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ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

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2023年03月22日
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お散歩記事がまたまた溜まってきました(笑)。
いやーー、お散歩のし過ぎで画像の整理ができないのが要因。

「役行者」にどっぷりはまって以来、このワードで検索をかけることもしょっちゅうで、その中で引っ掛かったのが今回お散歩してきた「明星輪寺」。



縁起がそもそも凄いんですよ。
お寺のサイトからそのまま引用させて頂きます。​
持統天皇の勅願により鎮護国家の道場として朱鳥元年(686年)役の小角の創立にかかり七堂伽藍をはじめ一山五坊を創建し本尊虚空蔵菩薩を安置す。その後衰退していたが空海(弘法大師)来山し諸堂を再建修復す。このとき桓武天皇は勅願を下し封戸三百石を寄進された。久安四年雷火の為に伽藍残らずに焼失したが時の住僧は八方に手を尽くし復興を図って本堂その他諸堂は再建されたが、塔は再建出来なかった。その後、慶長十四年美濃高須の城主徳永法院壽昌公は本堂はじめ諸堂を再建された。江戸時代に入って大垣藩主戸田家は代々祈祷所と定め帰依し保護す、明治維新を迎えて新時代信仰の対象として広く一般参詣者を迎え法灯を今日に伝えております。

そりゃ、役行者で検索しているのだから、そりゃそうだってことにはなるのですが、この山にしてこの役行者ですよ。
この山、つまり「金生山」のことなのですが、これもまた引用させて頂きます。​
金生山赤鉄鉱は、4世紀段階から製錬され製鉄品の素材ともされ美濃を中心に製鉄品を造り続けたと考えられる。またその地金は各地域に搬出されたものであろう。7世紀後半以降 金生山赤鉄鉱は中央政権の主要な生産地としてその地位を保ったものと解することが可能である.
つまりですね、役行者がこの地を開山したのは持統天皇の勅命であったにしろ、ここが鉱山だと知っていたからということになります。

そして、このお寺の境内裏はお山の山頂となるわけですが、ここは石巣公園となっているのですが、​またまた引用です。​
本堂の上方一帯に大自然の巧みな造形により、カルスト台地の縮小版として無数の奇岩怪石が群立し自然岩石園であり、古生代二畳紀石炭紀の造成になる石灰岩層露出面が長期に及ぶ自然風化の妙味を現出している。
 

 

画像を見て頂ければ分かるのですが、確かに岩の公園というよりは、行場。
実際に私は岩の上を登りながら、山裏からも頂上を目指して観ました。
無事に登拝できましたが、かなりハードでした。
岩場だけならともかく、そこに生い茂る木々。
しかも、行場だからなのか、たまたまなのかは分かりませんが、かなり棘のある木がひしめいておりまして、山頂で出会った高校生くらいの男の子は指をこの木でぐっさり。
しかも、ここまで来るのに足を滑らせてビビッておりまして、ウエットティッシュ提供のために私の方が枝をかき分けて彼のところに行きました。
かなり男の子は私の足元を心配してくれたのですが、何せ田舎育ちな私。
三つ子の魂百まででして、この棘のある木だけを意識しながら避けて、彼のところへ到達したのでした。
そして、彼を少し足元がしっかりするところまで誘導するということにもなりました。
まぁ、公園とは名ばかりです。
もちろん、順路に沿えば問題はないのですが、このように巨石がたくさんあるところですから、全ての岩を観たいと思うのが心情でして(笑)。

この後、お寺の職員の方とも話し、更に職員の方がおっしゃっていたのは、「役行者らしい場所ですよね。石に鉱山なんて。彼は鉱脈を探すのが本当に上手です」。
もう、激しく同意!!!!
ここまで言い得て妙な職員の方はいらっしゃらなかった!
このように話す職員の方に出会えたことも嬉しい♪

そして、とっておきが、この本堂の内裏!
ご本尊は巨石なんですよ。
その画像は、直接撮影できないので(できても恐れ多くてできない)、リーフレットから借りました。




巨石を包む形で本堂が建てられているのです。
しかも、役行者がこの巨石に虚空蔵菩薩像を彫ったとか。
その彫像は見つけることができませんでしたが、磐座(巨石)好きでもある私としてはこんなに幸せなことはありません。

この金生山、古代から現代も採石が行われていますが、お山がえぐれたような形になっています。
どうにか保って欲しい。鹿さんもいるお山なんですよ!

 

そして、このお寺を後にして市中にある大垣城にも行ってみました。
こちらは元国宝。
戦時下で焼失し、取り下げとなった悔しいお城の1つです。
今は再建されていますが、それでも一度は目にしておきたいお城だそうです。
というのは、このお城は国内でも珍しい四重四階の作りとなっているのです。
「4」という数字は「死」を連想させ忌み嫌う数字のため、お城が4階というのはありえなかそうです。
そのような意味で稀有なお城だということで見学。



しかし、この作り以上に注目すべき場所があることを実際に足にして知りました。
それは「石垣」!
お城マニアの方にはよく知れたことなのかもしれませんが、ここのお城の石垣には何と、化石が埋まっております。
化石入りの石垣!!!
その理由は、私がこのお城の前にお参りした金生山から石を切り出していたからなのです。
いやーーー、金生山に行って良かった。
そう、金生山は鉱石だけでなく、古代(恐竜時代より前)の化石もざくざくと発掘されております。

 ←この石垣から化石を探せ(笑)!

 ←下方中心部から上にニョロっと出てるのがそれ。

とまぁ、こんな感じのお散歩でした。
石に始まり、石に終わる。


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最終更新日  2023年03月22日 07時00分09秒
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