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ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

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2023年03月23日
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平日です。
眼科定期健診のため仕事を休みクリニックへ。
9:00から診察開始の9:00予約なのですが、なぜか9:00診察終了という神業。

せっかくですので、この日はちょっと更に遠くに足を延ばしてみようと、しばしテレビの旅番組でも話題になっている高砂市にある生石神社に。

山の山腹に建っていたのですね。
実際に道路から楼門を目にしてその位置におっと感じたのですが、それ以上に目を見張ったのが、その東側のえぐれた山肌。
つい最近、このような光景を目にした覚えがあるのですが……。
既視感が……。
しかも、石段が急だわ。

 

生石神社は一般的な拝殿を本社と呼ぶそうです。
本殿なしの御神体はあの浮石。
ちなみに、この本社は割拝殿。
しかも立派です。

 

この神社のお参りの後に出会うことになるマニアックな年配の方のレクチャーを受けたところ、この地域はもともと物部氏一族の領土だったそうです。
が、蘇我氏一族との争いに敗れて、ここ一体の召し上げれ、それに関しては不都合なことということで、物部氏の名前は一切、神社の縁起には出てきませんが、そのマニアな方の話だと本来は物部氏をお祀りした神社だということです。
まぁ、1500年近く前のことですので、諸説が涌いて出てくるわけですが、それもさもありなん。

で、この浮石の細工をしていたのは物部守屋。
そのマニアの方のお話だと、この時代、この山は実は島だったそうで、ここから守屋はこの巨石を切り出し、自分の本拠地に近い八尾辺りに持っていくつもりだったとか。
岩の側面中央部が少しへこました状態で削られているのは、そこに大きな板を挟み込んで海に投げ出した時にその板が巨石の浮き輪代わりになり、巨石を沈まないようにする工夫だったのではないかということも語っていらっしゃいました。
確かに理にかなっている!

が、残念なことにこの巨石を切り出して検証することはできないので、あくまでも机上の空論。
いや、空論になるかは分からないですけれど。
それにしても、よく底面をかなり削っておきながら、そこから1500年以上倒れないでいることと。
強く感心しました。
この石の裏では更に調査をされている最中でした。

そして、この神社の裏手がお山の山頂。
5分もかからず登頂。
その奥に行くと、正面遠くにまた巨石が顔を出していらっしゃいました。



左上にこっそりゴリラみたいな岩があるのですが、見えづらいかも。
まぁ足元も巨石でごろごろというのは分かってもらえるかと思います。

で、です。
ここで終わりだと思っていたのですが、番組で放送されるのってほんのさわりのところなんですね。
実はこのお山全体を巡れるコースがあったことがここに来て判明。
そりゃ、巡らねばならないでしょうということで、お山、つまり竜山を1周してきたわけですよ。
本日のいちばんのイベントはクリニックでの診察でしたので、山に入る準備は全くしていなかったにも関わらず……。
はい、洋服を汚さず、破らないように必死で山の中に入りましたよ。

お山に入る前の山麓に「加茂神社」というのがありました。
はい、ここでマニアな方にお会いしたのです。
この神社の氏子さんのおひとりで、ここは現在は氏子さん達が管理されているそうです。
「加茂」といえば、役行者が出身の一族。
葛城に関係があるのかとうっかり尋ねたところからレクチャーが始まりました。
でも、これがかなり興味深いもので、ベンチに腰を下ろして、先のような話を伺ったわけです。

この加茂神社は間違いなく鴨一族によって創建されたようですが、こちらの鴨族は上賀茂神社系列だそうです。
まぁ、上賀茂神社の一族もその前は葛城に至るのですけどね。

そこで、なんとこちらには日本最古の手水石が発見されております。
900年前のもの。




一見映えるハート型となっておりますが、はいこちらは鴨一族。
実はこのハート形は二葉葵を表しているそうです。
思わず、葵祭を連想してしまいましたが、まさにその二葉葵です。

レクチャーは続きます。
この地における物部氏と蘇我氏の関係性などもご教授頂きました。
そして、行基や道教のことまで話は及ぶのでした。

さて、ここから本格的な山に入っていきます。
と言っても100m程度しかありませんので、登山という感覚ではありません。

 

山の山腹に「觀濤處」という文字が岩肌に彫られています。
見えづらいのですが、その横にはなぜ彫ったのかという謂れも彫られいます。
江戸時代に、娘を失った父親がその思いを彫ってしたためたとか。
言葉にならないです。

そして、ここを過ぎるかかつての砕石場はあるは、古墳が何故か山頂近くにあるわで私にとってはお腹がいっぱいになりそうなお山。
あれっ、これつい最近似たような感覚が……ってもう一度言ってみました(笑)。

頂上付近には、旧採石場があったり、

 

古墳があったり、

 

城跡あったりと、バラエティーに富んだお山♪
 

まさに「聖地」でした。

 

いやーーー、本当に素敵な岩がごーろごろ♪
というのが、今回のお散歩記録でした。


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最終更新日  2023年03月23日 07時00分07秒
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