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趣味というかライフワークの一つに完全に組み込まれた世界の本に戻します(笑)。
今回はムック本(別冊太陽)の『日本の古道を歩く』です。 ![]() あえて、古道を歩くことが目的ということはないのですが、目指す寺社に向かって歩いていたら、古道だったということはしばしあります。 歩いているところが「古道」であるということを地図上で知り、周囲を見渡すと小さな石物だったり石塔だったりと明らかに先人たちが歩いたのだろうという気配をそれらから感じ取ることができます。 そして、昼間でもうっそうと茂った森の中を歩いていると、今よりも活動的な服装ではないはずなのに、どうやってこの道を歩いたのだろうかとつい思ってしまいます。 本書は「熊野古道」「高野山町石道」「山の辺の道」「竹内街道」「伊勢本街道」「秩父巡礼古道」「箱根旧街道・湯坂道」「日光杉並木街道」、更には「坂本龍馬、脱藩の道」が掲載されています。 どれも有名どころの古道ですが、本書はガイドブックというよりは読み物としての形態をとっているように思えました。 その古道が造られた時の当時の様子というのが詳細に記されていて、読み応えたっぷりです。 私としては竹内街道に本書を読んで興味がわきました。 本書によるとここは日本最古の官道なのだそうで、すでに壬申の乱の時にはこの道は整備されていたようです。 当時としたら、多少険しい山道であろうとも、藪漕ぎをしながら進んでいくよりはよっぽどしっかりしたものだったのだろうと想像します。 私が興味を持ったというのは、この街道が二上山のすぐ南にあり、しかも壬人の乱の時には整備されていたとなると、今推し活中の(笑)、役行者ももしかしたら通ったのかもしれないと思ったから。 単純な理由ではあるんですけどね。 ただ以前當麻寺をお参りした時もこの竹内街道沿いにあるお寺について、僧侶の方からお話をうかがったこともあり、そのお寺単独でお参りするよりも、もしかしたら竹内街道を大阪側から奈良側に歩きながら、お参りするのも有りなのかもと思ったわけです。 先にも書いたように、古道についての説明も読み物のように記されていますので、読むだけで気持ちがその古道の時代にトリップした雰囲気を味わえます。 ちらっとでも古の道を本書で感じ取ってもらえたらと思いました。 ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月14日 07時00分07秒
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