安室ちゃん。妊娠、結婚して子供が生まれた後の仕事復帰。この時、過去の人生での様々なことが歌詞と重なりあって走馬灯のように頭の中を駆け巡り、今の幸せを噛みしめての涙だと思います。この時の紅白歌合戦は私もテレビでみていて、涙、涙。何度同じ映像を見てもその度にまた涙です。離婚してしまった彼女だけれど、変わらず輝き続けていますね。どんどんきれいになっていっています。キャンディ キャンディ私にとっては幾つになっても胸きゅんの少女漫画です。この日記にもその初恋のような思いを書きましたしね。世界各国で愛されているキャンディ、ハイジもそうですけれど、素敵な女の子というのは普遍で、またどこの国でも一緒ですね。彼女たちに憧れたけれど、私が似ているところと言えば、おちびちゃんというところくらいだわ（苦笑）。く クリスマス・イブ　山下達郎Greatest Love of All Whitney Houstonけ Careless Whisper　Whamこ 秋桜 　山口百恵これからもずっと歌い継がれる名曲だと思います。さださんの作詞作曲であることは百も承知でよく聴いたけれど、どちらがより多く聴いたかと言えばやはり百恵さんの方かしら。あの編曲が何ともいえないんですよね～。男性にしか描けない歌詞かも、と思いつつ、歌うのはやはり女性がしっくりくる気が致します。今、ちょうどコスモスのきれいな季節ですね。隣町は稲の美しい町ですが、町の花（象徴）もコスモスで（マンホールまでコスモスデザインです）、田んぼ沿いにコスモスが揺れていてコスモス街道と呼ばれています。稲が美しいのは比較的新しく、以前この日記　幻のワイナリーのことにも書きましたが、ワイン造りの葡萄など、畑作から米作に転換して後のことです。例えばこの町は古く万葉集などでは漢字違いで登場しています。今の漢字に変えた時の人々の思いを考えると．．．。溜め池が多く存在する町（溜め池群が文化的景観とされます）で、溜め池周りや休耕田にコスモスの種を蒔きコスモス畑になっているところが多く、ちょうど今が見頃です。 　←コスモスがデザインされたマンホール 恋　松山千春大空と大地の中でなどは今でもよくかかっている気がしますが、この「恋」も素敵なのに。この頃の松山千春さんの歌って心に響きます。恋に落ちて 小林明子私が買ったシングルレコードの何枚目かにあたります。当時はまだ理解できない大人の世界だったけれど、女性なら誰もが共感するような切ない女心が描かれていますね。恋人がサンタクロース 松任谷由実心を込めて花束を サザンオールスターズ　私は、今日の写真に選んだセーブルのように、風に立つライオンたちに１杯のお茶、紅茶の原型のようなただ微かに香るお茶を心を込めて淹れて運んで差し上げたい．．．。ありがとうの心の花束と一緒に。　　　　

秋

通勤の際、みかける近所の田んぼは、見た目にまだまだ青く、黄金色の穂を重そうに垂れるまで、もう少しといったところ。写真はいつも通る小路沿いの田んぼです。今年はカレンダーの関係で田植えが６月中頃と少し遅かったことや梅雨から夏にかけての長雨の影響もあるのでしょう。今年は秋祭が稲刈りより随分先行しそう？と思っていたところに台風、昨日の朝はまだ台風の影響など殆ど感じられない状態でしたが、稲が倒れて寝てしまっている田んぼを幾つも見かけました。台風１８号は、一体どうなることかしら？と心配でしたが、この辺りではちょっと強い風と雨程度で通過していきました。今は日が差しています。昨夜の会社帰り、雨は強いものの川の表情もいつもとそれ程変わらず、怖い表情ではありませんでした。（私は毎日海と川の顔色を窺いながら暮らしていますので（笑）。）川に架かる橋の上では気持ちよい追い風でスイスイ、人生もこうありたいものよね～と思っていたら、気持ちよいと感じたのは橋の上だけでした。やはり人生、気持ちいいことばかりが続くわけではないことを実感（笑）。台風が過ぎ去った後の田んぼはまだ見ていないけれど、影響が出ていないことを願います。実は、昨日の時点で台風がどうなるか判らなかったため、今日は１日休暇を取りボーッとしています。それでこんな時間にブログを更新（笑）。地面に這いつくばったものの自転車ごと吹き飛ばされ落下、廃車という事態に陥った04年の経験から、というのは実は言い訳で、#2Qの9月末決算もほぼ一段落したことだし、先日の日記で、心地よい疲れと思っていたのは実は気持ちばかりだったようで、その後、体にサインをみとめたため、この際１日ゆっくりしようかと。会社近くでは、秋祭りの準備が日に日に整い始めています。背の高いのぼり旗や御神燈（提燈）などは一旦仕舞い込んでしまっていましたが、台風が過ぎ去りホッとしていることでしょう。　写真はお祭りを控えた町の様子です。会社近くの町（地区）なのですが、９月末日には、電柱などにピンクの布で作った花（紙手（シデ）と呼びます。神手とも。現在は和紙で作られていないので「神手」と書きたい気持ちの方が大きいです。）が飾られ、10月に入ると葉のついた竹が添えられます。右上の写真は会社近くの銭湯で「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋のモデルになっているとかいないとかの梅ヶ枝湯。この地区では秋祭りではピンク色がシンボルカラー（鉢巻などもピンクで統一）なのですが、時期的にはピンクリボン運動とも重なってみえますね。下は10月に入って電柱に竹が添えられたところ。ピンクの花は、もしかしたら梅を表すのかしらね～。そして竹を加えて、松は神社に。って全く関係ないかもしれませんが（笑）。写真からはあまり感じていただけないと思いますが、この時期、町はお化粧している感じでとても華やかです。青空とピンクの花と竹の緑が美しく調和しています。この辺りではやはり秋祭が昔も今も一年を通して一番大切な行事で、お正月には帰省しなくとも祭りには何としてでも戻るという人が多いようです。深夜まで響く太鼓の練習や、町一帯に漂うムードが、秋祭に関わるとか出向くとかいったことのない私にとっても心躍る、待ち遠しいものとなっています。明後日からの２日間がそのお祭りです。私も気持だけは一緒に、五穀豊穣を祈り感謝したいと思います。

大好きで大切な曲、色褪せない曲、よく聴く・聴いた曲【あ行】

先日の【ら行・は行】に引き続き【あ行】を。あいうえおは母音だけあって、様々な可能性を秘めているイメージ。あ Ave Maria PavarottiAve Maria Celtic Womanシューベルト、グノーだけでなく、アルカデルトやカッチーニのアヴェ・マリアも勿論言うまでもなく素敵。Amazing Grace父親と奴隷貿易に携わっていたジョン・ニュートン。転機があり後に牧師となった彼は日記や手紙を多く残しています。それは１８世紀の奴隷貿易を知る貴重な資料となっています。I'm Not in Love 10ccI Will Always Love You Whitney HoustonI just called to say I love you Stevie Wonder蒼いフォトグラフ 松田聖子宮本 輝「青が散る」。同じタイトルでテレビドラマ化された時の主題歌。瞳はダイヤモンドのＢ面（古～い）だったの。誰もが肩の上に見えない重い荷物を抱えて生きている、それがわかりちょっとホッとしたのを覚えていますし、今も辛い時はそのことを思って頑張れと自分を奮い立たせます。この本も持っているし、ドラマも将来の学生生活を空想しながら見ていましたが、実際はかなり違ってしまいました（笑）。ドラマは、二谷友里恵さんのデビュー作と記憶していて確か母娘共演だったかと思いますが違うかしら？　自分の学生時代と比べて、みんな大人だったな～。ミュージシャンを目指す役柄だった大塚ガリバーのドラマ挿入歌「人間（ひと）の駱駝」も当時よく聴いた記憶があります。【は行】で取り上げていないけれど。愛は風まかせ 五十嵐浩晃とても愛らしいメロディーだと思います。妖精のようにふわふわした感じが素敵。五十嵐浩晃さんの歌では「ペガサスの朝」の方がヒットしたし有名ですが、私はこちらが好き。私はアイスだと決まってラムレーズン、パウンドケーキを焼く時もラムレーズンをたっぷり入れるくらいラムが好きですが、ラム酒が歌詞に登場するから好きなのかしら（笑）。 い Imagine Janet Kayジョン・レノンが歌うのも勿論素敵だけれど、私は彼女の歌声が好き。軽～く歌っているようでいて、その裏にある深さを感じます。初めて彼女が歌っているのを聴いた時は衝撃を受けました。リンク先は画面を見ないで音を聴くだけの方がいいかも。以前この日記にも書いたけれど、この曲は難しい言葉は何も使わず、とてもわかりやすく平和を願う気持ちを表現していて、特にI hope someday you'll join us の「join」という部分で、こみあげてくるものがあります。And the world will be as one の「one」でないところが、私が普段からちょっとズレていると指摘されるところでもあります（笑）。Yesterday Once More Carpenters異邦人 久保田早紀大好きな歌。意味を知ったのは、ある程度の年齢になって聴いてから。この歌はシルクロードがテーマだけれど、私は初めての海外だったイスタンブールの町を強く思う。朝、夜を問わず（日に５回？）アザーンが辺り一帯に響き渡る。礼拝時刻を知らせるアザーンが街中の至るところにある塔の拡声器から流れ、まるで呼応しあっているかのように反響している。何も知らない人には耳をふさぎたくなるほどの大音量で。旧市街イスタンブール大学近くにあるホテルの窓から外を見下ろすと、モスクへ向かって歩く人たちで道は埋め尽くされている。この流れに逆らって別方向へ歩くことはきっと困難だと思う。私にとって、その様、光景が「祈りの声 ひずめの音 歌うようなざわめき」であり、まだ暗い早朝のその様子が「白い朝」と重なります。町を歩いていると、あちこちで子ども達がチョコレートを買ってと小さな体いっぱい使って必死に通せんぼする。追いかけてきては通せんぼするその姿が「子ども達が空に向かい両手をひろげ 鳥や雲や夢までも つかもうとしている」の歌詞と重なります。今も、あの町はあの時のままでいてくれてるだろうか？　そうあって欲しい、あの子ども達にいつかまた会いたいと思う。行ったことはないけれど、モロッコの町も同じ匂いを感じている私。いとしのエリー サザンオールスターズ　う We are the World　Wake Me Up Before You Go-Go Whamえ エピローグ　チャゲ＆飛鳥お Honesty Billy JoelOver the rainbow Celtic WomanAlmost ParadiseAux Champs Elysees踊り子 村下孝蔵森鴎外の「舞姫」とイメージが重なります。男は大きな河になれ さだまさしスメタナ「モルダウ」の雄大で美しいメロディーにのせてある歌詞。「苦しい時こそ意地を張れ　目をそらさずに雨を見ろ 泣かずに雨を集めて　そして男は大きな河になれ」女も、苦しい時も目をそらさずにいなければ。。。おやすみ チャゲ＆飛鳥チャゲあすが好きだった私。heren'sのherenも「chage=c+hage」という式を倣って「herend-d=heren」としたことをいつだったかこの日記でもお話しましたっけ。確かチャゲあす２枚目のアルバム「熱風」の一番最後に収録されていた曲、隠れた？名曲だと思います。おやすみなさい。写真は、ロイヤルコペンハーゲンのレリーフ。タイトルがわからないけれど「愛」を感じます。

マイセンの靴

今日はお酒をいただいてちょっとほろ酔い気分なの。あ～ら、いつの間にか靴が片方に。って千鳥足での帰宅ではありません（笑）。おうちで一人いただいたんだから。ホロヴィッツのピアノでベートーベン　ムーンライトソナタを聴きながら。ちょっと疲れてるの。だけどとっても心地よい疲れよ。おやすみなさ～い。

大好きで大切な曲、色褪せない曲、よく聴く・聴いた曲【は行】

先日の【ら行】に引き続き【は行】を。【ら行】は神秘的で高貴なアメジストのイメージと書きましたが、【は行】は私の中では「地」のイメージです。地は四大元素の「地」。アースカラー、それも美しい砂漠。黄金に輝き刻々と表情を変える砂漠。はHEIDI　本当は「おしえて」というタイトルになっているので、これまた反則かもしれません（笑）。色々な国、色々な言語で放送されたハイジ。どの言葉で聞いてもグッときます。ハイジの映像を見るだけで訳もなく涙が。Happy Xmas (War Is Over) John Lennonこの曲、歌詞に込められた強いメッセージについて思います．．．。花ぬすびと　明日香この曲ご存知の方、覚えていらっしゃる方は少ないかも。とても好きな歌です。ひ Peace Wanted Just To Be Free Pavarotti & Stevie Wonder Hero Mariah Carey Piano Man　Billy JoelPiece of my wish　今井美樹瞳がほほえむから　今井美樹ふふたりが作った風景 チューリップ知人カップルたちに赤と緑の歯ブラシをプレゼントしたことが何度かあります。柄でなくブラシの部分が赤と緑でペアって探して見つかるものでなく出会いは「縁」でしかないの。Pride　今井美樹Freedom　Wham実は少し前、帰宅途中にふとワムのこの曲が流れてきてとても懐かしく、当時の様々な記憶が蘇りました。それが先日や今日、このような日記を書いているきっかけです。へ Hey Jude　The Beatles 私は、歌詞の「Na na na na na na na …」という部分に著しく反応します（笑）。ここがNaでなく、前後と同様のDaであったなら、私はこの歌をこれ程好きでないと確信しています。ほHotel California　Eagles「ほ」から始まる曲で日記のタイトルに当てはまる曲ってパッと思いついたのがこれのみでした。ビートルズの Hold Me Tightも思い浮かんだのですが、日記タイトルには当てはまらないんですよね～。忘れている名曲が沢山ありそうです。皆さまの選択はいかがですか？今日の写真はマイセン　マルコリーニの小さめカップ＆ソーサー。この絵柄はヘレンドにもあって、「インドの華」というタイトルになっています。ヘレンドは、この時、そしてこの時に日記に載せています。私の家では、ヘレンドのグリーンに囲まれ、マイセンは紅一点で過ごしています。それは、実は以前、夢に見た、現実になって欲しいと願っているある場所でのある光景と一緒です。勿論、内緒ですけど（微笑）。

ちょっと気持ちいいこと

今日、出掛けた先で、採血車が出て献血の呼びかけを行っていました。私はあまり自信がないものの、とりあえず受付へ。自信がないというのは、比重が足りなくてダメというケースがあるため。この比重が普段の生活とどう関係しているか自分でイマイチ感覚がつかめずにいます。大抵予測と反対の結果になるのはどういうわけ？今日は検査でO.Kだということが判り、喜びがこみ上げてきました。久しぶりだったこともありますが、採血中の気持ちよさは格別。献血できる喜びをかみしめました。健康でいられることに感謝したいと思います。そして、できる時にできるだけと思っています。写真は神戸大丸のカフェの辺り。とても気持ちよい風が吹き抜けていました。

大好きで大切な曲、色褪せない曲、よく聴く・聴いた曲【ら行】

【ら行】というのは、五十音順の「らりるれろ」で始まる歌を選んだという意味。何故、ら行から？。それは、ら行の音、響きがとても美しいと思うから。それは、あくまで私の中の感覚であって言葉では説明しにくい。例えば「さしすせそ」よりも「らりるれろ」がきれいと思う。神秘的で高貴なアメジストのイメージ。これは五十音順にのみ感じることで、「いろはうた」や「あめつちのうた」の並びはそれ自体がきれいだと思う。ら LOVIN' YOU Janet Kay　　　　色々な人が歌っているけれど、私はJanet Kayの歌声が好き。官能的に歌い上げる歌い方はあまり好みではありません。　　　　Lovin' you is easy cause you're beautiful.という歌詞で始まる歌。桜が咲く頃、よく流れていますね。イントロの春を謳歌する小鳥の囀りで、幸福感に充たされます。私はきれいな磁器や絵など好きですが、人もきれいな人が好き。男性も女性も。　　　　　 Love Song For A Vampire Annie Lennox 聞けば聞くほど惹きこまれていく歌。Last Christmas WhamLOVE LOVE LOVE DREAMS COME TRUE LA-LA-LA LOVE SONG 久保田　利伸 りLive Like Horses Elton John & Luciano Pavarotti 以前、この日記にも書いたことがあったけれど、もし音楽ＣＤを１枚しか持つことが許されないとしたら、今も変わらずこの歌を３曲収めたＣＤを選ぶと思う。一緒に口ずさめる音楽ということで。こちらも素敵。　　　るルビーの指輪　寺尾聰流行っていた頃は、何が良いのか理解できなかった私。瑠璃色の地球　松田聖子妊娠中のレコーディングが関係あるかわからないけれど、他の歌とはどこか違うものを感じます。れLet it be The Beatlesビートルズの歌では私の中で常に上位にある曲。 Requiem Pie Jesu 　この選択は反則？　だけど仕方ないでしょう？（笑）。今日も頭の中をぐるぐる回っていました。 ろロッキーチャック これも反則？（笑）。You Tubeにアップされていた物語をみて、改めて凄く良いアニメだと思う。写真は、「秋」というタイトルのロイヤルコペンハーゲン　レリーフ。ラヴソングと今の季節にぴったりでしょう。

9月3日　ランバル公妃さま　今日はあなたを思います

9月3日になりました。1792年の今日は、ランバル公妃最期の日です。彼女の最期を思うともう・・・。写真（上）はそのランバル公妃の肖像画が描かれたプレート。元絵はこちらと思われます。おそらく一番幸せできれいだった頃を描いてあるのでしょう。彼女の性格が伺える優しく上品な微笑みです。対照的とされるポリニャック伯夫人とランバル公妃は奇しくも同じ生年月日だったとか。ランバル公妃の最期はとても言葉で表現できない残酷なものでしたが、今では多くの人に彼女の生き方は認められ愛されていることと存じます。最後の最後まで自分を貫き通した彼女は強く気高く美しいと、私もいざという時そうありたい、そうできるよう日々研鑽を重ねていかねば、と思っています。　左手前がタンプル塔。建物内にはマリーアントワネットが．．．。フェーヴル「ランバル公妃の死」の絵はこちら。彼女の名を冠したオールドローズは、この先もずっと変わらず多くの人に愛され続けることでしょう。

夏の終わり

昨夜はズキズキ頭痛に悩まされながらも、朝方には眠りについたようで、心地よい空気のなか目覚めました。今日は8月30日、夏も終わりですね。私の中で、いつもの夏は地蔵盆とともに終わるイメージですが、今年に関して言えば、選挙があるせいか、今日が一区切りのような気がしています。いただきものの地元で採れた葡萄を昼食代わりに一房、頬張りました。まだ少し若いけれども、そう、これが葡萄の味と、懐かしさに触れた感じでとても美味しくいただきました。その後選挙の投票へ。投票場所は、この石があるところ。今回の選挙では、迷わず知人に１票、比例区も自動です。逞しくなっていっていることを感じますし、元会社仲間のオジサンも推しています。会社関係の知人では数少ない尊敬する人で、そのオジサンの深い部分をよく勉強して欲しいと思っています。夜になっても頭痛はまだ残っていて体も熱を持っているのが判ります。ちょっとひんやりとした心地よい風が部屋を通り抜けていきます。クールダウンしようと、スポーツシューズを履いて外へと出ました。月がとてもきれいです。虫の音も心地よく耳に入ってきます。クールダウンする筈が、気がつけば走り始めてしまっていた私。何故走っているの？自分に問いかけてみても答えは出ず止まりません。帰ってシャワーを浴び、頭痛は微かに残っているものの、今、とてもすっきりとしています。今日の月の月齢は９。過去の出来事をいくつか拾ってみました。1997年 5月16日 ザイール独裁政権が崩壊し、国名をコンゴ民主共和国と改称 1987年11月29日 金賢姫ら大韓航空機爆破 1979年12月27日 ソ連軍、アフガン侵攻 1973年 8月 8日 金大中事件 1968年 6月 5日 ロバート・ケネディ暗殺 1952年 7月 1日 羽田飛行場が米軍より返還、東京国際空港に 1949年10月 1日 中華人民共和国成立宣言 1949年 5月 6日 ドイツ連邦共和国（西独）成立 1946年11月 3日 日本国憲法公布 1940年 6月14日 独軍、パリに無血入城。 気持ちの良い風が吹いています。追い風、向かい風、それぞれにとってどんな風になることやら。今日の写真は、ロイヤルコペンハーゲンの「夏」を表す小さなレリーフです。

相生の松

2009年7月7日～7月13日迄の１週間、平安時代中期から続く大切な行事「祇園祭」を控えた会社近くの神社へ寄ってみました。この時のような七夕飾りを楽しみにしていきましたが、影形なく残念な結果に。七夕飾りだけでなく行燈も。あれれ？　ということで、今日は謡曲「高砂」に名高い「相生の松」の写真を。現在は五代目。

ローカル線

今日はごく普通の日記というのかメモ代わりです。久し振りに和田岬線に乗りました。　一体何年ぶりでしょう。兵庫駅での乗り換えは昔と変わらず、ただ兵庫駅改札で切符が吸い込まれてしまったことに動揺した私は、私に向かって挨拶をしたと思われる会社のおじさんを無視してしまいました。電車になってから乗るのは初めてです。車体はごく普通の電車と同じできれいになっていて、何だか味気なく感じました。和田岬駅は改札もなくなっていて驚きました（勿論、券売機もない無人駅）。列車だった頃、乗った経験があります。経験だなんて表現が大袈裟！と思うかもしれませんが、扉も座席もなく、ドアステップにまですし詰めに立った人が溢れ、こんなにまでして乗るの？と見送ろうとしたところ、乗って！と当たり前のように駅員さんに押し込まれ、というかドアステップに立たされ、扉もないので掴んだポールだけが頼り、走る速度はゆっくりなので飛び降りても怪我もないのかもしれないけれど、カーブを曲がる時の人波に押され、ステップに片足があるのみで体は車外にある状態（片手でポールを持ち懸垂しているがごとく）で進んでいくさまは、今、考えると、あの列車に乗れたことは貴重な体験だったな、と思うのと同時に、あの状態で安全上全く問題ないのかと疑問にも思います。異様な光景とともに残る懐かしい思い出です。　帰りの時間帯は和田岬線は動いておらず（朝夕だけ、とても限られています）、地下鉄で神戸まで出てから帰りました。会社での出張旅費精算も同じ駅から同じ駅で行き帰りの金額が違うということです。

6月11日　かぐやが月に帰った日

JAXAは月探査衛星「かぐや」が今日午前３時２５分、任務を終えて月面に落下したと発表しました。月に願いを！Wish Upon the Moon with SELENE キャンペーン実施や約一年半前の衛星打ち上げ時にもこの日記で触れさせていただきました。私も願いを刻んでいただきましたが、嬉しいことにその願いは着実に叶いつつあるように、その方向へと前進していることを感じています。つい先日も、そのように解説された文書に触れ、胸を熱くしています。かぐや（SELENE）さま、お仕事本当にお疲れ様でした。ゆっくりお休みください。落下日時：平成21年6月11日 午前3時25分(日本標準時)落下場所：東経80.4度、南緯65.5度 付近落下日時の月齢：17.3 （東京）月齢17の日の主な出来事1999年6月1日 米・ハッブル宇宙望遠鏡が、星の一生を一枚の画像にとらえる1995年5月16日 米・デルタクリッパー「DC-X」、123.6秒間の飛行試験に成功 1992年9月14日 冥王星より遠い小天体「1992QB1」発見 1989年10月17日 米・サンフランシスコ大地震 1988年7月1日 国立天文台発足 1986年4月26日 ソ連・チェルノブイリ原発事故 1981年12月13日 ポーランドで戒厳令施行、「連体」弾圧、ワレサ軟禁 1975年10月22日 ソ連・金星探査機ベネラ9号の軟着陸機が金星表面の写真撮影に初めて成功 1972年3月2日 米・初の木星探査機パイオニア10号打ち上げ 1970年12月15日 ソ連・金星探査機ベネラが金星に初めて軟着陸

Capo Di Monte

カポディモンテの磁器人形。女性の到着を待ちに待っていたかのような男性、今にも手を差し伸べぐっと引き寄せそう。今、馬車のカーテンを引き、顔を合わせたところなの。馬車の上では、天使が舞い降りラッパを吹いて祝福しています。ラッパは２つ。この磁器人形は茶だけで彩色してあるのですが、様々な色彩に包まれているかのように見えませんか。まるで虹のように。幸せというものは虹のふもとの頼りなさに良く似ているという歌詞があったけれど、その儚さを併せ持っているかのような、美しいシーン。

ホントそうねぇ～

とある本の探し物をしている時、ふと目に留まったスヌーピーの本。久し振りに開いてみました。フッと心が軽くなるような、ハッとさせられるような、そうして考えさせられる言葉たち。「スヌーピーのもっと気楽に」より

ちょっと恥ずかしい　半分手作りファイル

春ですね。新緑がとてもきれいです。木々が次々と芽吹いていく様を通勤の道すがら目にしますが、小さくて柔らかな赤ちゃん葉っぱにとっては厳しそうと心配したくなる強い春風の中、どこまでも懸命で瑞々しい「生」に元気をもらっています。なんでもない透明のファイル（中のビニールポケットに写真や葉書、カード等を収納するタイプです）に色々とくっつけてみました。以前、似たようなファイルを作って友達へのプレゼントに添え一緒に手渡したのですが、思いの外喜んでくれたので、同じようなものをもうひとつ作りました。ピンクのワンピースにチェックのエプロン。ビーズのネックレス、ピンクリボンの麦わら帽子、リボンのついた靴。お城と手鏡とテディーベア、ぞうさんのぬいぐるみ。ピンクのハートにはhappyの文字。左上には大きなリボンをつけました。もう片方、ぬいぐるみや帽子は一緒ですが、ヨットと月を配してみました。アイスクリームにキャンディーもね。凸凹しているため小さなパーツが取れやすいことが玉に瑕。実用性などはおかまいなしです。磁器絵付けですと、小花散らしをマイセンではスキャタードフラワー、ヘレンドではミルフルールなどと呼びます。それらのようにこの色々と散りばめたファイルのネーミングがふと浮かんだのですが、言葉にする前にどこかへふ～っと消えていってしまいました。それにしても、こういう写真はちょっと勇気が要りますね。いつも載せている磁器などにしても、それらから趣味嗜好がもれていて恥ずかしいのですが、手を加えていることにより、それ以上にその人の内面が強く反映されていそうで（苦笑）。

untitled

私が西洋磁器を好きになったきっかけというのが、英国はロイヤルアルバートの「オールドカントリーローズ」だったことは以前、この日記にも書いたことがあったのですが、先日、ほわいとさまへのコメント返信にも書きましたように、英国製陶磁器は集め始めたころの「初心」を思い出させてくれ、初恋、郷愁に似た甘酸っぱい香りのイメージを持っています。そういう意味で大切に思っている存在です。　その甘酸っぱい香りは、「アルバート」という名前とバラの花が一層強いものにしているように思います。といいますのも、この２つは、私の大好きなあるものに重なる部分があるからです。あるもの――　それは子供の頃大好きだった少女漫画で今でも好きな「キャンディ・キャンディ」。あらすじを今、読み返しても、そうそう、そうだったわ、とシーンが蘇り年甲斐もなく頬を涙が伝います（笑）。キャンディの初恋の人、「丘の上の王子さま」は、イコール、アルバートさん（イコール、ウィリアム大おじさまでロイヤルではないけれどロイヤルのイメージがあります）。「おチビちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」とバラ園で同じ言葉をかけてくれたのは、初恋の人そっくりのアンソニー。アルバートさんの甥に当たるアンソニーはバラの花を育てるのが趣味のやさしい男性。品種改良して作った新種のバラをキャンディに捧げます。花の名前はスイートキャンディ。自分の誕生日を知らないまま孤児院で育ったキャンディの誕生日となった日。キャンディの純粋できれいな心は、アルプスの少女ハイジに通じるものがあるように思います。素敵な少女たちです。私もくじけそうになった時、時に彼女たちを思いながら、歯を食いしばります。今日の写真は、北へと向かうローカル線（ＪＲ）の駅。普段利用することはありませんが、実は近くの駅で、少し北に向かうとこんな風景がまだ辺りに残っています。初恋ではないけれど、かつて恋心を抱き、今はよき友となった男性が撮った写真。私にとって大切な風景です。

素敵な縁

ＳＩＲ　ＪＡＰＡＮさまがYori Halfordさまのところへ、そしてYori HalfordさまがＳＩＲ　ＪＡＰＡＮさまのところへ行っていただいたのを、それぞれの頁のコメント欄でお名前を拝見し、嬉しい限りです。Yori Halfordさまのことろへは、ブログタイトルのcafeに惹かれて訪れたのが始まりですが、Yori Halfordさまとは何と誕生日が同じです。単なる偶然とはいえ、嬉しく思います。私たち２人、もうすぐ誕生日を迎え、ひとつ年齢が上がることになります。（生まれ年は私の方が後になりますので年齢は違いますが。）私はＳＩＲ　ＪＡＰＡＮさまのところへは、今は長くお休みされているマダム・ゴージャスさまにご紹介していただいたのをきっかけに伺うようになりました。06年01月30日03時55分のメールが残っています。マダム・ゴージャスさまは、ご主人のお仕事の関係であちこちでの海外生活が長かったのが、数年前、帰国され益々お忙しいご様子。きっと充実した日々を送っていらっしゃることと存じます。またいつかこのブログに戻ってこられる日があれば非常に嬉しく思いますし、希を持ってその日を待ち続けたいと思います。そのマダム・ゴージャスさまのところへは、A.Haruharu74610さまのところから伺ったのがきっかけでした。kopanda06さまのところは、 やはり「西洋陶器を求めて」というブログタイトルに惹かれ伺って以来ですが、オールドノリタケの話題が出たとき、ＳＩＲ　ＪＡＰＡＮさまのお名前をコメント欄に書き込んだことから、お二人はそれまでのご面識？だけの関係から、コメントを互いに残しあう間柄へと発展しました（笑）。ほわいとさまとの出会いも、アトムおじさんを通じてです。皆さま、私にとって大切で大好きな方々です。これらの素敵な出会いに感謝するとともに、このような縁を大切にしていきたいと思います。

どなたか教えてください

ＳＩＲ　ＪＡＰＡＮさまのところで、オールドノリタケの作品では、元絵では男女であっても製品となる段階で男性は一緒に描かれない場合があると伺いました。自分の手持ち磁器に思いを巡らした時、私は肖像画など人物の描かれたものに惹かれるということを改めて認識したのですが、男性の描かれる磁器はあまりみかけたことがないように思いました。男女２人のものはマイセンのワトー絵　公園の恋人達などが浮かびますが、男性１人を描いたものって少ないように思います。統計などあるのかどうか判りませんが、男女それぞれの描かれる割合はどれくらいだろう？、男性１人が少ない場合、その理由はどこにあるのだろう？と思いました。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただきたく。宜しくお願い致します。写真のカップ＆ソーサーは私が持っている中で唯一男性を描いてあるものです。男性はイングランド王ヘンリー4世です。フランス製。＜女性たち＞

陶磁器業界もどこへ行く？

もう大分前のことになりますが、主に輸入家具を扱うアンティークショップに立ち寄った時、小物として一緒に飾る形で置いてあったのが写真の食器。時代を経た何ともいえない雰囲気のあるガラスキャビネットの中のブルー＆ホワイトはデンマークが誇るロイヤルコペンハーゲン製だとばかり思っていました。ところが、です。値札の数字がチラッと見えたのですが２桁違うので、これはもしかして￥表示ではないの？ユーロだったりして？仕入れた時のままという可能性もなくはないわね～と思い近づいて目を凝らしたところへ、ショップの店長さんから「どうぞお手にとってご覧くださいね。素敵でしょう。」と声をかけていただきました。キャビネットの鍵付きガラス扉を開けてくださったため、それでは遠慮なくと手に取って眺め、さりげない風を装い（重要・笑）値札を再確認するも、やはりユーロではなく￥の様子（当たり前）。間近に立ってこちらの様子を伺う店長さんの視線に、微笑みのその奥に、本当に興味あるの？手荒な扱いをしないか、壊しはしないか不安を感じていることを察したため、とりあえず安心していただこうと「きれいですね。私、磁器が好きなんです。」と声を発しました。その間にも手に取ったものを眺め続けるのですが品質的にも悪いと思わなかったので「このお値段なんですか？」と尋ねてみました。「はい。」と店長。「これは、ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッド　フル…」と言いかけたところで店長さんの不安はみるみる解けた様子（苦笑）。商品説明が始まり、ロイヤルコペンハーゲンではないこと、ベトナムの工場で作られていることを教えていただきました。勿論、ロイヤルコペンハーゲンを意識して作ってあるものだと思いますが、この時は不思議とベトナム雑貨のブルー＆ホワイトの延長線のように思え、嫌な感じはなく、それは今も変わりません。ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドは伝統的なシリーズで日本でも愛用者は多いのですが、私はそれほど興味がないままにきてしまい、ほんの少し持っている程度でパッと見分けることができないため、驚きました。（実は後にこのメーカーが作っていたのかと驚くことになります。）ロイヤルコペンハーゲンでは数年前からアジアに工場をつくり、いくつかをそこで生産しています。タイで食器を作り、マレーシア、スリランカでもフィギュリンなど作りどんどん拡大中で2005年には黒字回復となったはず、日本でも作っていて、日本で作っているシリーズは一番のカジュアルラインのような気が…。だけどベトナムでも作っていたかしら？私も最近この手のニュース疎くなったわ～、いやいや、これはロイヤルコペンハーゲンでないのだから、そんなことは関係ないのよ、馬鹿ね～とあやふやなデータが駆け巡り悪い頭が大混乱（苦笑）。それだけ驚き動揺している証拠なのですが、その混乱の中、そのショップに置いてあったものを幾つか買って帰ったのでした。そのまたいくつかが今日の写真です。アイテム＆プライスリスト、在庫はあるか、追加オーダー可能かを確認することは辛うじて忘れなかったものの、答えはどれもノーでした（残念!）。今日、趣味関連としては避けて通れないビッグニュースが飛び込んできました。ウェッジウッド破たんのニュース（下記ご参照）です。というわけで、現在、勤める会社の＃３Ｑ決算対応真っ只中で疲れ気味ではありますが、元気であることの証明？も兼ねてこの日記を（笑）。昨日の日記のコメント返信は明日以降に。ごめんなさい。しばらくするとスポンサーが変わってバックスタンプもがらりと変わるのでしょうね～、デザインは私のイメージと合うかしら？今はシンプルだけれどずっと複雑になりそうな予感？ウェッジウッド社が私個人的にはあまり思い入れのないメーカーであるため、このニュースからまずそんなことを思い浮かべました。ただ今後、他の陶磁器メーカーも同じようなところも出てくるでしょうし、この業界もどこへ行くのやら？という印象を改めて強くしました。要注目です。（といっても、現代ものの洋食器は今ある分で充分なため今後大きなロットで購入することはおそらくないと思いますので、そういう意味では関係ないのですが。）------------------------------------------------------------ウェッジウッドが破たん　景気悪化で販売不振　2009年1月5日 21時41分 　【ロンドン５日共同】英国の高級洋食器「ウェッジウッド」などのブランドで知られる大手陶磁器メーカー、ウォーターフォード・ウェッジウッド（本社アイルランド）は５日、英国事業が近く管財人の管理下に入る見通しになったと発表、事実上経営破たんした。　金融危機をきっかけとした世界的な景気悪化で販売不振に陥ったのが原因。安価な陶器に顧客を奪われたことも経営の重しとなった。アイルランドの事業も行き詰まり、同国の証券取引所で株式取引が一時停止された。今後、管財人の下でスポンサー企業探しを急ぐ。　ウォーターフォード・ウェッジウッドは主力市場である日米英で販売が落ち込み、経営不振が続いていた。昨年１２月に主要取引銀行が融資継続で支援したが、立て直せなかった。　ウェッジウッドは１７５９年に英国で創業。中国製品との価格競争に追われ、主要な生産拠点を英国からインドネシアに移していた。------------------------------------------------------------

本当に元気です（笑）。有難うございます。

新しい年、2009年になって数日経ちました。１日の朝、部屋の窓を開け、ひんやりと心地よい風が通り抜ける中、大きく深呼吸しました。私には日常と何ら変わらないお正月で、お屠蘇なし、お重に詰めたおせち料理なし、お雑煮もなし。お餅はひとつだけいただきました。黒豆はいただきましたが、兵庫県に住む私にとって丹波の黒豆はごく日常のものとして捉えていますし…。初詣も未だですが、こちらは会社への通勤途中、近所の神社に立ち寄るかも知れません。お正月、嬉しかったのは後輩（新入社員）からの年賀状にとても丁寧な文章とともに「heren'sさん、大好きで～す」と書き添えられていたこと。先輩として、指導員として、らしいこと何ひとつ満足にしてあげられていないのに（反省）。健気さに泣けてきました。やはり同じく年賀状から、会社を退職された方々もお元気でそれぞれ充実した日々を送っていらっしゃる様子が伺え、私もあと数十年先、同じように後に続くことができるよう頑張らないと、しっかりしないとと改めて活を入れていただいた思いが致します。初夢は鮮明にその内容を覚えています。そしてその次に見た夢も初夢と同じ夢で二度繰り返されたことに驚きましたが私にとって嬉しい内容でしたので、えへへ、なぁ～んて期待しています。キーワードというか数字（4桁）が登場するのですが、この数字を大事にしようと思います。写真はＫＰＭの陶板ですが、気が遠くなる手間暇をかけて、計り知れない熱意をもって制作に当たっています。丁寧な仕事が生み出す透明感は、磁器である故、ずっと変わることがありませんが、そのプロセスと結果は単に磁器だけでなく他にも言えることで、大切なことと思います。スタートは爽やかだった今年、これからもこの絵のように清々しい気持ちで過ごせるよう頑張りたいと思います。本年も宜しくお願い致します。

元気にしています

親子の不思議な縁

鎌倉時代の有名な仏像彫刻家、運慶。若い頃、仏像技術の修業に諸国を巡歴した折、九州宮崎で逗留の機会があり、縁あって妻を娶りました。そして子供も生まれたのですが、数年後奥州に残した両親が気がかりで妻子を残したまま郷里へ帰ってしまいました。やがて月日が経ち、今度は九州に残した妻子のことが気になり、日頃信仰している観音菩薩に妻子の無事を祈願していました。ある日、夢のお告げで観音菩薩があらわれ、「わが左身を造り携えて西へ行きなさい。そうすれば必ず子供と巡り合うだろう。」と言われました。運慶は喜び一心不乱にお告げどおり左身を彫って、薦で包み西へと旅立ちました。一方、九州に残した子、堪慶もまた父が恋しくて観音菩薩に父と巡り合うよう日々念じていましたが、ある日、夢のお告げがあり「わが右身を造って東へ行きなさい。」といわれたので一生懸命に右身を彫り、薦に包んで東へと旅立ちました。旅路の途中、堪慶が路傍の石に腰かけ休んでいると、東方より薦を背負って近づいてくる人があります。そして言葉を交わしているうちに互いに親子とわかり、薦を解いて互いの半身像を合わせたところ寸分の違いもなく見事に一体の観音様となりました。親子は歓喜の涙を流し、益々観音信仰に励みましたが、里人がこれを聞き近くのお寺にこの聖像を安置したしたということです。今日の写真はその聖像（十一面千手千眼観音像）が安置されている近所のお寺。25年おきの開帳となっています。

Lmagazine 2008年10月号

本屋さんへ寄った時、目に飛び込んできた雑誌「Lmagazine 2008年10月号」。この雑誌は京阪神を中心とした情報誌で、今まで買ったことはなかったのですが、表紙の写真に目を奪われ、思わず手にとりました。中身なんて確認せずに（笑）。家に帰ってきて雑誌を開くと、そこは夢の世界（笑）。まだパラパラとめくっただけですが、絵本の紹介は勿論、絵本が楽しめるカフェも紹介してあります。地域情報誌のため、行こうと思えば行ける近場ばかりなのが嬉しいところ。学生時代は絵本展に行ったり、外国の絵本を集めたりしたっけ。それらを学校の行き帰りや空いた時間など、お気に入りの喫茶店（今風のカフェではなく）でページを開いたこと、今ではセピア色の懐かしい思い出です。休講の時間を使って校外へ出た時は、思わず時間が経ってしまい慌てたことも。雑誌の表紙は中島哲也監督最新作『パコと魔法の絵本』のタイトルロール、アヤカ・ウィルソンちゃん。そしてこのカフェも大阪にあるのだとか。今は雑誌の影響で混雑しているでしょうから、しばらく経ってから行けたらなぁ～なんて思いました。そして私もこの少女のように椅子に腰かけて写真を撮ってもらおうかしら（嘘）。この雑誌立ち読みはこちらからどうぞ。［特集］絵本のチカラ。 カフェ、展覧会、遠足、映画…絵本をめぐる京阪神の旅。 ・絵本が主役の映画が、公開になります。 ・絵本との出合いはカフェから始まります。 ・あの人は、こんな絵本を読んでいます。 ・絵本な展覧会が関西にやってきます。 ・PICTURE BOOK PAPER ・絵本探偵さん、迷宮入り本を探してくれますか？ ・絵本を探しに、ちょっと遠くへ出かけました。 ・贈りたい一冊が見つかる京阪神の絵本店33 ・そうだ聖地へ行こう。ベトナム編 ・今月の七人　小泉今日子ほか ・映画館､美術館､ギャラリーのスケジュール付き 京阪神極楽文化地図 心動かされる一冊を探して、京都、大阪、神戸の絵本店をめぐりました。コーヒーを飲みながらお気に入りの一冊に出合える絵本カフェや、気になるあの人がオススメする一冊を教えてもらったり、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展が関西へやってきたり…。大人も楽しめる素敵な絵本を探しにお出かけしませんか？ 　　

私の××遍歴？

先日「お気に入りブランドのクローズ 」という日記を書きましたが、そう言えばその前はここのが好きだった、と部屋にかかっている洋服に手を伸ばした時、思い出しました。洋服にはこだわらない方ですので、私にとっては珍しいことなのです。日頃、それなりの愛着を持ってはいるものの、ちょっと焼きもちを焼かれた気分です（笑）。グリム童話「かえるの王子様」に登場した王子様のかえるがブランドマーク。「Ｂ」が頭文字で写真はイメージです。　「かえるの王子様」のあらすじ　　（Wikipediaより）（本当はこちらがおすすめです）ある国の王女が、泉に金の鞠を落としてしまう。そこへカエルが「自分を城に招待してくれるのなら、池に落とした金の鞠を拾ってきてあげよう」と申し出る。王女は鞠を取り戻したい一心で、その条件をのむ。しかし、王女は鞠を取り返すと約束を破ってカエルを置いて帰る。それでもカエルは自力で城にたどり着き、王女に約束を守るように言う。王女は嫌々ながらもカエルと一緒に夕食をとった後、すぐに寝室に戻るが、カエルは寝室にまであがりこんできていた。図々しいカエルを見て王女は怒りのあまりカエルを壁に叩きつけるが、そのおかげでカエルの魔法が解け、立派な王子に戻る。これまでの無礼を詫びた王子の求婚を受け、二人は幸福な結婚をする。翌日、王子の国から迎えの馬車が来る。馬車に同乗していた王子の忠実な家来・ハインリヒは、胸に3本の鉄の帯を巻いていた。これは主人がカエルにされたときに、悲しみのあまり胸が張り裂けないようにはめたものだった。主人が助かったため、喜びのあまり1本ずつはじけて帯がはずれる。上の写真は、以前この日記にも載せたことのあるヘレンドの蛙の王子様。この時にも登場させてますね、私。このヘレンドの蛙たち、いつも私の身近にいるのです。この時やこの時のうさぎたちと同様に。ここの洋服が好きだったのも、ブランドマークになっている蛙に惹かれてのことだったのかもしれません。このショップは地元のデパート「Ｓ」に入っていたのですが、経営破綻でデパート自体が閉店になってしまったことに伴い（当時大きく騒がれ全国幾つもの店舗が閉店となりました）自動的になくなってしまいました。ここはお店が閉店というだけで、他に行くことのあるデパートいくつかにもショップは入っているには入っているのですが、わざわざそのために出かけるとか、立ち寄るということはありません。「Ｓ」の後に入ったデパートで新しい出合いがあり気持ちが傾いてしまったのでした（笑）。とはいえ、どちらも好きなことに変わりなく、どちらかだけを選ばないといけないということもなく、その日の気分で長～いおつきあいがどちらとも続いています。恋の悩みでなく洋服のことでよかったぁ～（笑）。グリム童話「かえるの王子様」は子供のころ読んで？？？で一杯だった記憶があり今でもそれは変わりませんが、この話に登場する王女様はこんな女性ではなかったかしら？写真はリモージュの絵皿ですが誰を描いたものなのかは判りません。リモージュということで競争率は低く、手描き、絵師のサイン入りでありながら非常に低い金額で入手したプレートです。磁器のマークはその磁器に関する情報を知る手がかりとなりますが、私はあまり気にしない方で、雰囲気や絵付けが好きかどうかだけで選びます。磁器に限らず多くのことでそういう傾向にあります。

サザンは永遠です！

サザンオールスターズの無期限活動停止前のラストコンサートが８月２４日、雨が降りしきる中で行われました。場所は勿論横浜。コンサートへは行けなかったのですが（チケット手に入るはずがありませんね）、ダイジェスト版をテレビで拝見しました。普段テレビは見ないのですがこれは特別。みんな本当にカッコイイ。そのカッコイイ姿も涙でかすんで．．．。涙は色々な思いが交錯してのもので、ありがとうという気持ちも強くて．．．。今日、自分でも次々ランダムに聞いてみました。サザンの曲は古いものから最近の曲まで、それぞれがその時代の自分と重なります。例えば『チャコの海岸物語』、誰がつけてくれたのか（同級生の男の子だったという記憶だけ残っています）チャコというニックネームで呼ばれていたときがあったな～など（イメージが全然違うとどこからか聞こえてきそう（笑））、あの時こうだったな～って。酸っぱい思い出や惨めな思い出、いくつもの記憶がぐるぐると今も回り続けています。『希望の轍』も歌っていたサザン、我慢できなくなってまたファンにあの歌声を聴かせてくれる日が来ることを心待ちにしたいと思います。３０年間、沢山の感動をありがとうございました。サザンは永遠です！

アジアのやさしい木の器たち

私は楽天ブログに登録したのが05年8月13日です。今日が08年8月13日、ちょうど３年が経ちました。長いような短いような．．．。どこか幻想的な今宵の月を見上げながら、この３年間について思いを巡らせました。皆さまには多くのことを教えていただき、本当に感謝しております。これからもゆっくりペースの更新になるかと思いますが続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。写真はアジアのやさしい木の器たち。ほのかな木の香りが郷愁を感じさせます。木の表情がそれぞれ違うのと、手作りで微妙に不揃いなところが素朴でかわいらしいです。これも私のお気に入りの器たちです。

お気に入りブランドのクローズ

今日で７月も終わり。同時に地元デパートに入っていたお気に入りのショップが営業終了となりました。直営店は日本で４ヵ所のみで東京、千葉、和歌山、そしてここだったのですが、ブランドが生まれてから12年目でクローズに。私は5～6年前からのお付き合いです。レースや刺繍、リボン使いなどとても丁寧に作ってあり、女性の特権のようなデザイン、いつまでも大切に扱いたい、着続けていきたい、そんな洋服が揃っていました。洋服に関して、私はこだわりは少ない方だと思うのですが（私の想像するＯＬ平均に比べて、笑）、ここのはちょっと特別の思い（友達と恋人の違いのような差？）が強くなりつつあっただけに残念です。葉書で案内が届いていたこともあり、お世話になった店員さんともお別れ？ということで一言お礼を、と思い、昨日、仕事を早く片付け、夜８時のデパートの閉店間際に寄ってみました。本当に最後の最後の閉店セールでALL80％off前後になっています。ここの洋服は凝った作りの割にお値段が安いことが気に入った要因の一つでもあったわけですが（こういう部分に関しては磁器に関しても同じ考えで品質と価格バランスが重要です。）、閉店セールで滅茶苦茶なお値段になっていました。何故みんな、手にしないの？選ばないの？と不思議なほどに、まだ残っておりましたので、ワンピースを中心に20点ほど買い溜め。時間もないため試着は一切しないのですが、今までの経験則から大丈夫、素早い判断で次々に決めていきました。大きな袋を抱えて帰宅しましたが、沢山買ったことに対する満足感のような気持ちが沸いてくることはありませんでした。今後このデパートに出かけても、もうこのショップはないと思うとさみしく、センチメンタルな気分の方が勝っているからなのでしょう。ブランド、ショップはクローズとなりましたが、今後は今ある洋服を大切に着ていこうと思っています。　　

こんな時代になったのですね

こんな時代になったのね、と週刊新潮のＢ級重大ニュースのなかの記事をみてしみじみしてしまいました。「壁破れて遊山あり」東西分断の象徴的存在だったベルリンの壁が崩壊して約20年。壁はあっという間に破壊されて今や跡形もないが、近年ベルリンを訪れる観光客が必ず尋ねるのが壁の場所。そうか、壁は最高の観光資源だったのだと気づいた当局は慌ててＧＰＳで壁の位置を示す携帯式案内機器を導入した。

脳と音楽　～すべては音楽から生まれる～

神戸の県立美術館芸術の館ギャラリーで開催された「脳と音楽」のセミナーを受講してきました。脳科学者の茂木健一郎氏がナビゲーターということもあり、少し前に彼の著書『すべては音楽から生まれる』を読み非常に共感していた私は、今日という日を以前からとても楽しみにしておりましたので、そのために昨日まで仕事に打ち込みました。13：30～16：30ということでしたが、全席自由席ということもあり11:00頃到着し会場横の廊下で待つことにしたのですが、何と、受講者の中では私が１番の到着で驚きました。ミニコンサートもプログラムに入っているため、待っている間、会場でピアノの音確認などしている様子が洩れ聞こえてきます。これはラッキーなのかしら、そうではないのかしら、なぁ～んて思いつつ、読書しながらと思っていたのにピアノ演奏のメロディーを追いかけてしまい、読書どころではありませんでした。コンサートは昼食後のお腹一杯の状態で聴くことは避けたいと思っていた私にとって、時間的にはちょうどよかったです。このセミナーは第一部、第二部、第三部から成っていて、第一部がクラシック　ミニコンサート。第二部が医学博士でもありデザインディレクターでもある川崎和男氏の特別プレゼンテーション。第三部が茂木健一郎氏と川崎和男氏の対談イベントという構成になっています。第一部のコンサートではスペイン・サンセバスチャンからの使者ということで、ソプラノ、テノールの歌声とピアノを楽しみました。プロとはいえ特に女性のソプラノの歌唱力には驚くものがありました。華奢な女性ですがその歌声は驚くほど高く美しく澄んで且つ訴えかける強さがありました。今回、ピアニストは飛行機のハプニングで急遽変更になったのですが、私はハプニングに感謝したいと思いました。ピアニストはラフマニノフピアノ協奏曲第２番をオーケストラと協演することが一生の夢と仰る専門は医学の江里俊樹氏。彼のピアノを聴いていて「医学」に携わっていることが音を深いものにしているのを感じました。茂木健一郎氏がすぐ斜め前の席で聴いていらっしゃったのですが、時折お辞儀するかのように前屈みになったり動きがあって、どちらかというと動かずじっと聴いている私とは違い対照的です。感じるとやはり体が動くのが自然なのかしら、彼の頭の中ではどのように音、音楽が響いているのだろうと、仕草や表情など伺いながら耳を傾けました。第二楽章での川崎和男氏のトークも非常にユニークで楽しかったです。あのユニークさがデザインの至るところにちりばめられている、と感じました。また彼は酒酔い運転の車の犠牲となり脊髄を損傷して現在車椅子の生活を送っていらっしゃいますが、現在の医学分野での活動や活躍を考えると、あの事故も彼を今の位置へと導くための起こるべくして起こった運命のように思えてなりません。またセミナー終了後の参加者との触れ合いの場での彼に憧れる青年との対話ではまた違った一面も伺え、真剣にアドバイスする様子にお人柄を感じました。因みに音楽では川崎和男氏はシベリウスがお好きなようです。第三章の茂木氏、川崎氏お二人の対談も「音」「音楽」から脱線しながらも非常に楽しく、色々な分野で一流である方のお話にはそのどれもにおいて引き込まれるものがありました。とてもかっこよかったです。今日はとても充実した思いで会場を後にしました。今後、このようなセミナーに参加できる機会があれば積極的に参加したいと思います。そして『すべては音楽から生まれる』という本との出会いにも感謝し、あらゆることに耳を澄まして生きることを心掛けていきたいと思っています。 美術館の玄関前にあるフランス人彫刻家ＣＥＳＡＲ（セザール）氏から寄贈された「Eiffel Tower in placibis」。エッフェル塔の廃材を再構成したもので「再生」がテーマとなっています。阪神淡路大震災を経験したこの街にとっては象徴的、それぞれが美しく調和しています。 私も持っている茂木健一郎さんの本とＣＤたち。茂木健一郎氏のページ：クオリア日記http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/川崎和男氏氏のページ：http://www.audiosharing.com/people/kawasaki/kawasaki.htm

をんなが附属品をだんだん棄てると

あなたはだんだんきれいになるをんなが附属品をだんだん棄てるとどうしてこんなにきれいになるのか。年で洗はれたあなたのからだは無辺際を飛ぶ天の金属。見えも外聞もてんで歯のたたない中身ばかりの清冽な生きものが生きて動いてさつさつと意慾する。をんながをんなを取りもどすのはかうした世紀の修業によるのか。あなたが黙つて立つてゐるとまことに神の造りしものだ。時時内心おどろくほどあなたはだんだんきれいになる。『智恵子抄』高村光太郎何週か前の週刊文春。阿川佐和子さんの「この人に会いたい」の対談でゲストが浅田美代子さんだったことがありました。実は私はこの対談の頁は読む（目を通すに近いかな？）時とそうでない時があり、この時も週刊誌を買った時点ではスルーするはずでした。ところがどうしてか何となく読んでしまい．．．。その中、対談の終盤で浅田美代子さんが、『智恵子抄』に「をんなが附属品をだんだん棄てるとどうしてこんなにきれいになるのか」っていう部分があって、考えさせられる、そうありたいと思うって語っていらっしゃいました。その部分を読んだ時、私に衝撃が走ったのです。ああ、本当にそうだ、って。それ以来、頭の隅にその言葉がドンと居座っていて、隅々まで見渡しながら監視されているがごとく窮屈なのですが、逆にそこに居て欲しい、ずっとそのまま、と思う気持ちが日増しに強くなってきています。ずっと以前から避けてきていた自分自身に向き合わなければいけない日が近づいているように思います。それができたならその未来は．．．。

最後の電話

アトムおじさんのブログで触れてあった最後の電話について、コメント返信で書き込もうと思ったのですが、最近、私が日記を殆ど書けていない状況にあるため、その日記記入数かせぎ？のために（笑）、自分のブログに書き込んでしまおうという大変愚かなことを思いつきました。もし、あなたが死を目前にしてあと一本しか電話がかけられないとしたら誰にかけますか？どんな話をしますか？さあ、今すぐ電話をかけてみてはどうですか？『こころのチキンスープ』スティーブン レヴィーン著私が想像してみたのは、私がその時結婚しているかどうか、又、年齢がいくつくらいかにもよるのですが、結婚しているとして平均寿命くらいだったら、子供か孫かなぁ～と。既に結婚し独立した子供のところにふらっと電話するかなぁ～。（この電話は携帯電話ではなく固定電話です。）孫が一番最初に受話器を取ったら、「おかあさんの言うことをよく聞いていい子になるのよ。大事にしてね。」って。この場合、自分の子供はそのおかあさんの夫側、つまり私には男の子がいることをイメージしています。もし自分の子供が女だったら「おとうさんの言うことを～」に変ります（笑）。自分の子供に対してだったら、「奥さん（又は夫、自分の子供の相手側）を大切にするのよ。」って伝えると思います。だって、一般的な平均寿命で考える場合、自分の配偶者は既に先に行って待っててくれる可能性が高いので、やっと迎えに来てくれたのね、という喜びを胸に感じながら、静かに落ち着いた気持ちで伝えられそう．．．。結婚はしているけれどまだ還暦にもなっていないくらいの年齢の場合、配偶者は仕事に行っている可能性が高いので、その場合、仕事中の相手にはかけません。「ありがとう」のメモを残すから電話はなくても大丈夫。この場合は誰にかけようかしらね～。恋人もいなくて結婚もしていない場合は、親しいけれども長く会えていない、連絡できていない友だちかなぁ。ふらっと「元気？最近どうしてる？」って。だけど死が目前であると理解した上でかけるということは、懐かしい声を聞くと涙ぐみ（嬉し涙）、涙声になる可能性が高そうなので、そうなってしまいそうだと直感したらかけない選択もありかな、と思います。こっちも元気よ、って相手に自然に伝わる演技ができるようでなくちゃ、かけないかな？？？私は一番最初のケースを希望します（笑）。だけど「理想と現実は違うよ！」とあちこちから聞こえてきそうですね（苦笑）。それに対して「もう、いじわるなんだからぁ～、わかりきったホントのことは言わないで！悲しくなるもの。」って笑って言い返せて、笑いあえるような相手であれば、異性でも同性でも、そんな関係の人にだったら電話してもいいかなぁ？会社でのイライラ、メラメラがなかなか頭から離れず、気分転換にブログに向かってみました。おかげさまでスーッと心が軽くなりました。「精神的なストレスを発散するために、精神的な疲労をうけたときは、肉体もそれ以上に疲労させる」と仰るアトムおじさんの言葉がいつも頭に浮かびますが、私には到底真似できず、今日もただそのまま眠りにつこうとしています。だめだなぁ～、私って。おやすみなさい。

ルーヴル美術館展に行ってきました

先日、以前から気になっていた神戸市立博物館で開催中の「ルーヴル美術館展ーフランス宮廷の美ー」に行ってきました。今年、2008年は日仏交流150周年にあたるのですね。今回、絵画は少数で殆どが装飾品、ロココと新古典主義の美術工芸品を集めた内容でした。第一部と第二部に分かれていて、ルイ15世とルイ16世、ポンパドゥール夫人とマリーアントワネットを対比してあり、色もターコイズブルーからセーブルの青と呼ばれる深いブルーへ変化していきます。出展目録がこちらですが、まるでピルケースのような小さなＢＯＸの嗅ぎ煙草入れの多さに驚きました。これでもか、というくらいに随所に登場します。個人的には絢爛豪華に装飾されたものよりも肖像画が描かれたＢＯＸに惹かれました。嗅ぎ煙草入れたちテリーヌ入れ、ソース入れ、ソルトセラーなどシルバーと陶磁器小物も多く展示されており、食卓周りのものが好きな私にとっては嬉しい．．．、目を輝かせて見入りました。今回の展覧会で一番印象的だったのは「ナイアス（泉）」。陶磁器好きの私らしいでしょう？（笑）。ヴァンセンヌ磁器製作所の軟質磁器の作品です。マイセンを強く意識しているのが感じられました。ポンパドゥール夫人とマリーアントワネット、二人ともなんて愛らしい魅力的な女性だったのでしょう、それが観終えて何より一番感じたことでした。今回のルーヴル展の目玉のひとつでマリーアントワネットがお気に入りだったトランク型の旅行鞄にびっしりおさめられたセーブルの磁器とシルバー製品。磁器はＭＡの文字が入った王妃個人使用の特注品。どこに移動しても不自由なくいつものお茶や食事が楽しめるように調えられています。彼女は国外逃亡後も使い続けるために姉妹の住むベルギーブリュッセルに送ったそう。結局逃亡計画は失敗するも、この鞄は無事に国境を越えました。写真は今回のルーヴル展の冊子から。デスクの上にあるのが旅行鞄

シベリウス　花の歌曲集Op.88

青いアネモネ (詩：F.M.フランセン)ヒバリが空から予告していたものそいつをおまえは大地の端で実現するおまえは春の最初のもの、すべてに先駆けるのだ！しかし美しいとわれらが呼ぶ　あらゆるものと同じように天に向かっておまえもまた指し示すのだおまえの瞳の空の青さで二本のバラ (詩：F.M.フランセン)バラたちよ、そうだ、バラたちは花々の輪飾りの中で一番美しいだから空も自ら借りるのだ装いのために　この色を白バラもまた美しい：だが何という美しさだふたつのバラが一緒になり無邪気な頬の上で花開き互いの喜びを高めあう姿は白いアネモネ (詩：F.M.フランセン)ご覧よ　白いアネモネの何ときれいなことだが　ああ！　何とはかないこと！きみの手に摘まれるやいなや花はきみの手の中で死を迎える優美さでも愛情の細やかさでもこの花にそっくりなのだから少女よ　気をつけて誘惑する男のキスでこの花のようにしおれてしまわないようにアネモネ (詩：ルネベルイ)アネモネよ、春の初めての花、もし私がお前を折り、もしお前を与えたなら愛する人に、冷たい人に！私がお前を折ったなら、私はお前を与えるだろう私がお前を与えたなら、私はこう言うのだ：「雪の吹きだまりの縁に、おお少女よ　春の初めての花は咲いていた　まるでお前の心の氷のそばに　私の誠の愛が咲くように　冬の寒さに震えながら　それでも寒さに窒息もさせられず　摘み取られもせずに」野イバラ (詩：ルネベルイ)野イバラよ、私の兄弟のような植物よ冬の氷に閉ざされてお前はいやしめられ棘に覆われてお前は嫌われているだが私は思う：春が来てお前に葉が出て　そしてバラの花が咲くそのとき地上には他にどんな草木もないのだ香り高く愛されているものは、お前に並ぶほどおお、なんとたくさんの野イバラの茎がこの自然の中にむき出しで立っていることかそれはただむき出しの愛情を必要としているたったひとつの心からの太陽の眼差しをバラの花で自らを飾るためにそしてすべての生き物の喜びとなるために花の運命 (詩：ルネベルイ)春の子供秋風の犠牲者花よ　私たちに話して　どうして涙が残っているのあなたのかよわい頬の上に？「日は沈み　嵐の声を私は聞く」かよわい花はそう語り打ちのめされ、散らされ、そして死んだシベリウス　６曲からなる花の歌曲集Op.88、すべて花に因んだ詩を選んで曲を付けています。そのうち半分がアネモネ、残りの２つがバラ。６つの歌　Op.88 1 青いアネモネ Blåsippan　詩：F.M.フランセン2 二本のバラ De bägge rosorna　詩：F.M.フランセン3 白いアネモネ Vitsippan　詩：F.M.フランセン4 アネモネ Sippan　詩：ルネベルイ5 野イバラ Törnet　詩：ルネベルイ6 花の運命 Blommans öde　詩：ルネベルイ今日の写真はロイヤルコペンハーゲンのアンティークですが、この曲をイメージしてお皿を選んでみました。

ホッとしたい時そばにあるもの

ちょっとホッとしたい時、カフェオーレなどいただきながら、くるくる回してみます。1945, 47, 49, 53, 55, 59, 61, 66, 69, 70, 71, 75, 76, 78, 79, 81, 82, 83, 85, 86, 87, 88, 89, 90, 91, 92, 9393年までしかないのは、作られたのがその頃ということでしょうか。それぞれの年に合わせると８～１９の数字が現れます。TAILLEVENTのロゴが入ったフランス クリストフルのシルバー製品ですが、一覧表にするのは簡単だけどその味気なさではなくて、このように作ること、そこに「ゆとり」を感じます。その「ゆとり」は、人の心にも寄り添ってくれます。ゆっくり回していると、流れる時間も穏やかに感じられます。

大人の書道

日本コカ・コーラの新コンテンツ「綾鷹　大人の書道」を試してみました。あなたが書く「書」の姿・形から今のあなたを鑑定してくれる「綾鷹　大人の書道」はこちらから。墨汁の色を選択して半紙に書をしたためます。マウスを動かして字を書くから難しいの。なかなか思うように筆を運べません。ただ、筆を半紙に置く感覚が非常によくできているなぁ～と感心しました。　墨汁は８色。藤の季節もそろそろ終わりですね。紫色の墨汁を選んでみました。書いた文字に対して、鑑定結果が示されます。包容力…104　大河の如く堂々とした雰囲気。人々の心を癒す力を感じます。忍耐力… 50　焦らず、うろたえない。そんな落ち着いた様子が伺えます。想像力… 95　豊富な知識と美的ともいえる想像力が漲っています。適応力…113　どんな環境でも的確に順応。周囲の注目を集める命運を感じます。こんなだったらなぁ～（苦笑）。そして鑑定結果から書道家　中塚翠涛さんから一筆おくられてきます。藤に対して剛。精神の鍛錬が心を強く美しく磨き上げてゆく…イメージだそうです。実際はこんな字、書きませんよ～（笑）。マウス使うの苦手で難しいです。包容力…102　大河の如く堂々とした雰囲気。人々の心を癒す力を感じます。忍耐力… 43　志を突き通そうとする真っ直ぐな心を感じます。想像力…117　非常に研ぎ澄まされた感覚と類稀なる発想の力を大いに感じます。適応力…112　どんな環境でも的確に順応。周囲の注目を集める命運を感じます。愛に対しては匠。どっしりとかまえた中で本物のこだわりをつらぬくイメージだそう。「書」からあなた自身のあるべき姿が見えてくるかもしれませんということでしたが、私はどの字を書いても忍耐力の数字が低いです。確かにそうかもしれません．．．。今度同じ文字を書く時はまた違った結果になることを願いたいです。ちょっと久しぶりの休息時間のお遊びでした。

お寺巡り

去年夏にも訪れた書写山円教寺、無性に行きたくなってまた行って参りました。「円の形は人間が徳を成就した状態、即ち自己完成の道を教える寺」というのがこのお寺の名前が意味するところ。姫路では現在、お城近くで菓子博が開催されており、来場者数も当初の予定を何倍も多く見込むなど盛況のようですが、行った人の話からはまるで興味が持てず、私はパス。駅はごった返しているのですが、皆、菓子博目当ての人が多く、円教寺は今、とても人が少ないようです。（証にどの写真も人の姿がないでしょう（笑））もうすぐ若葉祭りとあって、新緑が美しい季節。去年訪れた夏とは、山の木々の呼吸もまるで違うのが感じられます。個人的にはその呼吸が立ち昇るのが感じられる夏が好きですが、春は春でやさしく包まれる感じ。蛇やとかげなども多く見かける季節ですが、こういう場所で出会うとかわいらしく思え、こんにちは、と声をかけ後をついていきたくなります（笑）。どんな願いも叶うという摩尼殿。私も去年と同じ気持ちで手を合わせました。摩尼殿から白山権現へ。裏手の山道を上っていきます。写真のような木の根の階段が続き結構急な勾配もあるので足を運ぶ人は少ないのですが、やはり私にとっては、白山権現は外せない場所。写真の向かいに小さな小屋があるのですが、そこで少し休憩、持参したペットボトルのお茶を飲み、しばらく読書をしました。誰もやってきませんのでひとり羽を伸ばし満喫（笑）。静まり返った森に鳥の声がこだまします。ひと休みした後、山をどんどん下ってみました。途中まで降りてまた上り、途中別ルートへ周りまた下ってはまた上り．．．。自然歩道ですので歩きやすくなっています。大体の感じをつかんで三つの堂（大講堂、食堂、常行堂）があるところまで戻りました。下の写真右が僧侶の学問と修行の場の大講堂で、左が食堂（じき堂）。食堂の階段のところに写っている方は、先日のテレビに一緒に出られていた方。食堂裏の長い廊下。写真下は右が食堂、左が常行堂。食堂を真ん中にコの字形に大講堂と常行堂が並んでいます。常行堂次いで奥の院へ。開山の性空上人を祀ったお堂があります。前回と同様、本当に詳しく歴史についてお話を伺いました。今の季節、椿の花が至るところで咲いています。堕ちた花が山道のあちこちに散乱していて、道を埋め尽くすまではいかずとも椿の道と呼びたいくらい。展望公園から。今の季節は霞んで周りの山々がはっきりしませんが、かえって現実離れして思えます。いくつもある保存樹のひとつ。仁王門の裏。あまりこんな写真を載せる人はいないかも（笑）。前回とあまりにも写真が重なるのもどうかと思い．．．。これで円教寺を後にしました。帰り、そのまま近くのお寺に寄ってみました。門をくぐるのは久しぶりです。こちらは先日の藤棚や機関車がある公園の横にあって、聖徳太子にゆかりがあり播磨の法隆寺と称されるお寺、円教寺と同じ天台宗のお寺です。高麗と呼ばれた大陸の国から日羅という高僧がこの地にやってきた時、勤勉な聖徳太子は日羅から色々教えを受けることができると喜びました。長い月日が経ち、そろそろ本国へ帰りたい日羅とまだまだ教えを受けたい太子。日羅は太子にみつからないうちに帰ろうとこっそり抜けだすのですが、それを知った太子は日羅の行く先の田んぼの稲を念力で刀に変えてしまいました。そんなエピソードが残っています。そばにいてと駄々をこねる感じの聖徳太子がかわいらしく思えます。刀の田んぼから「とた」と呼ばれています。上の写真、下の写真が本堂。上の写真の右端に太子堂がありますが、残念ながら今は修復中です。　何度か日記にも載せていたここの法語は毎週たのしみにしています。この日は歩きに歩き疲れ知らず、と思っていたら、次の日は情けないことに寝込んでしまいました．．．。

藤棚の下で

雨上がりの後の気持ちのいい朝、ひんやり冷たくて風薫る空気を、立ち止まって感じたくて、大きく深呼吸したくて自転車を降りました。公園の藤紫が目に飛び込んできて、すぐに離れたくなくて藤棚の下のベンチに腰掛け、鞄の中から本をとり出し読み始めると、それがまるで心地よい音楽を聴いている感じで、聴き洩らすまいと追いかけるように夢中になってしまい、ふと気付いた時には思わぬ時間が経ってしまっていました。これならもうしばらくの間、30分早起きして今日と同じ時間を楽しみたいと思います。本も先を急ぐ気持ちにブレーキをかけながら、ゆっくりゆっくり読み進むことにします。藤棚のすぐそばにある機関車です。

食べ物日本地図の面白いデータ

日経ネットの「食べ物日本地図」ご覧になったことありますか？食に関する色々な統計があって、それぞれの地方、都道府県別でもグラフが確認でき、日本各地の食の風土分布が一目瞭然、面白いデータになっています。先日のコメント返信の中で、明石だこの天ぷらには藻塩と書き込みましたが、和歌山では８０％以上が天ぷらをソースでいただくと知って、ちょっとびっくり。旅館などでもそうするのかしら？糸魚川静岡構造線くらいを境に、西は多く東は少ない結果になっていますが、私にはない感覚で、私は専ら天つゆやお塩派です。あっ、何もつけずにいただくこともありますよ。お醤油に関しても、薄口醤油を使いますか？でよく使うが全国で27.6％。私は濃口よりも薄口の方が頻度も量も多いので、これにも驚きました。少なすぎるという感覚なのですが、地方によって様々ですね。他にも面白いデータが目白押しです。皆さまがおやっ？と思うのはどんなことでしょう？写真は日記と全く関係ありませんが、マイセンのカップ。ソーサーはありません。

今日も神社へ

今日も通勤の際のほんの僅かな時間ですが、会社近くの神社へお参りしました。ひっそりとひと気のない神社で物思う、私が大切にしている時間です。まぁ、散歩と何ら変わりないのですが．．．。ここは34代舒明天皇の時代（629～641）に創建されたのが始まりだそうで、「だいこくさん」と「えべっさん」（大己貴大神と恵美酒大神）を祀っています。鎌倉中期に現在地に遷座されたとか（現本殿は1943年完成）。それらは今はここになき釣鐘に刻まれていたそうです。釣鐘は明治の初め、排仏棄釈の余波を受けて売られてしまったのを、大東亜戦争中、金属類供出の直前、釣鐘のある場所が判り、鐘の銘文を拓本にとってきたようです。上の写真（本殿）手前の松の木は、同じ根元から雌雄の幹が伸びていて「結びの松」と呼ばれています。また、写真には写っていませんが、境内には歴史資料館もあって、その看板は小泉純一郎元首相の直筆。武者小路実篤がここを訪れた時に、残した歌の碑があったりします。上の写真が現本殿が完成するまでの本殿とされる神社。江戸時代1658年。ここは会社近くとあって、会社関係者の絵馬も沢山見受けられました。竜宮門と呼ばれる独特の形をした神門。この門と手前の鳥居の間には保育園があり、かわいらしい色とりどりの遊具が並んでいて不思議な感じの場所となっています。みなさま、普段のお料理や食卓に並べるお塩はどんなものをお使いですか？ここから西へ数十キロ行くと、忠臣蔵で有名な赤穂の地があります。赤穂というとお塩が有名ですが、もともとこの神社の辺りは早くから塩田開発されており、味が上品であると江戸にまでその名が届いていました。この辺りが工業地帯になる前のことです。ここの技術者たちが赤穂や四国などにも伝えて発展し、今のお塩があります。この「塩」のことについては、以前から詳しく調べてみたいと思っているのですが、なかなかです（苦笑）。

お参りしてきました

「我を信ずる輩は諸の悪事災難風波の難を救はん」 通勤途中、ちょっと寄り道、ここにお参りしてきました。延喜元年（901年）、時の右大臣、菅原道真が九州の太宰府に位を下げられて流される途中、急に天候が悪化し乗っていた舟が先に進めなくなり、止むを得ず浜に舟をつけ、天候の回復を願う一行は辺りのお宮に数ヶ所お参りし、海上の平穏と萬民の幸福を祈りました。そしてまもなく風雨もおさまり穏やかな天候となって舟旅ができるようになりました。菅原道真は舟に乗る前に何を思ったのか避難していた松林に一本の松の木を逆さまに植えました。その後、道真は九州で亡くなりましたが、没後に罪も許され京都の北野天満宮に祀られました。それを知った村人達は道真が参拝したゆかりの宮に天満宮を祀りました。その数は15社を数えたのだそうです。室町時代のある日、15社の神主の夢枕に道真が現われ、「私が太宰府に下る時、松林で天候が回復するまで休息したことがある。そこに宮を建てなさい。」とお告げになりました。すぐに松林に行ってみると他の場所は松が生い茂っているのに、一ヶ所だけ何も生えずに白砂の場所があり、菅原道真が休んだ跡とされる所でした。道真が亡くなって数百年経っているのに、そこだけは昔のままだったのです。そこでこの地に宮を造営し15社の宮から神様を移しました。写真の天満宮がその場所です。長和元年（1012年）小祠を建てお祀りしたのが起源とされますが、文安元年（1444年）に社殿を建立し学問の神として祀った後、改築、修理を重ね、今の朱塗りの社殿は昭和50年完成と新しいものになります。今も道真が逆さまに植えたといわれる「菅公お手植えの松」の二代目（初代の松は明治初年枯れてしまっています）が残っています。この辺りには、菅原道真と関連のある場所が多く存在していますが、あまり知られていないのが、この天満宮より北へ数キロの天神さまです。村の医者の娘だった女性が道真公８歳の時まで乳母をつとめています。勿論京の都で。８歳になった時に惜しまれながらもこちらへ戻ってくるのですが、４０年ほど経ち、菅原道真が大宰府へ流される途中、天候悪化で休息のため上陸した折に「私の乳母だった人の出身がこの近くだと聞いている。生きているなら是非会ってみたいものだ。」と思い訪ねて行ったところ、その女性は健在だったそうです。その時道真公は、「ながらえて　ありとも我は　思はじな　逢見るそ社　つきぬ奇縁ぞ」（長生きしてももう会えるとは思いませんが、ここで会えたことは縁があったからです）と短冊に書き記しました。天神さまのご神体はこの短冊なのだそうです。そしてその乳母だった女性もここに眠っています。

是非、是非、この勇気ある声を聞いていただきたく

著作権等の問題があるかもしれませんが、是非、是非、この生の声を聞いていただきたくリンクさせていただきます。今回のアピールの場を作った青山繁晴氏が「視聴者の方々、どうぞこの中身をインターネットでどんどん書き込んで下さい」と転載推奨していらっしゃいますので．．．。以前、この日記にも書きました兵庫県にあります書写山 圓教寺 大樹玄承 執事長が関西ローカルテレビに生出演され書簡を読み上げられました。勇気あるご発言に敬意を表します。また、今日のこの内容に関するコメントはなしでお願い致したく。----------------------------------------------------今、私たち日本の仏教者の真価が問われています。　チベットでの中国の武力行動によって、宗教の自由が失われることに心から悲しみと、止むに止まれぬ抗議を表明せずにはいられません。　私たちはあくまでも宗教者、仏教者として、僧侶をはじめとするチベット人の苦しみを、もはや黙って見過ごすことができません。　チベット仏教の宗教的伝統を、チベット人の自由な意思で守るということが、大切な基本です。　皆さんは、日本の全国のお坊さんがどうしているのかとお思いでしょう。　日本の各宗派、教団は日中国交回復のあと、中国各地でご縁のある寺院の復興に力を注いできました。　私も中国の寺院の復興に携わりました。　しかし、中国の寺院との交流は全て北京を通さずにはできません。　ほとんど自由はなかった。　これからもそうだと、全国のほとんどの僧侶は知っています。　そして、日本の仏教教団がダライ・ラマ法王と交流することを、北京は不快に思うこともよく知られています。　あくまでも、宗教の自由の問題こそ重大であると、私は考えています。　しかし、チベットの事件以来、３週間以上が過ぎてなお、日本の仏教界に目立った行動は見られません。　中国仏教界が大切な友人であるなら、どうして何も言わない、しないで良いのでしょうか。　ダライ・ラマ法王を中心に仏教国としての歴史を重ねてきたチベットが、今、なくなろうとしています。　私たちは宗教者、仏教者として、草の根から声を挙げていかなければなりません。　しかし、私の所属する宗派が、中国の仏教界関係者から抗議を受けて、私はお叱りを受ける可能性が高いでしょう。　このように申し上げるのは、私たちと行動を共にしましょうということではないのです。　それぞれのご住職、檀信徒の皆さんが、これをきっかけに自ら考えていただきたいのです。　オリンピックにあわせて、中国の交流のある寺院に参拝予定の僧侶もいらっしゃるでしょう。　この情勢の中、中国でどんなお話をされるのでしょう。　もしも宗教者として毅然とした態度で臨めないならば、私たちはこれから、信者さん、檀家さんにどのようなことを説いていけるのでしょうか。　私たちにとってこれが宗教者、仏教者であるための最後の機会かもしれません。書写山 圓教寺 執事長　大樹 玄承　平成20年4月5日----------------------------------------------------Japanese Buddhist leader(Engyoji Temple)protested the suppression in Tibet.Now the real values of we Japanese Buddhists are being tested.We are in deep sorrow of the Chinese violent suppression in Tibet depriving Tibetans of their religious freedom and can't help but express our strong protest against it.We can no longer overlook the pain of the Buddhist monks and other Tibetans as religious persons and Buddhists.Tibetans keep up religious traditions by their own free will. It is an important basis.You may wonder what Buddhist monks in Japan are doing and thinking.After the resumption of diplomatic ties with China, religious denominations and ommunities of Japanese Buddhists had dedicated to the restoration of temples which we have connections all over China.I myself had also gotten involved with the restoration of Chinese temples.But we had to be monitored by Beijing to contact with Chinese temples.We felt we had little freedom.Most monks know it will continue.And it is also well known that Beijing feels annoyed by our contacts with Dalai Lama.I think the problem of religious freedom is absolutely serious.Since the affair in Tibet, three weeks have passed.But the Buddhists in Japan have not taken any kind of action.Why do we say nothing and do nothing if Chinese Buddhists are valued friends to us?Tibet with a history as a Buddhist country centered around Dalai Lama is disappearing.We must take part in grassroots activities as religious persons or Buddhists.But our denomination will be protested by Chinese Buddhists and I will probably be rebuked.I am not saying you should act with us.I hope resident priests and supporters of Buddhist temples take this opportunity to think what we have to do.I think some priests are scheduled to go and worship at Chinese temples for the Olympics.In this circumstance what are you going to preach in China?What can we preach to our supporters if we can't stand firmly against Chinese suppression as religious persons?This may be the last chance for us to be religious persons orBuddhists.Shosyazan Engyoji Temple Shitujichou;Ohki Genjo

この写真は何の写真でしょう？

実はつい先日、日が落ちてから暗闇に近いところで携帯のカメラで撮ったこの橋、フラッシュを忘れていて真黒だったのを加工ソフトで自動補正してみたらこんなになりました。３枚は少しずつコントラストを変えてみただけです。橋は残念ながら感じられないけれど、なんだかちょっと幻想的できれいと思うのは私だけ？もし明るい時間帯に撮っていたら、角度的にもこんな感じの筈でした。

桜が咲き始めました

こちらでも桜がちらほらする季節になりました。通勤途中で少し咲いているところを発見しましたが、まだ下の写真のように、○分咲きの「分」までもいかないくらいの木が多いです。この調子ですと今週末くらいが満開でしょうか？小学校の入学式などもまだ桜の花に迎えられそうです。先日、この日記に書いたワインのことは先週号（3月27日号）の「週刊新潮」Ｂ級重大ニュースのひとつに取り上げられていたのですが、その記事が載っている次の頁とその次の頁に、渡辺淳一さんのエッセイが載っていて、梅、桜、桃について書いてあります。渡辺淳一さんは、以前から「梅は本妻、桜は愛人」と仰って、女性、梅側からも桜側からも叱られたご経験もおありとか。こちらにもそのことに触れた対談が載っています。今回のエッセイでも、「まず、梅は凛として落着いている。もともと「梅は枝ぶり」というように枝は地味だが、そこに複雑なうねりや凸凹があり、生きてきた年輪の深さを思わせる。くわえて、花は美しいが控え目で品がある。」「梅に比べて、桜はまさに梶井基次郎が「桜の樹の下には屍体がある」と喝破したとおり、死者の精を吸い尽くしたかのように咲き狂う。この美しさというより艶やかさはまさに愛人そのもの。とにかく桜の咲き方には、まわりや人目など一切気にしない。自分だけ美しければいい、といった気配が満ちている。」と書いていらっしゃいます。梅は生け花に使われるが、桜は使えない、床の間に飾れないこと、梅と桜の根本的な違いは、梅は実をつけるが、桜は実を結ばないことを挙げていらっしゃいます。ここは私もウンウンと頷くところではあるのですが、今回のエッセイでは「桃の花はなにか・・・・・」ということについて考察していらっしゃって、エッセイのタイトルになっています。「桃は何にたとえるべきか。そこで思いついたのが、本妻と愛人を兼ね備えた浮気をしている妻、わかり易くいうと不倫妻。」だそう。「妻で、なおかつ愛人にもなれるのだから、考えようによっては女性のエリートかもしれない。桃は桃源郷といわれれるほど、男心をとりこにするし果実まで実らせる。これこそ梅と桜、両方のいいとこどり。」と。私は、え～っ、そう？？？とほほ笑んでしまうのですが、皆さまもそんなイメージですか？因みに私は現在、梅でも桜でも桃でもありません（笑）。どれもそれぞれ魅力的に思います。　　　　

国産最古級のワイン　幻のワイナリーのこと

いつも買う週刊誌「週刊新潮」、毎号楽しみにしているＢ級重大ニュース１０件の記事のひとつに隣町のことが載っていました。「播州１８８０年物」というタイトル、明治政府が明治13年（1880年）に開設したワイン場跡地から11年前に発掘されたボトルの中身をこの度分析したところワインと断定したこと、分析を進めれば葡萄の種類なども特定可能だけれど残存量が少ないため調査がペンディングと。　　ちょっと嬉しい、だけど残念、いかにもＢ級重大ニュースに登場しそうな記事だな、とそこはにんまり。かつてここに存在した葡萄園に関してはあまり知られていませんが、明治政府が蒲萄栽培とワイン醸造を行い、ワインの輸出までも目指した当時の国家的プロジェクトの拠点でした。鹿鳴館に代表される欧化政策のみならず、米の節約（ワインを普及させることで清酒醸造を減らし米を食糧に回す）や、ワインの輸出による外貨獲得までをも視野に入れた遠大な計画だったようです。ただ町史でもこの葡萄園についての記述は僅か、当時の政府に宛てた報告書「農務顛末」に記述が残っているのみとされ、判っていないことも多くあります。政府が候補地探しをした1879年、翌1880年3月13日の視察、3月14日には苗樹を仮植えして、15日からは葡萄樹の支柱を建て苗樹を植え始め、4月5日までに28,556本を植えたと記録されています。驚くほどの超スピードでしょう。今では考えられないようなことが起こっています。葡萄畑だけでなく地下室を備えた醸造所やブランデーを作るための蒸留設備まで備えた、日本史上唯一の本格的ワイナリーだったそうです。葡萄園の回りには樽材用に楢の木まで植えられていました。フランス各地のワイン醸造に向いた品種を中心に百種類ほどのブドウが栽培され、その栽培方法は、垣根作りで１ヘクタール当たり5,000本近いブドウ樹が植えられるという本格的なものだったそうです。が、当初は順調にみえた葡萄園運営も、大久保利通が開園直前に暗殺され政治的後ろ盾を失ったこと、虫害などで成功せず、民間に払い下げられて（払下価格5,377円、開園後の国の投下資本8,000円）まもなく廃園に。事業が失敗に終わり、地域は畑作から米作への転換を強いられています。「今日、日本のワイン産地の多くで行われている棚づくり、低植栽密度、高収量（フランスの２倍程度）とは程遠いワインづくりにとって理想的な栽培方法が取られていたことには驚きを禁じ得ない。この葡萄園が時期尚早であったために完全に破壊され、溜池を造り灌漑することによって葡萄栽培に不向きな土地にされてしまったことは、日本のワインづくりの進歩を百年間停止させる結果になったのである。」と専門家は記しています。この葡萄園は元々、地元の人々が夢や希望を託したわけでなく、不公平極まる地租改正の重税による苦しみの中で開園されました。今でこそ、この近りは緑と水に恵まれた地域で田園風景が続いていますが、元来、水利に乏しく、水との苦しい闘いの歴史が存在しています。上の写真は、この葡萄園跡地の近くにあるつい数年前まで現役だった掌中橋（水路橋）、疎水の面影を残しています。この時の橋によく似ているでしょう。共に大切な水を運んだ橋、地域の歴史を語る橋です。ワイナリーとしては失敗に終わったこの葡萄園運営も、色々な影響を残しています。 地租改正などによる生活苦を経済面で救ったこと、視察した政府高官たちに、地域をより深く理解してもらえたことで後の疎水の建設運動にプラスとなったこと。ここのガラス室で試みた葡萄栽培が後の葡萄温室栽培の原型になったことなど。この葡萄園が続いていたら―――　ふとそんなことを思います。今日はここより少し東にある神戸ワイン城のワインをいただきました。このワイン場跡地の保存や橋の保存など、ここずっと気になっている事柄です。

マーティシ・ミクロシュ氏の描くブーケ

かれこれ一カ月以上もご無沙汰してしまいました。お久し振りです。ちょっと気を抜けないことが続き、それに集中するためブログに向かえない日が続きました。すっかり季節は春ですね。今日の写真のプレート、違和感を感じられた方も多いのではないでしょうか？このプレートはＫＰＭのロカイユの白磁にヘレンドの元マスターペインター、MATIS MIKLOS氏がブーケを描いています。違和感とはＫＰＭのブーケでもなくヘレンドのブーケでもないところからくるのでしょう。ただ、ふんわり、どこまでもやさしいブーケです。MATIS MIKLOS氏、彼はヘレンドのマスターぺインターとしてマリアテレジアの大皿など手掛けたり、大相撲ハンガリー友好杯の壺などを制作した実績がある方です。彼の祖父はハンガリーの地方都市にマーティシストリートという名を残すほどの高名な画家でしたし、父もまた画家、そんな環境で育った彼も幼いころから非凡な才能を発揮し、やはり絵を描き続けています。1974年ヘレンドに入社し、1976年には作品に署名が許される最年少のペインターとなり、1987年にマスターペインター試験に合格、1990年にはヘレンドで最も優秀なペインターとして認められました。1991年に日本の百貨店で絵付けのデモンストレーションを行うため来日、そして1994年、再びデモンストレーションのため来日。この２回の来日で日本に強く惹かれ、気に入った彼はヘレンドを退社し、現在、東京、名古屋、京都、神戸で磁器絵付け教室を開講する傍ら創作活動を続けています。自分の気に入った地で自分の好きな仕事をする、充実した日々を送っていることと思います。このお皿は磁器絵付けのお手本といったところなのですが、なかなかこうは描けません。平日で通えない神戸の教室は、ガラス越しに多くの作品や絵付けを待つ白磁たちが並んでいるその横を、いつも羨ましく覗き込みながら通り過ぎます。いつか習ってみたいと思う磁器絵付け、その夢は叶って欲しいような欲しくないような．．．。　マリアテレジアの大皿に向かうMATIS MIKLOS氏と今日の写真のお皿の裏側

ＫＰＭのコーヒーセット

「うるわしく、あでやかに咲く花でも香りがないものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。」今週のＫ寺の法語です。「言うは易く行うは難し」ということわざがあります。どんなに小さなことでも日々の積み重ねによって香しい香りを持った花になり、やがて立派な実を結ぶということでしょう。行動することこそが大切ですね．．．。写真はＫＰＭのコーヒーセット。自然に咲き誇っている花々が小さな昆虫とともに生き生きと描かれていて、今にも匂い立ってきそうです。今日は先日の雪景色から一変、日中、暖かくなって春が近づいていることを感じました。

小さなブローチ

星の王子さまが愛した一輪の薔薇は、かけがえの無いたったひとつの薔薇はこんなだったのでは？と思わせるような、ロイヤルコペンハーゲンの小さな磁器製ブローチ。大変丁寧に作ってあります。写真では大きく見えるかも知れませんが、４cmちょっとです。

ロイヤルコペンハーゲン　クリステル星座プレート

ロイヤルコペンハーゲンの小さな星座もようのプレートで山羊座と水瓶座。これは店頭で他のプレートが売り切れだったために、この２枚だけの購入で止まっていてホッとしています。楽天には他のものがあっても．．．。kopanda06さまが何度かご紹介されていたBjorn Wiinbladのマンスリープレートも同じで、以前ブログに載せたことのある６枚以外増えていないし、今後も増えないと思っています。こういうところも自分で解らないなぁ～と思っている部分です。とっても安価で買いやすい金額なのですが．．．。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

誕生日に思うこと

えんまさまへのおくりものある国の王様は、自分の死後、えんまさまから裁きを受けることを知り、自分が死んだら沢山のおくりものをもって行こうと考えて、国中から宝ものを集めていました。この国に貧乏な母とその息子が二人、暮らしていました。父は早く亡くなったため大変苦しい毎日を送っていました。ある時、その息子が王女様に恋をしました。だけど貧乏なためにおくりものをもって会いに行くことができません。息子はとうとう体調を崩し寝込んでしまいました。母親はそんな息子が不憫でなりません。息子の願いを叶えてやりたい、せめておくりものを持って会いに行かせてあげたい、元気を取り戻してほしい、だけどおくりものを用意できる余裕はありません。そんなとき、母親はふと思い出しました。亡き夫が、えんまさまへ差し上げようと、金の宝ものを口の中に入れていたことを。もしかしたらとお墓を掘り起こしてみたところ、金の宝ものはそのまま残っていました。それで息子はみるみる元気を取り戻し、その宝ものを手に王宮へ行って王様と王女様に会うことが叶いました。息子が差し出した宝ものを見た王様は驚きました。「この国に、まだこんな宝ものが残っていたとは．．．。」自分が既に大方集めつくしていたとばかり思っていたからです。王様は若者に事情を尋ねましたが、その訳を聞くと今度は落ち込んでしまいました。「あの世へは、たったひとつの宝ものさえ持って行けなかったのか．．．。これまでこつこつ宝ものを集めてきたというのに、持って行けないのであれば意味がないではないか．．．。」その時、そばで様子をうかがっていた賢い大臣が静かに言いました。「王様、この世のものは何ひとつ持っては行けません。ただし死後のために善い行いをするとよいでしょう。えんまさまは、善い行いを積んだ人にはやさしい顔でお褒めになられ、悪い行いには恐ろしい顔でお叱りになるといいます。王様にとって善い行いとは、憐れな人々、貧しい人々へ施すことです。」王様は、深く大きく頷かれました。------------------------------------------------私（たち）は何故、必要なものを必要な数だけもつ暮らしができないのでしょう。最小限でなくとも暮らしにちょっぴり彩りが感じられる程度で充分な筈です。それが私はいつの頃からか、とりつかれた様に磁器を買い、累計を描くカーブは緩やかになったものの、それでも右肩上がりの傾向が続いています。買うことは楽しく嬉しいことでもありますが、反面辛さも含んでいて自分のことながら痛々しく感じる時さえあります。この先、抜け出せる時が来るのでしょうか．．．。またひとつ歳をとった今日、そんなことを思いました。（アトムおじさんの日記で話したことがちょっと影響しているようです。）