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搬送先の緊急病院で、一通りの検査をする為に、数日間入院する事になった。 結果は・・・少々貧血気味ではあるものの、特に異常は見当たらず。 自宅に帰ってもよろしい となると、嬉しい物ではなかろうか。いやいや、寂しがり屋の彼女は、帰りたくなかったのかどうなのか。 独居のままでは不安が大きかったよう。 早速介護保険の認定を受け、ヘルパーを頼める事になり、娘さんたちは一安心。 ヘルパーが毎日、それこそ365日訪問するよう組む。 その大半を私が受け持つ事になったのだが・・・・・・ 当初は私以外の方がまとめて訪問していたのだが、どうも負担が大きいという事で話が回ってきた。 当初に訪問していた方を桜さんとする ( 何の意味も無い名前です ) 私が最初に訪問するときは、この桜さんから色々教えてもらった。 戸建てに住んでいらしたが、二階は誰も使用していないので、掃除などは一切なし。 あくまでも一階の掃除・調理に買出しに洗濯、後はお風呂の見守り。 桜さんは一回数時間の訪問だったが、私は都合がつかなくて、桜さんよりも少ない時間での訪問だった。 なので、必然的に同じ仕事をこなすには、桜さんよりも猛スピードでしていかなければ、とてもではないが終らなかった。 この方のお宅には、毎日ヘルパーが入っているから、そんなにやる事はないだろう・・・と思われていた。 小さい子供がいるわけでもないし、ペットを飼っているわけでもない。 動き回るわけでもないから、毎日毎日掃除をするほどでもないし。 毎日掃除をしている方はいるかもしれないが、わざわざヘルパーに来てもらってするまでもない、と言う意味です。 介護認定を受ける前にも、何度も体調が思わしくない事を口走っていたようだが、特に何も異常はないままで、日常生活は独りで送れていた。 それが今回の救急車搬送から何故か急に、突然、彼女は 「何も出来ない」 人になっている。 桜さんとは、接触する機会があまりなかったので、直接おばあちゃまについて話し合ったことが無かった。 連絡ノートのようなもので、細かい連絡をとったりしたくらい。 挨拶から入り、身体の状態を確認したり、連絡事項の確認、天気の話から世間話、そんな感じで、緊張を解きほぐしていく。 それからまず昼食のための買い物の内容を確認する。 確認するんだけど、確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ が、ものすっごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく 時間がかかるのだ。 買い物確認に、長いときは30分近くかかった。 これで訪問時間の三分の一は取っている。 私の内心は、「いらいらいらいらいらいらいらいら~」 しっぱなしだったりする。 勿論表情には出さないように、ニコニコニコニコ~♪ と笑顔だが、それがそのうち引きつってきたりする。 90分未満の間に、一日分の買出しに、一日分の調理に、洗濯に、浴槽の準備~入浴見守り~浴室の掃除、洗濯干しに乾いている分の取り込みからたたみ、一階部分の掃除に、ゴミの分別からゴミ出しの準備だ。 おまけにおばあちゃまが食べ終わった朝食・昼食の後片付けまである。 これを、これを、上記の事を、全て90分未満でやらないといけないのである。 おまけにおまけにおまけに、ここは田舎だ。村だ。 買出しのスーパーなんて、徒歩では無理。 車を出さないと行けない。 更に更に更におまけがあり、おばあちゃまは 話が長い これは・・・・プランを変えない限り、無理。 桜さんの場合、私よりも1時間長い訪問であるからして、かろうじて出来ているとか。 私がドタドタ慌ててやっている事を察してくれたのか、買い物に行かなくても良いように、余分に買出ししてくれるようになった。 これはもの凄く助かった。 しかし・・・・・これがまたうまく行かなかった。 おばあちゃまは、ケアマネに苦情を言ったようだ。 「あのヘルパーね、買い物に行ってくれないのよ」 「え・・・・・」←私の声 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月27日 23時13分33秒
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