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ぱきらちゃん

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2006年03月28日
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カテゴリ:たわいの無い話
 
 恐怖のゴミは何処までも私を苦しめる。 
 
 もちろん、その恐怖のゴミには、仲間もいるわけで・・・・ 

 
 
 
 一番の恐怖のゴミは前回の○だが、← 漢字1文字よん
 それ以外は、やはりゴミの山だろう。
 
 
 日本が最初から分別されていたわけではないから、勿論この方にとっては中年以降になってからの実施。 

 今ひとつ理解していない部分もあるようだ。 

 
 そうなると、どうしていいのか解らないらしく、溜めだすのだ。
 
 
 引越された数年前から訪問しているのだが、最初の部屋を見てびびった。
 
 
 あんぐりと口が開いてしまったのだ。 
 
 段ボールから出てくるのは、全てゴミだったのだ。 
 
 液状化しているマヨネーズが数本。
 中身が空っぽになったドレッシングの瓶の山。 
 カビの生えた衣類に、取っ手が取れて使いづらそうな鍋がゴロゴロ。 
 
 住宅洗剤がゴロゴロ。 

 
 そして、この方の好物なのか・・・ポン酢?の瓶が10本以上。
 期限は全て切れていた。 
 

  
 本来なら、そういったことは出来ない。
 
 しかし・・・・・あまりの衝撃に無言で整理し始めてしまったら、もう止まらなくなってしまった。 
 
 
 一ヶ月以上かかって、段ボールの山にあった、あらゆるゴミを分別し、6畳の台所を分別のゴミ袋で埋め尽くしたのだ。
 
 ご主人は外に出ることが出来なくなってしまったので、( 入り口がふさがれて ) それをまた数週間かけて、せっせ、せっせと運び出したのである。
 

 あまりのゴミに、私は少々きつい事を言ってしまった。 
 
 
 「これ全てゴミですよ・・・」
 
 
 ご主人はしょんぼりしていた。 
 

 「どう分別していいのか解らなくて・・・」
 
 
 話を聞くと、以前住んでいた所は、不法投棄が増えていて、ゴミ捨て場に交替で見張りがついていたとか。 
 
 最初は夜中にこっそり捨てていたらしいのだが、それも 「誰かが見ていたらどうしよう」 と恐ろしくなり、可燃ごみ以外は捨てなくなってしまった。 

 時々遊びに来ていた娘さんに分別してもらって、自信のある物を堂々と処分に出していたとか。
 
 
 

 そう・・・ 
 

 この方は、ゴミと共に引っ越してこられたのである。 

 
 そしてある程度綺麗に片付くと・・・ 

 
 
 またゴミで埋め尽くされていくのである。 
 

 さすがに同じ事になるのは嫌なので、こまめにこまめに分別して、後は捨てるばかりにしておく。 

 
 「明日○○ゴミの日ですから、これとこれ、出して下さいね~」 
 
 ご主人
 「これとこれね、明日ね。朝ね。分かりました」 
 
 
 
 そして次に訪問すると 
 

 
 
 
 そのまま置いてあるのだ。 
 

 ? と思い、確認してみる。 
 
 
 「あの~、これ・・・・」 

 ご主人
 「うん? ああ、寝過ごしちゃってね~、あははは・・・」 

 
 
 
 そしてまたどんどん増えていくのだ。 
 
 
 
 この方はとっても健康で自立しているので、自分で出来る事はしていただかなくてはいけない。 

 
 ゴミの分別の仕方も説明し、袋も準備万端にしておくのだが・・・ 
 

 
 
 
 
 なかなかゴミ出しをされない。 

 
 何故か聞いてみると・・・・・ 
 
 

 
 
 
  「ゴミというのは
   溜まったら出すものだ」
 
 
 
 
 
 ・・・・そう返答されてしまいました。 
 
 
 溜まったら・・・それにも限度があると思うのだが、この方にとっては段ボール10箱くらいなのではないだろうか。 
 
 45リットルが一杯になっても、まだまだ増やしてから捨てないと、気がすまないらしい。 
 
 
 
 
 この方の住まいは、1階の庭付きである。 
 
 次第に・・・その庭に置かれるようになってしまった。 
 

 と言うよりも、隠している? 
 
 
 
 ゴミ出しに間に合わなかったゴミを、庭に放置するようになってしまったのだ。 
 
 冬ならまだしも、それを夏にされてしまっては、たまったものではないだろう。 
 

 娘さんは口をすっぱくして注意?しているようなのだが、一向にゴミ捨てをする気配は無いのだ。
 
 見かねた娘さんが、夜中にせっせと捨てていたようなのだが、身内がやるから本人がやらなくなる。
 そう考え直したのか、また知らん顔するようになったらしい。 
 

 ああ・・・ゴミとの闘いは、いったいいつまで続くのだろうか・・・。 
 
 

 
 
 
 
 





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最終更新日  2006年03月28日 21時36分29秒
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